明日が締め切りだというのに, あいかわらず難渋をきわめる原稿書き. 論文を書く時のように,ネタがあるけれどその整理の仕方に悩むのとちがい, ネタをひねり出すのに苦しんでいる. 私への依頼というよりポストへの依頼なのだが, なぜ私が「生物多様性に関する長期シナリオの必要性」について書くのだろう. きょうは朝風呂に入ってあらためてネタを考る.風呂のなかだと集中できる. 多少は目処がついた気がして職場に行き,さらに仕込みの勉強を少々(泥縄とも言う). 「正しさ」は求めないことにする. 独善的になったり,人の顔をうかがったりしそうだから.
しばらく沈黙してしまったが,特になにがあったというわけではない. 管理職仕事を少々, 生態学会のオンラインシステムの整備, 苦手分野の原稿書きなどをしていた.
管理職仕事は淡々とこなすばかり. オンラインシステム作りは楽しい. プログラムを書いていれば私は幸せである. 手段(プログラミング)のためには目的を選ばないのだが, 人の役にたてるならなおけっこうである. で,ついついこちらに走ってしまう. それで原稿書きが進まない.なぜ苦手分野の原稿など書いているのか. 断ればよかったのだが,立場上断れなかった. 大人の世界は大変だ.
気分を変えて(逃避してとも言う)シダの写真を載せる. ホシダ. 「星だ」でなくて「穂しだ」.葉の先が穂のように伸びていることから. シダを見るとかならず葉を裏返したくなる.胞子嚢が並んでいるとうれしい. このホシダもみっしりと 胞子嚢をつけていた. 幸せだ.
勉強会を断念したので使えるようになった木曜,金曜の二日間. そのほとんどを 生態学会全国大会 のオンラインシステムの整備に費やしてしまった. 締め切り厳守をお願いする理由は説得力あるだろうか.
本日の午前中は片道2時間あまりかけて老父のパソコンサポート. 先月から,メールソフトを立ち上げてもサーバにつながらないという. 電話で話をしても要領を得ず,やむを得ず出張サポートとなった. 調べたところ,メールソフトが送り出すパケットを,パーソナル ファイアウォールが止めていた.なぜそうなったかは不明. ともかくパケットのブロックを解除して問題解決.
大工出身のおじいさんは,なんでもひょいひょいと作ったり直したりしてくれて, 老人ホームでおばあさんにもてるのだとか. いっぽう評価が最低なのは,自慢話のほかな何もしない元会社重役だそうだ. 私はパソコンサポートができるおじいさんを目指すか.
ベイズ勉強会の準備は間に合わず,9月中〆切のお仕事もいくつかあって厳しい状況でもあり, 参加は断念.それでも,間に合わせるつもりで2日間ほど集中したおかげで, 新しいことを始めるときにつきもののハードルを越える(あるいは踏み倒す) ことができたようだ.それで収穫としましょう.
職場のところどころで ツユクサが元気に咲いている. ところどころで ツルボも見かける. ツユクサの花の不思議な構造については, 波田さんのページにくわしい.
昨夜,集中講義から戻りました.
来週後半の私的ベイズ勉強会に向けて準備をしないといけないのだが, その前に急ぎの用をいくつか処理する.まずは 生態学会55回大会 の,企画集会・自由集会提案受け付けページを開設する. 困ったことに,私はこういう仕事が好きなようだ.
明日から金曜までの4日間,集中講義で不在です.メールは見られるはず.
関東地方を直撃した台風9号は北へ去った.庭では,今年だけで2メートル以上高くなった センダンの木がほとんど横倒しになった. 生き物が,低い頻度で起こる脅威にどれだけ備えているのかというのは, おもしろい問題.備え過ぎるとコストばかりかかって無駄だし, 楽観的すぎると生きていけない. それはそれとして,庭のセンダンを助けなければ. しっかりせよと抱き起こし,縄で引っ張り固定する. いちおう写真はとったが,おもしろくないので省略. その他,小さな被害はいろいろあったが,木が折れたり根返ったりといった 大被害はなかった.
どうもこのところ鬱々として楽しまない. 立場上期待される業務をこなしつつ,充実感なし. ドジを踏みまくったりサボりまくって首になれば楽かもしれないが, 弱気なプライドがじゃましてそれもできない. 気持ちは落ち込みがちだが,シャキッとするべき場だと思うとシャキッとしてしまう. そんな自分に自己嫌悪.
そんなときに,ちょっとうれしいメールが続けて届いた.私が公開しているプログラムを 活用していただいているというメールと,昔の知人からの,こんないいことありました〜という お知らせメール.ありがとうございます.
台風9号が接近中だが,朝は日が照っている.
先日の夏休みの写真をもう一枚( マツムシソウ). 横長のトリミングは,ぼかした背景を広めに入れて, その場の雰囲気を写しこみつつ花を引き立てる狙い. どうでしょうか.
本日は会議の日.管理職5年任期中55回の会議(11×5, 8月は休み)の16回め. 残り39回.40回を切った.
研究所内外からの業務の依頼の多くは役職への依頼で,このポストにいる人だから 依頼するというもの.仕事のうちだと思えば自分が最適任ではなくても引き受け,淡々とこなす. いっぽう,研究者としての私個人(どこで何をしていようと)への依頼をいただく場合もあり, おもしろそうだと思えばお引き受けする. 当然こちらの方が楽しい. ただ,前者の業務も,専門からやや離れたことを勉強するきっかけになったり, 自分の意見を聞いてもらう機会になったりと,よいこともある……と思います.思わなきゃ.
庭の畑のまわりに植えてあるニラがどんどん花を咲かせている (写真). 早めに花茎ごと折りとるとおいしくいただけるのだが,時期を失してしまった. むりに折って炒めても固くておいしくない.
今週は会議の週.明日は一日中会議だ. 来週の集中講義の準備,再来週の勉強会の準備, 来年の生態学会公開講演会のプレゼン資料作り(今から!), 降って沸いた原稿書きなどなど,充実した日々である. それとは別に,諾否の問い合わせなしでいきなりの原稿執筆依頼が届いた. 〆切は今月中だという. 依頼文書に問い合わせ先の記載なし. これは対応できません.
亜高山帯の針葉樹林で,水平方向に枯れ木が並んだ帯ができるのが縞枯れ(しまがれ)現象. 枯れた木の下では若い木が育って森林が復活するいっぽうで,枯れた木の斜面上側の木が あらたに枯れる.このため,帯は年に1メートルぐらいの速度で山を登っていく. 北八ヶ岳の,その名も縞枯山が有名だが,近所の他の山でも見られるし,北米でも同様の現象がある.
先日の夏休み,はじめて縞枯山に足を踏み入れた. (いちおう)森林生態学者の胸が高鳴る. といっても, 踏み入ってしまうと縞はよく分からない. 少し離れたところから見たほうが分かる( 写真).
美ヶ原周辺で撮った ハナイカリ.