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2008年 10月

2008-10-30

メリケンカルカヤの果実の毛(写真)も, キンエノコロ と同様に逆光で輝かせて撮りたくなる被写体だ.

緯度と経度が分かっている2地点間の,地表面に沿っての距離を計算したい. 図を書いて考え始めたところで気がついた.地球の中心から各地点へのベクトルの 方向余弦を求め,その内積をとれば2地点のなす角度の cos が分かる. あとは アークコサインを求めて半径をかけるだけ.図を書くようなことではなかった.

で,そのようなプログラムを書いて,ためしに赤道上の天から北極点までの距離を計算したら, ほぼ 10,000キロ.こんなにきりがいいなんて不自然だ, どこかまちがえたかと思ったが,実はこうなるのが当然なのでした. 赤道から北極までの距離の1千万分の1というのが,18世紀の末にフランスで決めた 最初のメートルの定義なので,赤道から北極までは1千万メートル,すなわち1万キロになる.

…と,文章で定義するのは簡単だが,赤道から北極までの距離を測定しないと 1メートルの長さは決まらない.その測定(赤道から極までではなく,途中までだが) は困難をきわめたという (参考: 1メートルはどうして決めた?.この文章には光の波長を基準にした定義まで書かれて いるが,現在は光が一定時間内に伝わる距離で定義されている).

2008-10-28

キンエノコロの穂が,朝日を受けてかがやいている (写真).

学会ページの問い合わせフォーム経由のスパムは捕捉できたようだ. 昨夜は4件が網にかかった.だいぶ減っている. うまく送れないのであきらめたのか.

生態学会の一般講演申し込みは来月14日まで. 前回は,公開講演会と自由集会で話しただけで,一般講演はしていない. 生涯一研究者を目指しているのに,これではいけない.

ところで「生涯一○○」という表現は今でも通じるだろうか? 南海ホークスのプレイングマネージャーをつとめた野村克也が, 1978年に43歳で移籍し一選手になることを選択したときの言葉, 「生涯一捕手」が下敷きです.

2008-10-27

ソメイヨシノの花は特に好みではないし,樹形もしまりがないが,紅葉はなかなかよい (写真1写真2).

生態学会全国大会の問い合わせページ英語版経由で,やたらとスパムが送られてくるように なってうっとうしい.IP アドレスは偽装しているようだ. 簡単な対策を講じてみる.さて,どうなるか.

2008-10-22

昨日は一日,筑波山での調査の手伝い.斜面を登ったり降りたりで,足腰に心地よい疲れがたまる. デスクワークで根をつめた日の夕方に気持ち悪くなるのと比べて,ずっとよい.

庭のイソギクのつぼみがふくらんできた (写真). 咲いた状態よりも,このほうが趣があるかもしれない.

先週末の 個体群生態学会 は楽しめたし勉強になった.思うところもいろいろ. 統計的有意差を出して満足してしまう「ゆーい差決戦主義」が 自然の理解を深めるうえでマイナスであることは, 久保さん が繰り返し指摘しているところだが, 統計的なモデル選択をしたところで満足することもまた, 「モデル選択決戦主義」となって同じ徹を踏んでしまうかも知れない. 統計モデルを使った予測自体が目的ならそれでよいだろうが, 自然のしくみを理解したいなら,統計モデルは仮説を考える土台であり, その土台からどう踏み出すかが大切か.

2008-10-17

草木の実が色づく季節だ. 写真はムラサキシキブ.

先週,急に思い立って,今週末の 個体群生態学会 の参加申し込みをした. ほんとの研究の話が行き来する場に身を置くことを心がけないと 管理職ボケになってしまう… などという理屈はどうでもよくて, とにかく生態学の話を聞いてると楽しいから.

大会直前になってから参加費を払い込む場合は,確認のために郵便局での振替えの半券を 持ってくるようにとの指示が大会案内ページにあった. 払い込みをしながら,半券はとっておかなきゃと思った. 郵便局から戻ってから,なぜか財布の中にたまったもろもろのレシートを捨てようと思い立った. そして半券もいっしょに捨てた(らしい). 今に始まったことではないが,○○しなきゃと思った5分後にはきれいに忘れていることが多い. 困ったことだ.

2008-10-10

セイタカアワダチソウが花盛りだ. やたらとはびこって嫌われている外来植物だが,本人に悪気はない. 近寄って花をよく見てみる (写真). 写真のページにごちゃごちゃ書いたが, こういう構造になっているとは知らなかった.

今朝,庭を眺めながら歯を磨いていたら,ルリタテハが羽根を広げたり閉じたりしていた. 広げるとはルリが鮮やかだが (写真), 閉じるとみごとな保護色で背景の土にまぎれてしまう (写真).

昨日の午後はシダを勉強しに筑波山へ.今まで認識できていなかった種類をいくつか覚えた. サラシナショウマがあちこちで咲いていた (写真).

2008-10-08

きょうは年に一度の人間ドック. これといった異常はなかった.ありがたいことだ. これから年をとれば,いろいろ出てくるのだろうけど.

「疲労つもりて引き出ししヘルペスなりといふ 八十年生きればそりやぁあなた」 斉藤史

2008-10-04

天気のよい午前中,あちこちでエノコログサの穂が陽を浴びて光っている. 写真はキンエノコロか. もしかしたらコツブキンエノコロかもしれない.

庭で咲いているフジバカマに,アサギマダラが来ていた (写真). ふわりふわりと飛んでは花につかまる. 右の羽根の半透明な部分に花が透けて見えている. アサギマダラは渡りをする蝶として有名だ ( ナショナルジオグラフィックの記事).

最近,知り合いが山の事故で亡くなった. その死を悼み別れを惜しんだ人たちがたくさんいたことを,亡くなった本人は 知ることができない.けれども,そのような人たちとのつながりに 生前から恵まれていたことは,本人がたっぷりと味わえた幸せであったはずだ. ごく限られたお付き合いではあったけれど,私もその幸せのいくらかを共有できたことに 感謝したい. 自分の思い出のための写真を一枚

2008-10-02

数日前からキンモクセイの香りが漂っている (写真). 秋だ.

朝6時,ゴミを捨てようと家から出たところ, あまりに気持ちのよい天気で,仕事から逃避して山にでも行きたくなった. もちろんそんな勇気はなく,やるべき仕事をするべくおとなしく出勤してしまった. 小心者だ.


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