目次  | トップ | 学会発表の心得 | 植物生態学 | プログラミング | プロフィール | その他 | リンク集 |

「竹中明夫のページ」のおすすめ

雑多な文章のなかでのおすすめページガイドです.

updated on 2009-05-30

生き物・自然に関心がある一般の皆さん向け

写真編

トップページに書いている「最近の様子」では,ときどき植物などの写真を 載せています. 過去の写真 総目次で、その一覧を見られます。

1992年から1997年の夏に,毎年2〜4週間ずつシベリアに調査に行っていました. シベリアアルバム では,その時に撮りためた写真に簡単な解説を付けて,シベリアの自然を紹介しています. シベリアの自然については, シベリア・永久凍土地帯のカラマツ林 −地球温暖化の潜在的な影響をさぐる− でも解説しています.

文章編

連載 植物の不思議な当たり前(全12回)は、 公益社団法人日本アロマ環境協会 (AEAJ) の機関誌(AEAJ)の連載記事として執筆した原稿です。当たり前のようだけれど、 よく考えると当たり前ではない植物のふしぎやすごさを解説しています。

植物生態学関連の文章を集めたなかで, 植物は形で勝負する は, 岩波書店の「科学」に掲載されたもので, とくに一般の読者を意識して書いたものです. 目でそのまま見える植物のマクロな形のなかに, 光エネルギーをたくみに獲得する工夫がいろいろ凝らされていることを, 一般向けに分かりやすく解説してあります.

おなじく植物生態学関連の雑文を集めたなかで, 木の形作りと資源獲得 ― 次の一歩はなにか は,樹木を中心に,形作りと光を受けとる機能とのかかわりの研究について 書いたものです.上の 植物は形で勝負する よりは,少しだけ専門家向けになってます.

同じ資源を使う多種が共存するメカニズムの調べ方 は,みな光と水が欲しい森の木々のように同じ資源を使う多種が共存できてる不思議を どう研究したらよいのか考えてみたものです. 多様性の研究に関心がある人に読んでいただければと思います.

分野を問わず学生・研究者・技術者向け

学会発表の心得 シリーズの以下の文章はわりとご好評をいただいてます. 自分が伝えたいメッセージがしっかり伝わる学会発表 (セミナーや卒論・修士論文・ドクター論文の発表も含めて)や, 楽しい質疑応答のために参考にしていだけるとうれしいです.

また, 研究者がウェブで語れば皆が楽しい では,研究者が自分のページを作って情報発信することをすすめている文章です. これを読んで自分もページを作ってみる気になった,という声もいただいています.

ウェブにのせる図の作り方(Windows 版)は, 写真や図入りのページを作るときに役立つように, 適切な画像データの作りかたについて書いたものです. PowerPoint のファイルを肥大化させない方法についても書きました.

プログラミングに関心のある学生・研究者・技術者向け

R でプログラミング:データの一括処理とグラフ描きは, フリーの統計解析・作図システム R を使った, データの一括処理とグラフ化の プログラミングのチュートリアルです. R の経験がまったくなくても読めるように書いています.

研究に使うプログラムを Perl で書こう は,スクリプト言語 Perl の解説ページです. これからプログラミングを勉強してみようかな と考えている学生・研究者の方を読者に想定して書いたものです. 世の中に Perl の入門書はいくらもありますが, 一般向け入門書は例題も一般向けにならざるをえません. このページでは,実験・調査データの整理や簡単なシミュレーション計算などに すぐに利用することを意識した解説を心がけています.

自分の研究に使うプログラムを自分で書こう は,特定のプログラミング言語の解説ではなく,これからプログラミングを 勉強したいと思うけど何からはじめたらよいのか見当がつかないという人むけに, 基本的な背景説明や,勉強のとっかかりなどについて書いたものです

生物・生態系がかかわる環境問題に関心がある一般の皆さん向け

生態系の恵みを評価する − 生態系機能と生態系サービス は,国立環境研究所 発行の「国立環境研ニュース」に掲載された記事の原稿です (掲載版では経済的価値の評価法についての部分は削除されています). 私はこの分野についてはほとんどしろうとですが, 生態系サービスの簡単な解説はネット上にあまりないようですので, 一応の存在価値はあるかと思います.

温暖化する地球で生き物はどこへ行くのかは, 日立環境財団発行の 「季刊・環境研究」に, 地球温暖化が生物多様性にどう影響するのかを書くようにとの依頼を受けて 書いた文章の原稿です.生態学の常識からしてどんなことが考えられるかをまとめました. すべての論点を網羅しているわけではありません.

統計を使う生物系の学生・研究者・技術者向け

生物系の研究論文では,統計的仮説検定がしばしば使われますが, その使い方はしばしば間違ってることを解説した論文 "The Insignificance of Statistical Significance Testing" を読み,おおいに啓発されました. この論文の抄録 を作って載せてあります. みんなやってるから……というだけの理由で検定している方におすすめ.

また, リンク集: 統計との付き合い方入門関連ページ も併せてご覧ください.

すでにプログラミングの項でご紹介した R でプログラミング:データの一括処理とグラフ描き も統計処理に密接に関係します. グラフ描きそのものは統計処理ではありませんが, まずデータを絵にしてみることは,統計処理を始めるまえに 不可欠な最初の一歩です.

自作プログラム

エクセルでテキストファイルの一括保存・読み込み のぺージでは,MS Excel のひとつのファイル中のワークシートを自動的にそれぞれ テキスト保存したり,多数のテキストファイルをそれぞれワークシートとしてひとつの ファイルに読み込んだりするVBA プログラム(が書き込まれたファイル)を公開しています. データの入力・整理には Excel を使うが,解析はテキストファイルにしたうえで R などを 使うという方におすすめ.

全天写真解析プログラム CanopOn2 のページでは,頭上をおおう障害物がどれだけ光を遮るかを解析するための プログラムを公開しています.森林の中の光環境の評価,ビルの谷間の日照時間の 評価などに使えるでしょう. 大学での学生実習用に利用されているほか, 生態学や林学分野の研究にも使っていただいてます.

3次元分枝構造シミュレーションプログラム のページでは,木のような枝分かれ構造が,簡単なルールにしたがってできていく様子を シミュレートするプログラムを紹介しています.ルールのパラメータしだいで,いろんな 形ができていきます.

その他

科学小ネタというか,数字小ネタというか, おもしろマジメ系の瞬間芸ものを載せてます.