庭のキンカンはまだ高さ1メートルほどだが,花がつきはじめた (写真).
家で出る生ゴミは庭の畑に埋めている.すると, じゃがいもの皮からはじゃがいもの芽が伸びてくるし,カボチャの種を捨てれば カボチャの芽が出てくる.だいたいは抜いてしまうが, たまたま畝のはずれからカボチャが出てきたので,じゃま にならないところに誘導して伸びるに任せた.はじめは雄花ばかりが咲いていたが (写真), ぽつりぽつりと雌花も付けるようになった (写真).
昨日の午後は知ったかぶり会議を二つ.年季が明けるまであと975日.
昨日の夕方から夜にかけて雷雨.雨量は10ミリほどだが, それでも久しぶりの雨らしい雨だ. 吹き抜けの居間の窓いっぱいに走る稲妻に,あらためて自然の力を感じる. 今朝,出勤途中に会った同僚も家庭菜園を楽しんでいる.顔を合わせてまず 「やっと降ってくれました」「今までの心配がリセットされたな」と 天からの恵みを言祝いだ.
今日は曇りの予報だが,朝は青空.ヒマワリの花が映える (写真).
雨が降らない.家には屋根に降った雨を貯める1立方メートルの雨水タンクがあって, 庭の水やりに使っているが,しばらく前から空っぽだ.調べてみると,つくばでは6月29日から 30日にかけて45.5ミリの降水があったあと,7月に入ってからの降水日数は 3日, 積算でわずか 9ミリ.
ついでに,手元にある2001年から2008年のつくばの気象データから, 「もっとも雨が少なかった n 日間」を探してみた.すると,28日間降水ゼロとか, 60日間で降水 3ミリという,とんでもなく乾いた日々があることが分かった. ただし,これらの記録はみな冬だ.夏は土の乾き方がちがう.
というわけで,4月から10月のあいだの連続した期間での小雨記録を計算してみた (グラフ). 図中の黒線が全期間通じて,赤線が4月から10月に限った場合.やはり 冬よりはこの時期のほうが雨は降るが,それでも25日間で3ミリとか, 45日間で16ミリなどという例があった.これはいずれも2001年7月7日からの記録. こんな夏をちゃんと生き延びてきた植物はえらい. 現在の, 25日間で9ミリというのもけっこう厳しい.この先どうなるか?
春と比べて,夏の盛りは花が少ない.何か目新しいものはないかと思って朝の職場構内を ふらふらしていたらキノコを発見(写真). キノコについてはまったく知識がない.これから傘が開くのか? もうちょっと様子を見てみよう.
夏になって会議や打ち合わせは減ったが,それでもぼちぼちと. 来週は「低炭素、循環、自然共生の世界シナリオ」について意見を聞かれることに なっている.こういう,何で私なんかに声がかかるのか不思議なお仕事も少なくない. 肩書きがあるから聞かれるのであって, 見識があるから聞かれるのではないことを肝に銘じる.
カメラの思い出を少し書いてみる.
昔々,はじめて買った自分のカメラは ニコンの一眼レフ,Nikon FM. 1980年のことだった. レンズは Micro Nikkor 55mm F2.8. 植物の接写が撮りたいので,接写ができるマクロレンズを選んだ. カメラのユーザ登録カードを送ったら,「新・ニコンの世界」という冊子が送られてきた. これがプロの作例満載のなかなかすごい本で,交換レンズの特徴の説明あり, レンズの光学的な基礎の解説あり,繰り返し読んで勉強した. 今でも書棚に並んでいる. FM と Micro Nikkor はそれから20年ほど愛用した.
その後,2001 年から6年のあいだにコンパクトデジカメ3台を次々に買い替えた. それからようやく決心し,2007年の4月にデジタル一眼レフ, Nikon D80 を買った. レンズは AF Micro Nikkor 60mm F2.8.デジタル化したものの,ほとんど元に戻った. 老眼鏡をかけなくても,ファインダーを覗けば被写体がはっきり見えるのがうれしい. 最初に,家のなかで焼き締めのぐい呑みを試し撮りしてみた (写真). 絞りを開き気味にして被写体にピントをあわせると,前後がきれいにボケる. これだよ,これ.無性に楽しくなった.
庭で,フジバカマの葉の上にいるカマキリの幼虫を発見 (写真). 去年見かけた 成虫の子供か?
つい最近,またひとつ齢を重ねた.年とともに過去の思い出はしだいに茫漠として, 将来はリアルに思い描けるものになってきた.あと 990 日で管理職の任期は終了, 定年までは研究三昧,そのあと体が動く限りはいろいろ楽しみ, 体が動かなくなっても頭が動く限りはやはりいろいろ楽しみ…
他の人の作業にコメントするとき,「なぜ○○じゃないのか」 という言い方をすることがあるが,これがどうも落ち着かない. 「特別な理由がないかぎり○○すべきだ」と決めつけているように感じられるからか. 「あなたは△△のやり方を選択したが,私は○○のほうがよいと思う」 と言えば,あなたの意見と私の意見とどちらがよいか一緒に考えようという雰囲気を 作りやすいのではないかな.
庭の畑でトマトの花が咲いている(写真). いかにもナスの仲間だ. 今年は中玉とミニを植えた. 赤く熟した実もちらほらと見えるようになった. 中玉といってもミニより1回りか2回り大きい程度だ.
キキョウの花は雄性先熟で,まず雄しべが花粉を散布して,そのあとで雌しべが出てくる. 同じ花の花粉が雌しべにつくことはなく,近親交配を避けている. 各段階の写真を並べてみた (写真). このなかで一番気に入っているのは,つぼみの形.
構内で咲いている赤い花 (写真) がなにかと思って調べたら,ユウゲショウという外来種. 北アメリカ原産のマツヨイグサの仲間で,園芸用に持ち込んだものが広がったらしい. 夕化粧といっても夕方に咲くわけではないようで,この写真を撮ったのも午前8時.
徐々に夏モードになって,会議のたぐいが減ってきた.今週はもう予定なし. 知ったかぶりをして分かったようなことを言わなくてよいので,心が軽い.
週が明け,管理職の任期はあと 998日となった.
庭で薹(とう)が立ったルッコラの上に,カメムシがたくさん居た (写真). ナガメという種類らしい.菜の花につくカメムシで,ナガメだとのこと.
R 関係の本を出していた 九天社 が営業を停止した,大変だ,という話題が一部で飛び交ったが, 、「The R Tips」「R で学ぶデータマイニングI・II」「R Commander ハンドブック」 の著者の 舟尾さん によれば,別の出版社から再発行の打診があったとのこと. よいニュースだ.
ところで,本が絶版になってもその内容がすべてネット上で見られるなら焦ることはない. そもそも金銭的報酬に興味がないなら,本にせずに最初からネット上で公開すればよい. これまで何度か私のページに掲載している文章を書籍化しないかとの 打診をいただいたことがあるが,いずれもお断りした. 本を買ってくれた人にだけ届くよりも,すこしでも多くの人に届くほうがうれしい. さいわいにして固定給をいただける職についているので,物書きで収入を得たいとも思わない. でも,皆がそういう考えだったら出版文化というものが失われる. それはいやだ.この件,自分のなかで答えが出ていない.
週末に札幌に行ったきり雲隠れしたわけではなく,日曜の昼につくばに戻った. きのうは月に一度の会議の日.管理職任中の55回(5 x 11)の会議の26回めで, 今日が終われば残りは29回だ.26も29も似たようなもので, ということはほとんど半分終わったようなものだ… などと思って自分を励ます. あさっての土曜日には,残り任期はちょうど1000日となる.
折々の写真からの 職場構内の写真のページ の3月,4月のところに説明を書き加える.