買い集めたシダが家のなかに11鉢.いつのまにやら増えたものだ. みなさん元気に育っている. 半年前に買った アジアンタム はこんなにふさふさ.
庭のフェンスにからまって伸びたアピオスの花が咲いた (写真). 和名はホドイモ.北アメリカ原産のマメ科の植物で,地下にできる芋は食用になる.
評価をされるのも大変だが,するのも大変.自分の専門から遠いものだとなおさらだ. ほんとにできそうなのか,はったりなのか分からない. 難しいことなのか,たいしたことないのか分からない. その分野の最先端なのか,二番煎じなのか分からない. 総合的に判断しろと言われても,よく分からないことを総合したらますます分からない. どうやって判断するんでしょう… 評価する人にはなりたくない.
生態学会の大会参加登録データの安全のために,ちょっと試行錯誤. サーバの管理者権限を持っているわけではないが, 一般ユーザよりは少し大きな権限をもらってるので,安全な置き場を自分で 作れそうだ.テスト用の CGIプログラムを書いて実験したところ, これでよさそう.あとは root さんに確認しよう.
こういう仕事はけっこう好きだ. 人を説得するよりも,コンピュータを理詰めで説得するほうがず〜〜〜っと性にあっている気がする. 考えてみると,研究は人を説得するという部分が大きい仕事だ. セミナーや学会発表では聞き手の説得.論文が受理されるには査読者や編集委員の説得. 予算を取るには審査員の説得で,いろいろな業務評価でも評価者の説得. 向いてないかも.
今週は,来年の生態学会のためのオンラインシステムの準備をいろいろ進めた. 技術的に心配だったところは,だいたい解決できる目処がついて安心. 試行錯誤で解決策をさがす必要があると,時間の計算ができない.
来週は会議が3つ,うちひとつは東京.1日はフィールド. そのあいまに時間を見つけて生態学の勉強をしよう.
要旨の文字化け対策は前進. こんなページ を参考に, あぶないコード領域の文字はすべて豆腐(□)に変換するようにしてみる. ユーザのブラウザのがんばりも面倒のもと.ブラウザが特殊文字の指定をしてきた とおぼしきところもすべて豆腐にする.疑わしきは豆腐.
来年3月に松山で開催予定の 生態学会54回大会 (ESJ54) のページ に,決ったばかりの学会ロゴマークを貼りつけてみる. 意外とおさまりがよい.
生態学会のページ では, 学会長の菊沢さんのメッセージの連載がはじまった. 学会長の任期は残り1年半あまり.そのあいだに100本掲載を目指すそうだ.
装飾花(大きな花びらがついた花)が数個の,本来の ガクアジサイ. アジサイはこうでないと. 装飾花だらけに育種したセイヨウアジサイは,私の趣味ではない.
間際になって慌てないように,生態学会の大会用ページ関係のお仕事を こそこそと進める. 楽をするための苦労をいとわないという標語(なのか?)を肝に銘じて, 将来的にも使いやすいように全体のシステムを考える. 久しぶりに CGIのプログラムをいじる.
試行錯誤のすえ,CGI で ファイルのアップロードができるようになった. これで,口頭発表のプレゼンファイルを専用ページ経由で送れる メールに添付するのと違って,大きすぎるファイルや正しくない名前のファイルは 自動的に警告を表示して,受けとりを拒否できる. よしよし.次の課題は要旨の文字化け対策.
今朝,みっともないことに,書きかけの状態のファイルを送り込んでしまった. 慌てて訂正.
細胞生物学会の大きな改革.どの学会にも共通する問題というのはあるものだ. 特に,具体的方策というところの最初, 「どの学会においてもシンポジウムの乱立傾向が見られ、併催されるセッションが多すぎて…云々」 というところなど.生態学会でも議論になっている.
ところで,細胞生物学会の会長の永田和宏さんは,歌人としてもトップクラスで, 歌人としての永田さんを知っている人のほうが,研究者としての永田さんを 知っている人より多いのではないかな. 複数の道で秀でている人というのはうらやましい. 自分は… ひとつも秀でてないか.
雨が続いた.庭はあまり水はけがよくない.畑の畝のあいだは水路と化している. ハーブのコーナーは,やや高めに土を盛って乾燥気味のはずなのに, キノコが何種類も顔を出した(写真).
オンラインで抽選する方法を考えてみた(なんでオンライン抽選かという話は省略). 弊社で厳正に抽選しますから信じてね,というのではなく, 主催者の作為がないことを明示したい. 簡単なのは,事前に予測したり制御したりできない値を初期値にして,事前に公開した方法で 擬似乱数をつくり応募者に割りふる方法.もらった乱数が大きいほうから順に 当選者を決める.
なおも畑ネタ.今朝,ズッキーニの花が咲いた( 写真).今夜は今年の初ナスを収穫する予定.普通の品種(千両二号)ふたつと, 水ナスがひとつ採れそうだから,天ぷら,ナス焼きと浅漬けにして味わおう. ハーブを集めた一角では,タイムの花が咲いている (写真). 2ミリぐらいのちいさな花で,よく見るとなかなか可憐だ (少々ぼけたアップ写真).
菜園いじりには評価も競争もない. 眺めて愛でて,できた野菜を自分で食べて,おいしければそれでよし.
伏見甘長は,からくないトウガラシ( 全農のページ). 庭に植えた二株の苗が育って, 花が咲き , 実が伸びはじめた( ごくごく若い実 と, 少し伸びた実). 庭仕事と読書の日々を送れたら,さぞ心静かに生きられるだろう.
庭のナスが順調だ. そろそろ一番果が収穫できそうだ ( 写真).
私が学生のころ,ある先生が,生物の絵を描いてみなさいと言った. 「生物一般」の絵なんて描けないことに気付かせるためだ. 生物の研究では,具体的な材料(種類とか,場所とか)を選ぶ. ある生き物の性質には,その生き物の個性の部分もあるし, ほかの生き物とも共通する部分もある. 研究対象を少しづつ広げると,その区別が見えてくる. それだけの話がうまく人に伝えられないことがある. その材料で調べればすべてが分かるのかと聞かれ,そうではありませんと応えると, では全部を調べ尽くすまで何も分からないのかと続く…… 私の説明が悪いのでしょう.修行が足りません.
庭の畑のズッキーニ( 写真) につぼみがついた( 写真).細い棒状の,ズッキーニ(の実)のもとが用意されてる.花のあと,ここがぐいぐいと 膨らむはずだ.前に市民農園で育てたときは,はじめは順調でもすぐにウイルスに感染して, 株ごとだめになってしまうということを繰り返した.新天地ではどうだろう.
月に2,3日,管理職業務をほったらかして自分の研究をすると, なんとなく後ろめたい楽しさがある. 書類書きの締め切りをいくつもかかえながらデータをいじるのが 人目をはばかる隠微な楽しみに感じられたり, 書類を読まずに論文を読んでると授業中にこっそりマンガを読むようなゾクゾク感があったり. 新鮮な感覚だ.
…などと思っていたところ,同じようなことが書かれたページを見つけた. 熊谷朝臣さん の 5月18日の備忘録. 九州大学宮崎演習林の林長さんは,一日中自分の研究に時間を使ったあとで 「…なんとも後ろめたい。なんか、すごく怠けているというか、いや、すごく悪いことしてるみたい」 に感じるという. そして,こんな感覚はよくない,一番大事なのは研究だという気概を持たねば,と書いておられる. なるほど.でも,研究が楽しいからこそ後ろめたく思ったりするわけで,研究を楽しむこと自体は まずくないですよね.
あしたは会議の日.6つの会議が続く.5月のときは,最初の会議が午前10時から はじまって,7つめの会議が終ったのが夜の 9時半ごろだった.最後は終ったというよりも 時間切れ.そこで,6月は会議のひとつを木曜日の夕方にシフトするという. 水曜日に6つと,木曜日に1つ.そのほか,木曜日には所属ユニット内の会議がふたつ. 延々と続く会議に出ていると, 後ろめたい楽しさがあったりは………しないな.
最近,職場の敷地に入ったところから本館へと続く道路沿いに花壇が作られた( 写真). ペチュニアだとかベゴニアだとか,あまり私の好みではない園芸植物が植え込まれたが, ある日,そのうしろに野菜の苗が並んだ( ペチュニアのうしろのナスの苗).ナスのほか,トマトやシシトウ(か,ピーマンか)が 植えられている.足元は藁でおおい(マルチング),支柱も立っている.本格的だ. 花も実もある花壇.研究所の玄関口に続く道の風景としてはめずらしいパターンだと思うが, けっこう楽しいかもしれない.
きっちり守らないとまずい締め切りは片づき, 数日遅れまでなら許容範囲だと思われるものもだいたい終った. 続いて1週間か2週間ぐらいの遅れは許してもらえそうな仕事にとりかかる.