| Top Page | 雑多ないろいろ |

伊豆大島,三原山に見る植生の一次遷移系列

2002年11月10日撮影


溶岩の年代(手前が若く,奥が古い)により, イタドリとススキのパッチ(斑点状に生えているところ)がポツポツある場所, 一面のススキの原, そこに樹木が少し入っているところ, ほぼ樹木(多くは落葉樹)が覆っているところ, シロダモ・イヌツゲ・ユズリハなどの常緑樹で見た目は照葉樹林のところ が帯状に分布している.
ススキのパッチのなかにイヌツゲ(たぶん)が生えている. 同じ溶岩年代と思われるところでも,森林に近いところほど イヌツゲの頻度が高い.種子散布の頻度を反映しているのだろう.
ススキのパッチのなかにハンノキの仲間(オオバヤシャブシか?)が 生えている.ハンノキの仲間は根粒細菌が共生して窒素固定するので, 貧栄養なところでも大丈夫.
ススキの原.
イタドリのパッチと,その中ににススキが定着したものとが ポツポツと分布している.穂が立っているのがススキ.
頂上の近くでは,まばらなイタドリのパッチがあるのみ. 頂上直下は裸地.
(おまけ)火口を覗いたところ.


| Top Page | 雑多ないろいろ |