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点過程解析用プログラム ppa-L:L関数の計算例


人工的に生成した点の分布パターンからL関数の値を計算してみました. それぞれの画像の左が点の分布パターン,右が距離rとL関数との関係を示す グラフです.


1種類の点の分布パターン


ランダムに点が分布している場合

ランダム分布とL関数


L関数はほぼゼロの近くの値を示します.


排他的に(均一に)点が分布している場合

均一分布とL関数


すでに存在する点から半径2以内には新しい点が入りにくいようにして 点を分布させた例です. 距離rが2ぐらいまでの範囲では,Lの値が小さくなっています.


点がいくつかの集中斑をつくっている場合

集中分布とL関数


点が集中班を作っていると,ある点のすぐそばにはほかの点がある確率が 高くなります.そのため,L関数はゼロよりも大きな値を示します.


点が限られた部分にだけ分布している場合

局地分布とL関数


点が限られた地域に分布していると,大きな集中斑があることになり, 距離rが大きいところで高いLの値を示します.


2種類の点の分布の関係


2種類の点がおたがいに無関係に分布している場合

無関係な分布


赤い点と青い点はまったく無関係に,それぞれランダム分布をしています. L関数はゼロに近い値を示します.


1種類の点のまわりに他種の点が集中して分布している場合

1種類の点のまわりに他種の点が集中


赤い点の周囲に青い点があつまって分布しています. rが小さい範囲では,L関数はゼロよりも大きな値を示します.


1種類の点のまわりに他種の点が近寄らない場合

1種類の点のまわりに他種の点が近寄らない


赤い点から半径2以内には青い点が分布していません. rが小さい範囲では,L関数はゼロよりも小さい値を示します.