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updated on 2009-05-29
「おわりに」というのは,この文書をここまで読んでくださったかたにとっての 「おわりに」であると同時に,ここまで書き綴った私にとっての執筆作業の「おわりに」 でもあります.
もう少し書き足すつもりのままちょっと一休み状態となり, いつのまにやら3年近くがたってしまいました. いつまでも書きかけ状態なのはみっともないので, ここで一度締めて「おわりに」を書くことにしました.
R の紹介ページには, 個々の機能の説明だけというレファレンスマニュアル的なものから, 手取り足取りのチュートリアルまで,さまざまなレベルの解説ページが あり得るし,実際にあるのだと思います. このページは,プログラムでデータの一括処理,とくにグラフ化をできるように という目標を設定し,その方向にかなり特化したチュートリアルです.
素材となる関数や文法を見せればその使い方をいろいろ発想し, 実験しながらたちまち使いこなしてしまう人もいます. 世の中でハッカー(悪意のシステム侵入者・クラッカーでなく, 手際がよく優秀なプログラマという意味での)と呼ばれる人たちは, そういう能力が極めて高いのでしょう.
私はそういう能力が特段すぐれているわけではありません.だから, 描きたいグラフがおおよそ意図したように描けるまでにかなりの 時間を使いました.分かってしまえばなんということもないことが, 初心者のうちは大きなハードルとなります. この文章がこれからハードルを越えるかたのお手伝いとなるなら, たいへんうれしいことです.
なお,私自身の知識はきわめて限られているため, もっと洗練された方法があるのに素朴な方法を示している部分も多々あるかと思います. また,あまりに多くの内容を詰め込んだり,分かってみればスマートだけど はじめはなかなか分かりにくい書き方を多用するのは 「初心者がハードルを越える手助け」という意味ではかえってマイナスになると思って, あえて素朴な書き方を心がけた部分もあります. いずれにせよ,よりスマートな書き方を自分で見つけたら, このページの未熟さを笑ってやってください.
では,ひとまずこれにて失礼します.
updated on 2008-03-13
11章までで一度は締めたこのページですが,見栄えのよいグラフを書くポイントを整理した章を 2つ書き足しました (12章,13章). 投稿論文や学会発表に使える図が描けないと,作図はすべて R で 自動化というわけにはいきません.けれども,そうした図を描くには多少の設定が必要です. どのパラメータの設定をどう変えたらどうなるのか, ヘルプを見ながらいろいろ試行錯誤すればよいのですが, セミナーや学会発表の準備,学位論文の締め切りなど,時間に追われているときには そういうことになかなか時間をさけません. そんなことが R への移行の障害になっているとしたらもったいないことです.
そこで,自分が学会前に試行錯誤した結果をベースに,基本的な設定事項を整理してみました. 少なくとも将来の自分の役にたつことは確かですが, 私ではないどなたかが試行錯誤に使う時間の短縮に役立つならば,とてもうれしく思います.
updated on 2009-04-01
C++ でシミュレーションプログラムを書いて,Perl から呼び出して作業している時に, 結果の図化まで一遍にやってしまいたいと思いました.そのためには R で図化のプログラムを 書いて,Perl から呼び出して実行させればよいわけですが, パラメータの渡し方で少々試行錯誤がありました.試行錯誤の成果は書きとめておかないと, 将来またおなじような試行錯誤を繰り返す可能性が大です. 将来の苦労を避けるために, 14章を書き足しました.
updated on 2009-05-29
追記、さらに追記、またまた追記などと重ねていくと、團伊玖磨の「パイプのけむり」シリーズになっていまうので (参考)あとはまとめて。 リストの扱い方、 さまざまなデータ列の生成、 apply 系関数の使い方を書き足しました。