大変だったがなんとかなったと考えるか,なんとかなったが大変だったと考えるか. いずれにせよ,日本生態学会と東アジア生態学会連合の大会を合同で開くという初の試み+ 現地実行委員会と常設の大会企画委員会の合同で運営するという初の試みは, なんとかなったようです. 次回の愛媛大会は,生態学会単独だし,企画委員会には今回の経験がノウハウとして 蓄積してるはずなので,だいぶ楽になるのではと期待してます.
こんどの大会への ご意見募集ページ を作りました. よかったこと,改善すべきことなど,いろいろお聞かせいただけるとうれしいです.
学会で個人的に考えたことは,今日中に文章にしてしまおう. たちまち忘れるから.好き勝手なメモなので非公開です.
あす,あさっては九州大学新キャンパスでの調査のやり残しを片付けに. なるべく身軽に動き回るために,荷物は最小限にする. コンピュータも持っていかないので,メールは2日間見られません.
膝は,可動範囲が日々ひろがっている. まっすぐ走る分にはほとんど支障なくなってきた. 今日の昼は3キロほどジョギング.スピードも徐々にあげてみる. 明日から学会で,しばらく走れないのが残念だ. かわりに軽いスクワットでリハビリするか.
学会発表用のプレゼンファイルをシンポの企画者に送った. 森林での樹種の共存メカニズムについては,仮説が100以上もあるという. そのうちのふたつを組み込んだ森林の個体ベースモデルを使った話. 組み込んだ共存メカニズムに応じて,なんらかの特徴的なパターンが 出来上がるかを探してみたが,これといった特徴はみつからなかった. 森林の構造のデータをやみくもに取っても, それが多種の共存メカニズムについて語ってくれることは限られているかもしれない, ということ.
地域の自治会の総会に出たり,おとといが締め切りだった論文の査読を片付けたり, 生態学会新潟大会のシンポジウムで喋る準備をしたり,大会のお世話関係のお仕事を したりで,たちまち一日が終わってしまう.あしたは久しぶりに平日に研究所に 出勤するので,これまたいろいろと用務がある.
毎日の楽しみは徐々に回復する膝だ.そろそろ軽〜いジョギングをはじめても よいでしょうと言われたので,きのうは野球のグラウンドをそろりそろりと 3周だけしてみる.これだけのことが,なんだかすごくうれしい.
月曜の朝から金曜の夕方まで,丸々5日間におよんだ 3rd Okazaki Biology Conference, Biology of Extinction から帰還.私の個人的な課題は,回復中の膝を傷めないという ことだった.さいわい,期間中も日々回復していくのが感じられ,水曜日からは ホテルから会場まで,ほぼコースタイム通りに20分で歩くことができた.
会の内容については,企画者の矢原さんが 熱く書いているのでそちらをどうぞ. たしかに充実した講演が続いたし,いろいろ勉強になった.でも,私にとっては, 好奇心を刺激されてワクワクするような話は決して多くはなかった. 知的感受性が鈍ってしまったのだろうか. ただ,ポスター発表には楽しめるものがいくつもあったから, ほんとに枯れ果ててしまったわけではないだろう. 今回得たものはなんだったのか,もうちょっとじっくり考えてみます.
会期中は最低限の対応しかしていなかったメールの処理がなかなか終わらない. 今日が締め切りの査読の催促メールもあった.今日,明日中にレポート送ります.
膝をケガしてから車で通勤しているので,自転車のように走りながら季節を 感じることができない.好きなところで止まって写真を撮ることもできない. つまらない. 数日前の診断では,順調に回復中, 2度目のケガをしないように気をつけつつ,膝を支える筋肉のトレーニングをしっかりやる, もう少ししたら徐々にジョギングなど始めてよい,とのこと. 先が見えてきた.
先が見えているようでいて,なかなかゴールに辿りつかないのがワークショップの準備. きのうも土曜日だというのに午前も午後も会議があった.会議のあと, せっせと作業をして,なんとか発表資料を最後まで作った. あとはこれにどれだけ手をいれるか. 今日は岡崎まで移動するだけなので,午前中にできるだけやりましょう. あと,出張前にやっておくべきお仕事いくつか. しゃべりの練習は,今夜と明日の夜か.
あちこちでさまざまな学会だのワークショップだのが開かれる季節だ. 私も来週のワークショップの準備をじりじりと進める. 前の回に参加した人によると,大物研究者が,自分が率いる大型プロジェクトの成果を どっさり盛り込んで話すような発表がけっこうあるとか. 私の場合,小物研究者がひとりでコソコソやってる研究の成果をお話するしかない. せめて筋立てをよく練って,おもしろそうな話にしたい.
はたして間に合うか? ほんとにおもしろい話ができるか? あせりつつ, 結城さんの 仕事の心がけ や プログラマの心の健康 を眺めてみる.
きのうあたりから気持ちが盛り上がってきて,風呂のなかでぶつぶつと 英語でしゃべってみたりする.導入部分とか,強調したいポイントとか,まとめとか, とにかく大切なところがしゃべりやすいように流れを作る. 話の流れがスムーズだと,口からでまかせでもけっこう喋れる. 中身が羅列的だったり言い訳ぽかったりすると,つぶやいていても気が乗らない. これでは聞き手のノリもよいわけがない.
生態学会のシンポ講演の心配は,来週のワークショップが終わってからにしよう.
13 日からの国際ワークショップのプログラムを見て,自分の持ち時間が50分もあることを知る. 質疑応答の時間も含めるとしても,少なくとも40分は喋らないといけない.英語なので, 日本語よりは(おもに話し手側の理由で)伝達効率が落ちることを考えると, 日本語で話すなら30分ぐらいかかる,という程度の内容が適当か. よし,分かった.
…などと落ちついている場合ではない.プレゼンそのものの準備はすべてこれから. 他のことにいろいろ時間を取られていたからだけど, 言い訳をしても時間の神様が哀れんで余分な時間を恵んでくれるわけではない.
膝をいためてから6日めになる.3日めは,うっかり思いっきり痛む動きをしてしまい, その場に崩れ落ちること2回.こんなことしてると再起不能になると深く反省し, その後は一挙手一投足を慎重にしている. きのうは医者で こんなサポーター を処方され,しっかり支えてます.
再来週は岡崎で国際ワークショップ.1会場でやるから歩き回る必要はないし, 日曜日にゆっくり移動するので通勤ラッシュでもまれる心配もない. なんとかなるだろう.それより発表の準備が問題だ. その翌週の金曜からは新潟で生態学会.こちらは1階から4階までの会場間の移動や, 広大なポスター発表会場の徘徊が必要だ. 大会2日めの25日には, 酒井さん の サイン会 に来賓として呼ばれてしまったようだ.来ると思いこんでいるので「ご注意下さい」とある. なんに注意するのかよく分からないが,とにかく注意しよう.
石原道博さん(大阪府立大学)の マメゾウ日記(2/22)に,卒業研究の発表会で笑いをとろうとすることの是非の話. そういう発表は「本質的な内容から聞き手の関心が笑いの方にずれてしまう」 ので不適切だという意見が教室会議で出たという. なんてつまらない. 「要は研究の内容がしっかり聞き手に伝わったかどうかではないだろうか」 という石原さんのご意見に賛成.
プレゼンの成否は,メッセージが話し手の期待通りに伝わったかどうかで評価される. 話の内容,話し手の個性,客層,場の雰囲気などを計算して, どのようなプレゼンが効果的かを自分の責任で考える. 笑いに走りすぎた結果だれも研究の話は覚えていなかったり, あるいは下手なギャグで座がしらけ,聞き手の心が離れてしまってはプレゼンとしては失敗だし, 気のきいた冗談で皆の注意と共感をひきつけたところで上手に研究成果を伝えられたら成功だ. もちろん,笑いなしでも深く印象に残るプレゼンだってある. 笑いを狙うことは是か非かなんて一般論は意味がない.