筑波山の調査は3日の予定が2日で終わってしまった. 山の中では「領域長室にいるときよりずっと生き生きしてますね」と言われた. そりゃそうだろう. 管理職業務にそれなりに適応しつつも,楽しんではいない. 山の中での植物との出会いは心から楽しい. 写真はばさばさと茂るイヌガンソク. 中央に胞子葉が持ち上がりつつあるのが見える.
明日29日,月曜日の深夜に管理職の5年任期の半分が終了し, 30日から後半となる. この任期が終われば調査でもなんでも好きなだけできる.
庭のヤマボウシの実が赤く色づいている (写真).
あしたからの3日間は,水・土壌関係の研究者の調査に同行して筑波山に通うことになった. 植物の種類を調べるのが私の仕事.3日間,毎日ひとつづつ会議をさぼることになってしまうが, 会議室と山の中と,どちらで私の能力がより活用できるかといえば明らかに山の中だ. というわけで,私の有効活用にご理解・ご協力をお願いすることにすることにしよう.
先週の写真をもう少し載せます.宿の近くを散歩していて見かけたミゾソバ (写真) とノコンギク(写真)は,どちらも ごくありふれた種類だが, よく見るとなかなかよい花だ.
夏休みから戻りました. 山形・宮城県境の船形山は,標高は1,500 メートルと決して高くないがすでに山頂付近は 秋の雰囲気だった (写真1, 写真2). 植物を見て写真を撮りながら歩くと,どうしても コースタイムにやや遅れがちぐらいのペースになる. 今の季節は,花だけでなく実も楽しめる. ウリカエデの実が熟して飛ぶまでもう少しかかりそうだ (写真).
アメリカの国立公園内のトレールは,山岳地帯であってもピークをほとんど 通らないものも多かった.地図で見ると物足りない気もしたが,歩いてみれば それはそれで楽しかった.目的地を目指す山歩きではなく,行程を楽しむ山歩きもまたよし.
きのうの午前中,庭の畑のまわりで茂りすぎた大量のニラをばさばさと切って埋めた. おかげで手がニラ臭くなった.今でもほのかに臭う.
明日から休み.温泉で心を癒し,ニラの臭いも洗い流してきます.
職場のアカマツ林の林床などで,ツルボ (写真)が花盛りだ.
とあるところから入手したアサガオの種子を育てたところ,葉柄の刺々や丸い葉の形など, いまひとつアサガオらしくなくてどうなるかと思っていたところ,先日の長雨のときに葉が いっせいに萎れてしまい,回復しない.つぼみだけはしっかりとしているので,しばらく 様子を見ていたらとうとう咲いた.花はりっぱにアサガオだ (写真). わざと花の裏側から撮って見た.
ふつうのアサガオは葉のつけ根にひとつだけつぼみをつけるが, このアサガオではいくつもつぼみがある.その正体はなんなのか. 先週,私が不在のあいだに,連れ合いの知人でアサガオに詳しい研究者がたまたま 通りかかったので見てもらったところ,一見してIpomoea tricolor との判定だったそうだ. 花のつけ根のあたりが黄色っぽいのが写真でも分かる. この黄色と,青い部分,そのあいだの白い部分とで tricolor (三色)なのだそうだ. 日本で昔から栽培されているアサガオと近縁だが,中南米原産の別種.
先週は集中講義で不在でしたが,今週は水曜から週末まで夏休みです. ネットにつながらないところにいるので,メールでの連絡はつかないでしょう.
2台の車で移動中に,もう一台の車の運転者に伝えたいことがあった. 窓が閉っていると声が聞こえないので,窓を開けろと身振りで伝えようとして, 右手でこぶしをつくって回した. 窓の上げ下げのハンドルを回す身振りなのだが, 何やってるんだという顔で見ている. そうか.若い人(相手は31才)はスイッチで上下するパワーウインドウしか知らないのだ. 「ダイヤルを回す」と言っても通じないのと同じだ.
庭のヤマボウシの実がふくらみつつある (写真). ひとつ,早々に赤く色づいたものもあったが,2,3日のうちに姿が消えた. さっそく鳥が来て食べてしまったか.目ざとい. 見つけてもらうために赤くなっているのだから当然だが.
明日から金曜日まで不在です.
管理職の残り任期を数える日々(あと938日)だが, すでに何日片づけたかというと今日が 888 日目. よくここまでもったものだ. はじめのころに多発した白髪は,その後は発見されていない. 心配性の私が,ずいぶん楽観的になったかもしれない. あと25日で道なかば.
来年3月の 生態学会全国大会 のオンライン受付システムの準備を始めた. 実行委員会の発案で,今年は集金方法が大きく変わる予定.
7月はじめから8月なかばまで,つくばの積算雨量は1ケ月半で20ミリほどと乾ききった夏だったが, 16日からは人が変わったように降り,8月後半の積算は300ミリを越えた. 我が家では,コンクリの基礎と建物のあいだから水が入って床下浸水状態になってしまった.
職場の構内では,コナラ属の木々のドングリが育ちつつある. クヌギ(写真), コナラ(写真), シラカシ(写真)など. ドングリがついているお皿の構造にそれぞれの個性があっておもしろい.
今日は一日中会議.