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2006年 5月

2006-05-30

様々な締め切りに取り囲まれた日々. きっちり守らないとまずいもの(○日の会議にかけるのでそれまでに,など), 数日遅れまでなら許容範囲だと思われるもの,もう少々余裕があるもの. 優先順位を考えて作業しているところに,3日後までに提出せよといった業務が 唐突に突然割り込んできたりする. 文句を言ってどうなるものでもないので,淡々と処理する.

環境報告書というものがある. 企業などが,自分のところではこんなふうに環境保全に取り組んでます,みたいなことを まとめて公表するものだ( 環境省の解説ページ). 私の職場でも今年度から作ることになった.こんなふうにゴミを減らしますとかエネルギーを 節約しますといった内容のなかに,職場内の生物多様性というページを加えたいのだが なにか書いてくれないかと依頼される.ようするに構内の自然のことを書けばいいのかと お伺いをたてたところ,それでよいとのこと. ほかの研究機関の環境報告書の同様なページをいくつか見せてもらったが,あまり生き物に詳しい 人が書いているようではない.もうちょっと楽しいものにしてやろうと思って, ひととおり原稿を書いてみた (> 国立環境研究所構内の自然). 他のページとはトーンがだいぶ違いそうだ.

2006-05-22

先週末,庭でエゴノキの花が咲いた.ちょっと手折って小さな器に活けてみた( 写真).

明日は東京で,去年までの5年間の研究プロジェクトの外部評価会議. 私が関係するプロジェクトの代表者が4月から大学へ異動してしまったので, 私にお鉢がまわってきた. プレゼンの資料を作り,印刷したものも用意する. 数が半端でない.カラーで20部,白黒で35部.

2006-05-18

職場の道路脇の サギゴケ.何ヶ所かパッチ状に集まって咲いている.

先月から今月いっぱいまで,つねに締め切り直前のような状態が続く. 目の前にないことはなるべく忘れるようにして,どうにか精神の安定を保っている. 小心者で心配性の私にしては,よくやっていると思う. まだ白髪はないみたいだし(今、鏡で確認). それにしても,研究時間が残らないのは悲しい.

2006-05-12

おとといの水曜日は会議デー. 午前10時に始まり,最後の会議が終ったのは夜9時半だった. 夕方,会議のあいまに部屋にもどってみると, 総務課から「毎週水曜日は、健康の保持・増進を図るための定時退所日となっています。 毎週業務に区切りをつけ、定時退所に努めましょう!」 というメールが届いていて笑ってしまう.

日本の植物のきれいな写真集や図鑑はいろいろあるが, 世界中でそういうものが揃っているわけではない. 海外で調査をしている同僚が,自分の調査地の植物の本は字が並んだものしかない, 作れるものなら自分で図鑑を作りたいぐらいだ,と言っていたので, ウェブ上に図鑑を作ることをおすすめした. こんなのもあるよ,と波田さんの 植物雑学事典 を紹介したら,いたく感動していた. チベット版植物雑学事典,期待してます. そういえば,わたしの シベリアアルバム の更新が止ってるな.

2006-05-10

職場の駐車場わきの木陰で咲いていた ギンラン

職場の構内の草刈りマップを見る機会があった.年に1回刈るところ, 2回刈るところ,3回のところがある. 刈り取り頻度に応じた植物がそれぞれの場所に生えているようでおもしろい. 3回刈ってるところを年1回にしたら,いまいる種類はきっと消えてしまう. 人為の強さに強弱があるおかげで,見られる植物の種類が増えている.

きょうは月に一度の会議集中日.7つの会議が続く.といっても,出席メンバーがほとんど変らずに, ここまでは○○会議,ここからは△△会議,というふうに連なっていくので,実質的には 2つの会議とも言える. それでも午前中から始まって,終るのは夜何時になるのやら. 一日にまとめてもらってありがたくはあるけれど,なるべくてきぱきと進めてもらいたい. だらだらと長い会議はきらいだ(> プロフィール の"嫌いなこと").

2006-05-08

連休中,老父宅へパソコン出張サポートに行ったり義母と庭仕事したりのあいだに, 共同研究者とフィールドにも一日( 新緑の渡良瀬 ). ヨシ が伸びてきている. ところによっては,その下に コウヤワラビ だのヒメシダだのハナヤスリの仲間だのといったシダたちの姿もあって, うれしい.

数日前から喉がいがらっぽく,鼻がぐずつく.何かの花粉か,かぜなのか. かぜっぽいかも. 今週は書類書き+会議シリーズだ.特に水曜日には連続して7つの会議がある. 今日がしめきりの大物書類は手つかずだし.こんな体調でもつのか. 笑顔で週末を迎えられるだろうか?

…やっぱりかぜだ.明日の出勤は朝の様子で決めます.締め切りも会議も 命にかかわるようなものではないし,多少の不義理は許してもらいましょう.

2006-05-02

職場の駐車場のわきの ウリカエデ の実が成長しつつある. まだ薄い黄色の花びらが残っていて,そのあいだから赤い翼が伸びてきている. ウリカエデの葉もけっこう好きだ.大きすぎないし,いかにもカエデですという これみよがしな感じもない.

2006-05-01

週末に終らせる予定だった原稿は,いまだ途中. 連休後半は,お仕事+親孝行シリーズだ.

文章を書くのはむずかしい.私が最初に書きなぐった文章は, 人に見せられるようなものではない.一度書いたものに少しずつ手をいれる. 推敲を重ねてどうにか読めるものができると,なんだか完璧なものが書けた気になる. これはつねにまちがっている.人に読んでもらうと,かならずなにかしら指摘される. そして,そのほとんどはもっともな指摘だ.自分では気がつかなかったところもあれば, ちょっと引っかかってはいたけれど,まあいいか,と見ないふりをしたところもある.

書く人と,客観的に読んで意見を言う人の共同作業でよいものができる. 書き手がいて編集者がいるという関係は,そういうことだろう. ずっと昔に出版社につとめている人から聞いた話を思い出した. 書き手の文章力は違う出版社から出ている本を見比べると分かるという. 実力がある書き手なら,出版社によらずに文章が安定している. 本人の文章力に難ありの場合は担当編集者しだいになるので, 出版社によって文章の質がばらつく.そんな話だった. その時は,編集者というものがそんなに影響力がある役割だとは知らなかったな.


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