雪の夜が明けた朝。湿り気の多い雪なのに加え、明け方にはすっかり晴れて放射冷却が厳しく、 どこも氷に閉ざされている。 雪を被った冬枯れのアキニレの上部に、朝日が当たって美しい (写真)。 庭を見て喜んでばかりもいられない。凍りついた道を車や自転車で走るのは 気が進まないので徒歩で出勤。さっさと歩けば45分ほどの距離だが、 凍ったところはそろそろ歩きで15分増し。 ときにはわき道にも逸れながら写真を撮ってさらに20分増し (ユリノキ、 イロハモミジ)。 凍った歩道をハクセキレイが歩いていた (写真)。 溶けはじめた雪はキラキラと光る (写真)。 雪国で暮らしたことのない私にとっては脱日常感あふれる朝の一時だった。
日曜日に老眼鏡ができてきた。こんどこそ汚さず傷つけずに大事に使おう、とはいつも思うこと。
このところ、カメラを取り出す機会がめったになく、載せるような写真がない。 こんなときはアルバムの整理。 カメラを持って庭を歩く と 通勤もカメラを持って の11月から12月のところに、すでに掲載した写真へのリンクを追加した。
O'Reilly 社から R 本が出ていた。 R クックブック。 O'Reillyとあれば買わねばなるまいと、さっそく購入。 O'Reilly の本は、何冊ものPerl本 のほか Python, CGI, vi, HTML など いろいろお世話になっている。 R クックブックはまだちらっとしか見ていないが、 1章「入力と出力」の1ページめの「哲学的な補足」に、さすがだとうれしくなった。 Rの入出力機能が貧弱だと批判する人はRの設計理念を理解していないとし、 以下のように書いている(長くなるが引用)。
「R はS という統計パッケージをベース にしています。ベル研究所で働いていたSの開発者は、Unix 設計理念に触れていました。 Unix 設計理念の要はモジュラーツールという考え方です。Unix のプログラムはすべてを行おう という大規模なモノリシックプログラムではなく、それぞれが1つのことを適切に実行する 小さな専用のツールです。Unix ユーザはそれぞれのプログラムを積み木のように 積み上げ、それぞれの構成要素をもとにシステムを作成しています。 (中略) Rはデータファイルの前処理はあまり得意ではありません。Sの作成者は、データの前処理は perl、awk、sed、cut、pasteなどの他の使いなれたツールを使うことを 想定していました。したがって、データの前処理機能を重複して持つ必要はなかったのです。 データへのアクセスや解析が難しい場合には、Rに取り込む前に、外部のツールを使って データの前処理を行ってください。RにはRが最も得意なことを行わせるようにします。」
冷える日が続く。車のフロントガラスの霜がきれいだ (写真)。 振り返ってみると、 去年や おととし も同じころに霜の写真を撮っている。 放射冷却でよく冷えて、かつ空気が乾燥していているとこんな霜が見られるような気がする。 空気が湿っていると、べったりと氷が貼りついてしまい、 こんな造形は見られないのではないかな。朝の気温と湿度のデータ、 そして霜の写真を蓄積していけばパターンが見えてくるかも。
冷える冬の朝、常緑樹のなかには葉がくるっと丸まっているものがある。 先日 花芽の写真 を載せたヒカゲツツジも、朝は葉が細く巻き込まれている (写真)。 細胞のなかで水が凍ってしまうと細胞は壊れてしまう。 水分が細胞の外に出て凍る細胞外凍結は、 寒さに耐える重要な性質だ。 葉の細胞の水分が細胞外に出ると、細胞は脱水状態になるので縮んで丸まり、 写真のようになるのだろう。
昨日の夜、曇りのない目を手に入れるべく眼鏡屋に行った。中近両用眼鏡と、 近距離専用眼鏡を作る。 中近両用は、レンズの下半分は近くが見やすく、上半分は数メートル程度が見やすくなっている。 仕事中はこれが便利なのだが、家では具合がよくない。 夜、ふとんの中で本を読むという日々の重要な場面では、レンズの中央から上寄りを使って 読んでいる。この部分が中距離用では困る。というわけで、家用は近距離専用。 レンズの取り寄せに時間がかかるので、10日ほどでできるとのこと。
大モノの仕事が3系統、そのほか中型、小型の仕事がいろいろと錯綜するなかでの綱渡りが続く。 何本かはすでに踏み外して、かろうじて手でぶらさがっている状態かもしれない。
世界が汚れて見える。澄んだ目で見つめたい。 というわけで、傷だらけになった老眼鏡を新調することにする。 どこかで時間をみつけてメガネ屋に行ってこよう。
職場 の外むけ広報ニュース(年6回発行)の紙面が、記事の長さの関係で そっくり1面空いてしまったというので、埋め草に写真ページを急遽作成した ( こんな感じ )。印刷物はできあがってきたが、まだサイトには載っていないようだ。
金曜の夕方、土曜全日、日曜の午前と研究プロジェクトの会議のため東京に通った。 土曜の夕方と日曜の午前の会場は 弥生講堂アネックス。おもしろい建物なので、 会議の前にカメラを撮り出して中の様子を撮る (写真)。 会議中に、投影されている資料を撮るような顔をしてもう一枚 (写真)。 ずいぶん工夫された工法のようだ (参考:この建物の構造につて紹介している ブログ、 続き)。
庭の木々はじっとしているが、充実した冬芽を見ると春が楽しみになる。 たとえばダンコウバイ (写真)。 ヒカゲツツジの花芽も(写真)。
建築家の菊竹清訓氏が死去とのこと。最近では 九州国立博物館 が氏の作品。 つくばにも作品がある。松見タワー (参考1、 参考2)、 通称「栓抜きタワー」。 そういえばこのタワーの写真を撮ったことはないし、登ったこともない。 今度行ってみよう。
昨年末から開発中のシステムは、工夫の甲斐あってなお高速化。これなら実用になる。 全体で2000行足らずのコンパクトなシステムだが、名前をつけることにした。 人呼んでMeBERA。まだ呼ばれてないか。なんの略だかは内緒。 読みにくかったらメビーと呼んでください。
自分用メモ。Perl でのハッシュ作りはけっこうコストがかかる。 1ステップごとに、要素数が10個程度のハッシュを10万回あまり作り直しをしていたところ、 条件を限ればハッシュはそのままでデータの追加登録と削除(delete)の 繰り返しで済ませるようにできた。これだけで見違えるほど速くなった(1ステップが数分→ 45秒)。
朝の雲がきれいだったので撮ってみた (写真)。 雲の分類はまったくしろうとだが、巻積雲か?
本格的な雲の形の分類を最初に試みたとされているのがラマルク。 進化の仕組みとして用不用説を唱えた、あのラマルク。 ナポレオンに、雲の分類なんて無駄なことはやめて生物学をやれと言われたとか。 無駄と言われた雲の研究の分野ではラマルクの基本的な分け方が今も残っているが、 用不用説は誤りとして省みられなくなった。
正月はこれといった写真を撮っていないので、去年の12月に撮ったスイレンを載せる (写真)。 もちろん温室で栽培されているもの。 なかなかよい色だ。
21世紀2回めの素数年である 2011年が終って2012年。 いつものように素因数分解すると、2 x 2 x 503。 次の素数年は2017年、そのあと10年空いて、2027年と2029年は双子素数(差が2の素数のペア)。 その前の双子素数は1997年と1999年だった。
2029年の次の素数は 2039年。そのあと目立つ数というと2048年( ちょうど2の11乗)。 ここらへんまでは元気でいたいと願う。
年末にしかけた計算のプログラムは、実はほとんど実用にならない遅さだ。 正月の朝、布団の中で2桁ほど早くするアイデアを思いつく。 そのあと散歩しながらさらに数倍早くできそうなアイデアを思いつく。 あわせて数百倍、これなら実用になるだろう。 こんな工夫が楽しくてしかたがない。