地球フロンティア研究システム という研究プロジェクトの, 生態系変動予測研究領域 のなかの, 「生態系アーキテクチャの動態に関する研究」とか言うテーマ にかかわる研究者を中心に,ちょっとまじめに議論しましょう という集まりを持つことになりました. このテーマの”グループリーダー”である北大の 甲山さん のところに,10/30〜11/1の2泊3日の日程で参集します.
とあるプロジェクト の関係者から, とあるシミュレーションモデル の拡張をいっしょにやらないかと誘われました.約40個のファイル, のべ5000行ほどのFORTRANのコードの中を探検しはじめたところ, 暗号めいた名前のグローバル変数200個余りがちりばめられた迷宮で あることが分かりました. とりあえずC++に移植しようと思っていたのですが,こりゃ大変そうです.
10月はじめにトヨタコンファレンスで発表した内容の 解説ページ を作成しました. 森林の個体ベースモデルの話です. 画像などがかさばるので,他所で借りてる無料サイトに載せてあります.
トヨタコンファレンス から帰還しました. 地球環境関連のモデルを中心にした会です.いろいろ勉強になりました. 一番印象に残ったことは, 地球の大気の循環モデルや海洋の循環モデルなどを作っている人の「モデル」の イメージと,多くの生態学の研究者が持っている「モデル」のイメージとの違いです. 地球という特定のシステムを再現しようという発想と, 何百万,何千万という種類の生物の多様な世界のなかで多少とも一般性のある モデルを作ろうという発想の違いかもしれません.