私の職場 の新規開店セレモニーは無事に行われたらしいです. とはいえ, 研究所幹部が外部からの多数のお客様をお迎えする式典だったようで, どこでなにをやってるのか一般職員には分からぬままでした. スーツとネクタイを持っていない私(喪服はあるけど)は, バスガイドを免ぜられたので,まったくかかわりなしでした. テープカットや来賓挨拶などの写真がウェブに載ってますが, 重いだけなのでリンクは省略.
改訂して送り直した論文の受理の知らせが届きました.嬉しいことです.
5月30日に, 私の職場 の新規開店セレモニーがあります.外部からお招きした人々を乗せて所内を 移動するバスのなかで,「右手に見えますは...」というガイドを してくれという指令が来ました. でも,「スーツやネクタイは持ってませんが,いいですか?」 と聞いたら指令は撤回されてしまったようです.
来週から一月足らず,私の研究しつにオーストラリアの研究者が滞在します. ワタの栽培方法についての研究プログラム に加わっている人です. ワタの成長モデルの開発をいっしょにやろうと言ってきました. 生理的なプロセスから組み上げる植物の成長モデルには私も興味があるので, 共同研究することにしました.
すでにむこうの研究室で持っているシミュレーションプログラムを拡張するのですが, これが超難物です.以前にも書いたけど,暗号的な名前のグローバル変数200個以上 が40以上のファイルに散在する迷宮です.現在,解読作業中.解読できたらそっくり 設計し直して書き直す必要がありそうですが,それだけで一ヶ月が終わって しまったら困ります.大丈夫かなあ...
1月に投稿して4月に編集者から戻ってきた論文の改訂作業が ようやく終わり,改訂版を編集者に送りました. 勝負事でも,優勢な状態から最終的な勝利へと詰めるところはとても 緊張します.だから,勝ち慣れてないと最後にコケがちなのでしょう. 論文も,ちゃんと対応すれば受理されそうという状態から, ちゃんと対応して受理されるまでの緊張感はなかなかのものです.
次の〆切(を過ぎた)仕事は, 国立環境研究所公開シンポジウム でのポスター発表のためのポスター作りです.
このページの書式を指定しているスタイルシートの書き方に誤りが あったため,Netscape 6 だとスタイルの指定がまったく効いていないという ことに今日気がつきました.勉強不足でした.さっそく訂正しました.
久しぶりに研究室の片づけをしていたら切り抜きが出てきました. ネット上でも見られるものが2つありました..
ひとつは, 生態学研究センター の ニュース50号(PDF) に掲載の, 「センターを去るにあたって:生態学は環境問題にいかにとりくむべきか」 (百瀬邦泰さん)です. 応用の学としての農学の重要な基礎は生態学だ, 生態学が応用ばかりを追いかけすぎて基礎としての厚みをなくしてはいけない, という主張に感ずるところがあって切り抜いたようです.
もうひとつは 国立環境研究所ニュース15(3)に掲載の, 忙しすぎる研究者 (吉良竜夫さん) です. 環境研究にかかわる研究者が外からの求めに応える研究や業務に追われていると, じっくり頭を使った自発的な研究がおろそかになってしまう, そうして研究のレベルが低くなることを危惧する, というような内容です.これも感ずるところがあって切り抜いたようです.
連休中はひたすら本の原稿を書いてました. 連休の後半,どうしたわけか職場のネットワークが死んでました. おかげで調べものに不自由することもありましたが, メールは来ないし送れない,ウェブも覗けず,逃避行動を封じられた 結果,総じて能率があがったようです.おかげでようやく脱稿しました. ありがたいことです.
来年の生態学会のシンポジウムの企画案が公募されています. 私も応募しました. こんなシンポにします,という提案の文章 をここにも載せておきます.