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2010年 10月

2010-10-28

私の滞在中、名古屋では 生物多様性条約COP10 のほか、 フィギュアスケート NHK杯 、 セリーグのクライマックスシリーズ、 あいちトリエンナーレ が開催されていた。 それらをあっさり飲み込んで平気な顔をしている名古屋は侮れないと思った。

COP10の本会議のオブザーバー席には自由に出入りできる。 議長と各国代表のやりとりが興味深く、 聞きはじめたら2時間以上席を離れられなかった。

2010-10-22

先週、庭のフェンス上にいた、おそらくオオカマキリ (写真)。 背筋が伸びた姿が凛々しい。

ジュンク堂書店池袋本店で人気の 図鑑ベスト5 のトップが、 文一総合出版の イモムシハンドブック なのだそうだ。 私もしばらく前に購入して、庭で見つけたイモムシ類を調べるのに重宝している。 以前、 シャチホコガの幼虫 を教えていただいた方が 「ガの幼虫が好きなので、名前が知りたくなって調べてみました」と おっしゃるのに驚いた。世の中にそんな人がいるとは想像もしなかったが、 今ではだいぶその気持ちが分かるようになった。

例によっていろいろ綱渡り中だ。生態学会の諸受け付けシステムは稼働し始めて一安心。 綱から落ちなくてよかった。本日夕方から来週の火曜まで名古屋です。

2010-10-18

ヤマノイモの仲間の果実は、3枚の翼が互いに120度の角度でくっついた形をしている (写真)。やがてそれぞれの翼の中から 種子が出てくる。写真の背景のボケかたがきれいだ。

職場の構内の芝生にトノサマバッタがいた (写真)。 バッタの目線では芝生も草むらに見える。

植物の写真を撮ることばかりを考えていると画面に入ってくる虫は邪魔者に見える。 虫だけに気持ちが行っていると、植物は背景にしか見えないかも知れない。 どちらにも目を向けたほうが、ぜったいおもしろいはず。

心地よい秋の天気が続く。心が秋晴れになるのはいつの日か。

2010-10-14

いろいろ手が回りきっていないが、まあなんとかなるだろうと思うことにする。 すみません。

職場のキノコの写真をもう一枚 (写真)。 テングタケ属のもので、テングタケかイボテングタケか、はたまたガンタケか。 徒然花鳥風月 私家版菌蕈記 によれば、遺伝子まで調べた結果、これまでテングタケと呼ばれてきたキノコには 複数のグループがあることが分かり、そのひとつはイボテングタケと名づけて区別された とのこと。

昨日は人間ドックに行ってきた。前々からあった不整脈を見つけられてしまい、再検査を言い渡された。 心拍数が180ぐらいになる運動をしても、特に心臓が苦しいことはないのだが。 管理職ストレスが取り除かれたら不整脈も減るだろうか。

感心したのは CRP というタンパク質の濃度だ。平常の血中濃度は 0.4 mg/dl だが、 どこかで炎症があると増えるという。折りしも私左の膝に細菌が入って 数日前から腫れ上がり、一時は歩行困難になった。 はたして CRP濃度は一気に 7.9 mg/dl に跳ね上がっていた。 血液検査というものを信用しようという気になった。これまで疑っていたわけではないですが。

2010-10-08

あちこちでキノコが頭をもたげている。 キノコの種類はさっぱり分からないが、図鑑と絵合わせしてみる。 しろうとの絵合わせは、往々にして識別ポイントをはずして見てしまって間違えるまちがえる。 とくに、キノコは土の中から出てきてから胞子を散布してしおれていくまで、 どんどん姿が変化するのでむずかしい。 これはアカヤマタケだろうか? (写真

2010-10-03

庭で勝手に生えているシソはしばらく前から花盛りだ (写真)。

庭のフェンスに絡まっている植物の手入れをしていたとき、手にチクッと痛みを感じた。 何かと思い、痛みを感じたあたりを手で探ったら、またチクッときた。 じきに、チクッとどころではない、本格的な痛みに変わった。 今度は注意しながら探したら、いかにも危険そうな鱗翅目の幼虫が ツルウメモドキの葉の裏に潜んでいた。 痛さにめげそうだったが、こいつの正体は知りたい。 枝ごと切ってからカメラを取ってきて撮影してからネットで調べたところ イラガの一種、クロシタアオイラガらしい (写真(←間違っていたら教えてください) 刺に毒があり、刺されると焼けるように痛くて水泡が出来るとのこと。 勉強になった。

家の近くで追突事故の現場を通りかかった。4台の車が止っていた。 車の破損はそれほどではなかった。4台なので四重衝突だと反射的に思ったが、 それだと3台では三重、2台で二重になってしまう。2台の場合はただの衝突だから、 N台の事故は (N-1)重衝突となるはず。英語で言う off-by-one error、 日本だと植木算。

管理職の任期はあと半年を切った。 組織だの評価だのプロジェクトだの、もう顔も見たくない。 すっきりと任を解いてもらえるか否かにかかわらず研究所をやめてフリーになる という選択肢が、ものすごく魅力的に見える今日このごろ。


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