※一回前の大会のプログラム・要旨集に掲載した予告.
日本生態学会50周年記念大会 ( 2003年, つくば )について企画の公募などの最新情報はネットで(http://jes50.cool.ne.jp/)日本生態学会は2003年に創立50周年を迎えます。これを記念してさまざまな事業が計画されていますが、そのひとつに日本生態学会50周年記念大会があります。この記念大会は、例年の大会とはひと味違ったものにしようと考えています。会期は2003年3月19日(水)から23日(日)の5日間、開催場所はつくば国際会議場(茨城県つくば市)の予定です。大会実行委員会が企画するプレナリー(全員参加)シンポジウム、テーマを公募する企画シンポジウム、一般ポスター発表、自由集会に加え、50周年記念式典も行います。 プレナリー・シンポジウムは大ホール(1,300人収容)で開催されます。内容は、「集団・社会性」「群集・生態系」「分子生態」「保全生態」の4つの分野に関するもので、各シンポジウムでは4名前後のエキスパート(外国から招聘した演者を含む)の講演を予定しています。最終日のシンポジウムは保全生態分野にあてますが,これは一般市民への公開講演会を兼ねています。 企画シンポジウムのテーマは公募します。企画の採択は大会実行委員会で行います。会場数の関係から採択は12件までとする予定です。採択されたシンポジウムの運営は申請者にお任せしますが、類似した内容のシンポジウムがいくつも行われることのないよう、実行委員会である程度の内容の調整を行うことも考えています。 一般発表は今回はポスターだけで、口演発表のセッションは設けないことにします。これはプレナリー・シンポジウムを充実させるための措置とご理解ください。ただし、ポスター発表の時間帯は長めに確保し、他の企画と重複しないように配慮します。自由集会に関しては、午後5時から8時にかけて小会場が利用できます。 記念式典では、学会に貢献された方々による挨拶、顕著な研究業績をあげられた方の表彰、そして受賞講演などを予定しています。 以上「日本生態学会50周年記念大会」の概略を紹介しましたが、詳しいスケジュール、会場の状況およびシンポジウム等の公募要項につきましては、日本生態学会誌4月号に掲載されますので御覧ください。また、ウェブ上でも企画募集などの最新情報を掲載していきますのであわせてご覧ください。 (http://jes50.cool.ne.jp/)
日本生態学会会長 巌佐 庸
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※大会前年の4月発行の和文誌に掲載した第一回案内.このなかでシンポジウムの 企画を公募しています.
日本生態学会50周年記念大会 ( 2003年, つくば )のお知らせ最新情報はネットで(http://jes50.cool.ne.jp/)日本生態学会大会第50回は,茨城県つくば市のつくば国際会議場にて2003年3月19 日(水)〜23日(日)に開催の予定です.おりしも日本生態学会は2003年に創立50周年を迎えます.これを記念して,50周年記念事業委員会を中心にさまざまな事業が計画されていますが,大会も50周年記念大会として例年とは違った構成で行います.大会実行委員会が企画するプレナリー(全員参加)シンポジウム,テーマを公募する企画シンポジウム,一般ポスター発表,自由集会に加え,50周年記念式典も行います. 一般発表は今回はポスターだけで,口演発表のセッションは設けません.一般発表の申し込みの受け付け要領は本誌8月号に掲載します.また自由集会の募集も同時に行います. 企画シンポジウムのテーマを公募しますので,ふるってご応募ください(下記1参照).ただし,プレナリーシンポジウムとの内容の重複がないようにご留意ください(下記2参照).採択されたシンポジウムの運営は申請者にお任せします. 詳しい大会スケジュール,企画シンポの採択結果,自由集会の公募などの最新情報はウェブ上に掲載しますのでご覧ください.(http://jes50.cool.ne.jp/)
50周年記念大会会長 椿 宜高
1. 企画シンポジウムの企画案を公募します(締め切りは2002年6月14日)シンポジウムの企画案を募集します.会場の関係から12件を上限として採択します.ひとつのシンポジウムに3時間をあてる予定です.講演者の人選は企画者にお任せします.類似した内容の応募があった場合,企画者間での調整をお願いすることもあります.シンポジウムの企画を希望される方は,以下の事項を50回大会実行委員会(jes50@cool.ne.jp)あてにお送りください.締め切りは2002年6月14日です.お送りいただいた応募メールには必ず受取確認のメールを返送します.1週間以内に確認メールが来ない場合にはお問い合わせください.
2.プレナリー(全員参加)シンポジウムの概要生態学会50周年記念事業委員会の50周年記念大会ワーキンググループを中心に,以下の4つのプレナリーシンポジウムを企画しています. (1) 個体群・社会生物をめぐって(企画担当 嶋田正和) 個体・血縁集団・社会性・個体群・メタ個体群と広がる視点の中で,個体の行動や特 性がどのように集団のダイナミクスや進化と関係するか,生態学者がたどり着いた地平とその将来像を,この方面の第一人者を集めて解説してみたい.ダイナミクスの面では,空間構造による局所集団間のネットワークの結合性がもたらすメタ個体群動態の研究(Ilkka Hanski氏),さらには,北方野ネズミの個体群動態パターンにおいて,北海道全体で見たときに明瞭な地域間差異をもたらす気候や生物的要因の作用の分析(斉藤隆氏)を取り上げる.また,進化の面では,個体ごとの行動・遺伝的特性がどのように集団全体の進化パターンを規定するかを,ボトムアップ的アプローチである個体ベースモデルによって解析した研究(河田雅圭氏),そして,個体ごとにかかる自然選択の圧力によって,個体群の生態的特性の分化から種分化に至る過程を明らかにした実証研究(Peter Grant氏と交渉中)を取り上げたい. (2) 分子生態学:分子生物学的アプローチが拓く新たな展開(企画担当 津村義彦・深津武馬) 近年の分子生物学的解析の進展により,これまでの生態学的なアプローチだけでは見えなかった部分が明らかになってきた.特に分子マーカーを用いた研究の進展は目覚ましく多くの知見が集積しつつある.また近年では適応的な形質までに迫る研究も始まっている.本シンポではこれまでに分子生物学的な解析により明らかになった知見及び今後の方向性等について講演者にレビューしていただく.小林一三,陶山佳久,深津武馬,津村義彦各氏のほか,海外からの招待講演者と現在交渉中である. (3) 生態系のなかの生物群集:生物多様性と生態系機能の視点から(企画担当 可知直毅・甲山隆司) 生物の群集のなかでは,環境も含めた多様な構成要素のあいだでさまざまな相互作用が営まれている.生態系の機能と呼ばれるものは,そうした相互作用の総体を定量的に捉えたものである.その意味で,群集生態学と生態系生態学のあいだに垣根はない.このシンポジウムでは,群集の構成要素の種多様性と,生態系プロセスとの関係を中心に据える.海外からはD.Tilman,H. C. J.Godfray両氏,国内からは野田隆史,占部城太郎両氏の講演を予定している. (4)生態学と社会:社会からの期待/学問としての発展(企画担当 鷲谷いづみ) ※このシンポジウムは一般市民への公開講演会を兼ねています. 今日,生物多様性の保全,自然再生,地球環境や地域環境の変化が生態系に及ぼす影響の評価などにおいて,生態学の研究分野への社会的な期待はきわめて大きなものとなっている.生態学が社会から期待される役割を果たしながら,その健全な内在的発展をはかるにはどうすればよいのだろうか,また,これまでどのような成果をあげてきたのだろうか.公開シンポジウムでは,生態学の一線の研究者(巖佐庸・日本生態学会会長のほか,中静透,粕谷英一,田中健太の各氏)に行政(国土交通省河川局,環境省自然環境局)やNPO(自然保護協会,アサザ基金)の方々を交えたパネルディスカッションで議論を深める. |
※大会前年の8月発行の和文誌に掲載した第二回案内. この号に要旨の原稿要旨と参加費の振り込み用紙を綴じ込みました.
日本生態学会第50回大会案内
大会実行委員会本部
本大会に関する連絡(宿泊関係を除く)は,大会実行委員会本部宛てに,なるべくメールでお願いします.
会場・日程茨城県つくば市竹園2-20-3 つくば国際会議場2003年3月19日(水) 各種委員会,自由集会(予備日) 3月20日(木) シンポジウム,全体シンポジウム,ポスター発表,自由集会 3月21日(金) 全体シンポジウム,ポスター発表,懇親会 3月22日(土) シンポジウム,全体シンポジウム,ポスター発表,自由集会 3月23日(日) 全体シンポジウム・公開講演会,総会 締切大会参加・講演申し込み,自由集会申し込み 2002年11月29日 講演要旨の郵送 2002年12月25日 諸経費と送金方法大会参加費 2002年11月29日まで 一般5500円,学生4000円 2002年11月30日以降 一律6000円 懇親会費 2002年11月29日まで 一般6000円,学生4000円 2002年11月30日以降 一律7000円 講演要旨集のみ 3000円(大会終了後に郵送します)以上の経費は,本誌に綴じ込みの振替用紙を使って郵便局から振り込んでください.郵便局が発行する受領書をもって領収書にかえさせていただきます. 郵便振替口座番号: 00140-4-17508 口座名称 JES50 納入された参加費はお返ししません.大会に欠席された方には要旨集を郵送します. 参加・講演の申し込み大会参加・講演申し込みは,2002年11月29日締切です. 講演申し込みは,演者が参加申し込みとあわせて行ってください. 参加・講演申し込みは,なるべく大会公式ページ(jes50.cool.ne.jp)からお願いします.ウェブが利用できない場合は,電子メールないしは郵送で実行委員会宛てに必要事項をご連絡ください(下記参照).参加申し込み必要事項
講演申し込み必要事項(演者の参加申し込み情報に加えて)
一般講演(ポスター発表)今大会は,50周年記念大会としてシンポジウムを中心とした構成で行います.これにともない,一般講演はすべてポスター発表とします. 演者は日本生態学会員に限ります.共同発表者には非会員を含んでもかまいません.一人が複数の発表の演者になることはできません.また,シンポジウムで発表される方は,一般講演の演者となることはできません.学会会費滞納者,大会参加費未納者は発表できません.早めの会費・参加費の納入をお願いします. ポスター板は縦長(縦180cm,横90cm)のものを使用します.講演要旨要旨は本号綴じ込みの用紙を使用して作成してください.用紙への直接のプリンタ出力,別紙に出力したものの貼りこみ,黒インクでの直筆,いずれでも結構ですが,指定された枠からはみ出さないように,十分に濃い字で作成してください.字のサイズ等については要旨用紙の指示を参照してください.一般講演の要旨は演者各自が,また,シンポジウム講演の要旨はシンポジウムの企画責任者がとりまとめのうえ,コピー一部とともに,大会実行委員会あてにお送りください. 要旨の締切は2002年12月25日(必着)です.これに遅れた場合,講演取り消しとすることがありますのでご注意ください. 全体シンポジウム50周年記念事業委員会・50周年記念大会ワーキンググループ(松本忠夫委員長)を中心に,全体シンポジウムを4つ企画しました.そのうちひとつは公開講演会も兼ねています.
シンポジウム企画を公募しておこなうシンポジウムは,すでに企画の募集を締め切りました.採択されたシンポジウム企画は大会公式ページでご覧いただけます.自由集会3月20日と22日(部屋が足りない場合には19日にも)の夕方に,自由集会を開催できます.開催を希望される場合,責任者が2002年11月29日までに実行委員会へお申し込みください.申し込みはなるべくメール(jes50@cool.ne.jp)でお願いします.申し込みにあたっては,自由集会のタイトル,責任者の氏名・所属・連絡先・電話番号・メールアドレス,企画の概要,予想参加人数をお知らせください. 懇親会2003年3月21日(金)の夕刻,ホテルグランド東雲(茨城県つくば市小野崎488−1)にて懇親会を行います.事前に申し込みのうえ,奮ってご参加ください.第6回公開講演会(公開講演会実行委員会企画)全体シンポジウムのひとつは,公開講演会を兼ねて,以下の内容で行います.日時 2003年3月23日(日)午前10時から午後1時 会場 つくば国際会議場大ホール テーマ 生態学と社会:社会からの期待/学問としての発展 託児所例年通り,大会会場内に託児所を設定する予定です.詳細は大会プログラムおよび大会公式ページでお知らせします.エコカップ2003前回の大会で開催されて好評を博したフットサル(5人制ミニサッカー)大会エコカップを,今大会でも開催する方向で準備中です.詳細は大会公式ページでお知らせする予定です. |