ひっぱり続けている那須の写真の最後。 ハルリンドウがきれいだった (写真)。 あちこちでみかけたヤマキマダラヒカゲ (写真)。 つくばで見かけるのはもっぱらサトキマダラヒカゲで、ヤマが見られてうれしい。 ほかにやたらと見たのはビロウドツリアブ (写真)。春のモフモフだ。 いろいろな花でホバリングしながら蜜を吸っている(写真)。
考えごとをしながら無意識になにかをしてしまう、ということはままあるような気はしていた。 風呂に入りながら考えごとをしていると、体を洗ったかどうか分からなくなったりするとか。 今回、それをあらためて実感した。朝食のしたくで土鍋に米を計って入れながら、 昨夜使って干してあった蒸し器が目に入り、片づけなくてはと思ったところまではしっかり記憶にある。 そのあと、書きかけのシミュレーションプログラムのことを考え始めたのも覚えている。 考えながら土鍋に水を計っていれ、蓋をして... ふと気が付くと、蒸し器がない。 所定の場所を見ると、ちゃんとそこにある。なんと。考えごとをしながら、土鍋をコンロに置いたあと、 蒸し器の4つの部品を重ね、所定の場所に片づけたのだ。それ以外ありえないが、まったくその記憶がない。 まったく無意識というか、脳の95%でプログラムのことを考えながら、 残りの5%でルーチンの作業を片付けていたのだろう。 記憶にないからといって、やっていないということにはならないのだな。 脳ってすごいというか、おそろしいというか。
いつのまにやら6月になってしまったが、なおも5月の那須の写真を少しずつ。 春にだけ成虫がみられるミヤマセセリをあちこちで見た (写真、 写真)。 コナラなどに産卵し、孵化した幼虫は夏、秋、冬を越して春に羽化する。 つくばでは数回だけ見たことがある。 見つけるとうれしいセセリチョウだ。
ツツジをもう1種類、シロヤシオ (写真)。 静かな風情がよい。
那須高原のサラサドウダン(写真1、 写真2)。 あちこちで花盛りだった。
そろそろリタイアというところでやってしまいがちな自慢ネタ、 先日思いついた3つに加えて、論外なのは過去の栄光自慢だが、 自分の場合はそもそも自慢したくなるような栄光はないので安心だ。
私の左眼は白内障の手術をして人工レンズを入れてあるので視力は安定している。 いっぽう右眼はもともと遠くがよく見える目だったのに、あるときから近視が進み始めた。 しばらく前に作った遠近両用眼鏡も右が少々見えにくくなってきたので、 レンズを作りなおすために眼鏡店に行った。こんな状況でと説明したら、 特にどんなときにお困りですかと聞かれた。 見えにくいことがすなわち困ったことと思っていたのだが、 あらためて見えにくくて困ることは何かと問われるとは予想外だった。 確かに、つねに世の中すべてがくっきり見えていないとダメというわけではないかも。 車の運転に必要な視力はあるし。それでも困ることとしてまず思いついたのは、 野球の審判をしているときに遠くに飛んだボールの行方が見にくいこと。次は、鳴き声だけ聞こえた鳥の姿を探すとき。 たしかにそれははっきり見えないと困りますね、と同意してもらえた。 レンズを作り直した後、プロ野球のファームの試合を見に行ったら、これまでしばしば見失いがちだった 高く上がった内野のファウルフライがしっかり目で追えてうれしかった。
那須のツツジの写真その2はヤマツツジ。 あまりに普通種で、ありがたみがないといえばないが、 近くで見るもよし (写真1、 写真2)、 離れて見るもよし (写真)。 林のなかでヤマツツジのアーチになっているところもあった (写真)。
世の中でそろそろ引退と思われる年齢を過ぎて、やってしまいそうな自慢のパターンは、 まだまだ元気で現役自慢、リタイヤ後の生活がますます充実自慢、それと病気自慢だろうか。 どのパターンでも、聞かされるほうはあまりうれしくないだろう。 気を付けて、淡々と生きていこう。
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