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次に勉強すること

前の章までで,Perl の文法と活用法についてひととおり説明してきました. このあとすぐにやるべきことはふたつあります.

ひとつは,とにかく Perl を使うことです.使わないことには身につかず, むしろどんどん忘れてしまうのは外国語学習と同じです. 表計算ソフトでもできるけど Perl でもできそうなことは, あえて Perl でやってみましょう. 使いながら,Perl に慣れてください. いろいろ工夫して,自分なりの手持ちのワザを増やしていきましょう. じゅうぶん Perl に慣れたと思ったら,あとは適材適所.やりたい仕事に応じて できあいアプリケーションソフトを使うなり Perl でプログラムを書くなりして ください.

もうひとつは,ちゃんとした教科書に目を通すことです. ここまで書いてきたことで Perl を説明し尽くしたわけではありません. 本に目を通せば,このページでは触れていないことがたくさん見つかります.

そのなかでも,特に注目しておくとよいものをリストアップします. 最初のひとつは必須事項ですが,あとは必要に応じて勉強してください.

いろいろな関数

これまでに,print, printf, chomp, split, open, close, sort, keys など, いくつもの関数が出てきましたが,このほかにもたくさんの関数が用意されています. まずは Perl の教科書で,関数の一覧をざっと眺めてみましょう.

数ある関数の中には,全然関係ないなあと思うもの,そのうち使うことあるかもと 思うもの,なんだ,こんな関数があったのか,さっそく使おうと思うものが あるでしょう.すぐ使いたいものはすぐ使うとして,それ以外のものも, そんなものがあったなあという程度に頭の隅っこに残っていれば, 必要なときに調べて使うことができます.

use strict

プログラムの先頭に use strict; というおまじないを書いておくと, すべての変数はあらかじめ my などを使って宣言(こういう変数を使うぞ! と明示的に示すこと)しておかないとエラーになります. いままで出てきたことのない変数名が出てくると自動的にメモリ上にその変数が 作られる,というのが Perl のルールですが,この自動変数生成のしくみを無効に してしまうのです.

一見,わざわざ不便にしてるだけのように思えますが,おおがかりなプログラムでは, 自動的に変数が作られてしまうゆえにバグが潜入しがちです.変数はすべて使うと 宣言してから使うというお作法を強制することで,バグを減らすことができます. 数百行以上のプログラムを書こうと思ったら,ぜひ use strict; を使った プログラムの書き方を覚えてください.

モジュール

一度書いたサブルーチンをいくつものプログラムで使い回したいとか, プログラム全体が長くなりすぎて全体の見通しが悪くなるので, いくつかのファイルに分割して整理したいといった場合, モジュールというものが便利です.モジュールはサブルーチンを 記述したプログラムファイルですが, 他のプログラムファイルからそれらのサブルーチンを呼び出して使えるように, いくつかの約束ごとにしたがって書きます.

Perl にどっぷり使って暮らしていくつもりになったら, ぜひ自分でモジュールを書けるように勉強しましょう.

CPAN

世の中には奇特な人がたくさんいて,自分が書いた Perl のプログラムを 他の人が自由に使えるように公開してくれています.そうしたプログラムが 集められているのが, CPAN (Comprehensive Perl Archive Network) です.自分の役にたつものがないか,一度のぞいてみましょう.

オブジェクト指向

無名ハッシュのリファレンスのところで,その先に広がるオブジェクト指向の世界に ついてちょっとだけ触れました. 大がかりなシミュレーションプログラムを書く場合など,オブジェクト指向の技法は とても有用です.

Perl はもともとはオブジェクト指向用には設計されていませんでした. あとからいろいろ工夫して,オブジェクト指向プログラミングを可能にしています. Perl 流のオブジェクト指向を理解するためには,リファレンス,無名ハッシュ, サブルーチン,モジュールの理解が必須です.



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