| Top Page | プログラミング |

PIY: Program It Yourself

自分の研究に使うプログラムを自分で書こう

updated on 2003-07-24

ほぼすべての自然科学系の研究者にとって,計算機プログラミングは有用な道具です. このページは,プログラミング が必修事項と見なされてはいない分野(たとえば生物系) の研究者が,ひとりで勉強をはじめるときの手掛かりとなることを目指しています.

私の専門研究分野は植物生態学です. 生態学の分野では,計算機プログラミング は研究者の必修事項と見なされては いません. 生態学の学生や大学院生でプログラミングの講義を受けている人は少ないでしょう. でも,自分でプログラムが書けるとよいことがいろいろあります. 効率的なデータ処理とか,自由な統計計算とか,簡単なシミュレーション計算など, 自作プログラムが活用できる場面はたくさんあります. きっと,同様な状況はほかの研究分野でもあることでしょう.

プログラムが書けたらよいことがあるのは分かってる, 自分でもできたらいいと思う,でも何から手をつけたらよいか分からない, という声はときどき聞きます. そんな人が一人で勉強を始める時の手掛かりになるようなページを作ってみようと 思いました. 「何から手をつけたらよいか分からない」 「勉強をはじめてみたけど,どう実際の場面に役立てたらよいのか 見当がつかない」という状況の打開に役立ててもらえれば幸いです.

特定のプログラミング言語の解説はしていません. この文書とは別に,Perl の解説ページを公開しています.


0:プログラム自作のすすめ  | パソコンの普及とプログラミングの衰退  | Excelの囲われもの  | 柔軟なデータ処理や統計計算  | シミュレーション計算  | 「石器時代」からの脱却 

1:言語はなにを?  | 基礎知識:言語と処理系の区別  | 基礎知識:CUIとGUI  | どんな言語があるか  | どんな基準で選ぶか  | で,どれにしましょう?  |

2:勉強を始める前に用意するもの  | 動機  | パソコン  | OS  | 処理系  | エディター  | 本  | 時間  |

3:勉強することがら  | 道具の使い方  | プログラミング言語の文法  | プログラミングの基本的なお作法と定跡  | アルゴリズムとデータ構造  |

4:はじめの一歩を踏み出す  | hello world - 手本をなぞる  | 最後まで通読しよう  | 突然訪れる(かもしれない)悟り  | 利用法を考えながら勉強する  |

5:いよいよ本番:自分が使うプログラムを作る  | できることから始める  | コンピュータにさせたいことを整理する  | 要素に分解する  | 機能限定版から始める  | もっと賢いやり方は?  |

6:挫折しないために  | あきらめない  | 細くて短い道から  | 推理と実験  | なおも創意と工夫  | 情報を求める手間を惜しまない  |

参考書・参考ページ


| Top Page | プログラミング |