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統計処理にあまりなじみがない人が データ解析のために統計ソフトとやみくもに格闘を始めるまえに読んでおくと 参考になりそうなページなどを集めました． とくに生物学系・農学系の学生・研究者を念頭においたページが中心ですが， それに限りません．
Updated on 2009-05-21
農業環境技術研究所の 三中さん による 租界Ｒの門前にて――統計言語「Ｒ」との極私的格闘記録 中の， 前口上――統計学概論 は，生物学，農学の研究者の統計とのつきあいかたについての たいへん示唆に富む文章です．
統計処理というと，とにかく有意差を検定するとなりがちです． The Insignificance of Statistical Significance Testing は，統計学的有意性検定の使われ方の問題点を解説した論文です． 統計ソフトと格闘してとにかく有意差を出そうとする前に， ぜひ一読しておきたい論文です． 私が作った，上の論文の簡単な 日本語抄録 を公開しています． まずはこちらを見ていただけば，およそどんな内容の論文かわかるでしょう．
北海道大学の 久保拓弥さん が 統計学の講義 の資料として作られた 「検定」の使われかたを観察しよう -- 「検定」ってそんなにエラいのか? （PDFファイル, 244kb） も，統計検定の使い方の問題点を解説しています．
また，この資料中でも紹介されている書籍 「生物学を学ぶ人のための統計のはなし − きみにも出せる有意差」 粕谷英一著，文一総合出版(ISBN: 4-8299-2123-4) （＞BK1 の紹介ページ ）はぜひ手許に置いておきたい本です．
群馬大学社会情報学部の 青木繁伸さんのページ 中の， 統計学のページ は大変充実しています． 知らない言葉や統計手法は，まず 統計学用語辞典， 統計学用語辞典 Part II. を調べてみましょう．