庭の木々は、それぞれのペースで色付き、葉を落とす。 早いものはもうまったく葉が残っていないし。まだ緑が抜け切らないものもある。 クロモジ (写真)や ヤマコウバシ (写真)は今が見頃だ。
イヌシデの枝に止まっていたシジュウカラにカメラを向けたら、ちょうどシャッターを押すときに 飛び立ち、ピントはずれたが翼の動きが撮れた (写真)。 翼の先端に近づくほど風切羽が速く動いている。
ランの写真の続き。中央アメリカに分布するOncidium baueriの小振りな花に寄ってみる (写真)。 ウミウシを思わせる (ウミウシのいろいろ)。 Dendrobium tangerinum の花の横顔は、 躍動感を感じさせる(写真)。
日本の自然に戻って、風雨で散ったイロハモミジの葉に木漏れ日が差し込んでいるところ (写真)。 じきに縮れて茶色くなってしまうので、つかのまの情景だ。 晩秋の葉の写真をもう一枚、アカシデ (写真)。 黄色に薄くアントシアンの赤が乗っている。 緑のときもアカシデの葉の形は好ましいが、色づくとさらに風情がある。
ススキの穂も秋の風情を感じさせる。イロハモミジの紅葉を背景に、白く輝いているところを撮ってみた (写真)。
昨日の夜、前線の通過前は気温が高く、つくばの一日の最高気温が午後9時7分に記録されている(18.8 度)。 日付が変わったところで一気に6度ほど下がった。
ランの写真が必要で、週末に筑波実験植物園の温室に行った。 近寄ると、じつにさまざまな造形が見られる。 とりあえず一枚、Habenaria medusa (写真)。 日本ではサギソウが近縁だ。 糸のように伸びているのは花弁の先が細かく分かれたもの。 学名の種小名、medusa は、これを ギリシャ神話の怪物 メドゥーサ の頭に例えたのか。 メドゥーサの髪の毛は一本一本が毒蛇だ。
今日の紅葉はイタヤカエデ (写真)。
職場の構内にはハシブトガラスが多い。しばしば群れている (写真1、 写真2)。 カラスはあまりよい印象は持たれていないようだが、 飛ぶ姿はなかなか立派でかっこよいと思う (写真1、 写真2)。
階乗( n! = 1 × 2 × 3 × ... × n) はすごい。9 人の選手を並べて野球の打順を組むやり方は、 9! すなわち約36万通りもある。2005年、ロッテマリーンズのバレンタイン監督は、日本シリーズまで 含めた公式戦147試合で 135通りの打線を組んで注目されたが、それとて可能な組み合わせのほんの一部だ。 もちろん、球団の支配下選手は 9人ではないので、実際にははるかに多くの可能性があった。 また、同じく 9 人の選手の守備位置の組み合わせも 36万通りだ。したがって、 守備位置と打順の可能な組み合わせは9! の二乗、すなわちおよそ 1300億通りある。 選手がぎりぎり9人しかいない草野球チームの監督も、実はこの広大な可能性の海のなかで采配を振るっていると 考えると、なかなかすごくないか。 (バイオインフォマティクスの勉強をしていて、 巡回セールスマン問題 など NP 困難な問題の話題から、こんなことに発想が飛んでしまった)。
冬至まであと一ケ月。ずいぶん日が短くなった。 出勤するころはまだ太陽が低い(写真)。 朝日を受けたケヤキがまぶしい (写真)。
西の空には、もうすぐ沈む月が残っている (写真)。 コンクリート打ちっぱなしの建物、月、そしてハトの組み合わせがおもしろい。 無機的なものと有機的なもの。何十億年も変わらないものと、たかだか数年の命しか持たない持つもの。 直線的なものと、丸いもの。動かないものと、空を舞うもの。
晩秋の絵日記は紅葉が主役だ。 イロハモミジの紅葉に目を向けたら、そこには越冬のため日本にわたってきたジョウビタキの雄がいた (写真)。 逆光で鳥は暗く写っているが、翼の白い模様ははっきり見える。
赤い色素が作られない樹種でも、緑のクロロフィルが分解されると 黄色い色素が見えてくる (ハクモクレン、 メタセコイア)。
今朝のつくばは、5時半に -1.9度を記録した。ほぼ冬だ。
種類によって早い、遅いがあるが、紅葉した葉が目につくようになった。 出勤前の庭では、ドウダンツツジの紅葉が朝日を受けている (写真)。
タイワンホトトギスの花はいまごろ咲いている。 よく見ると、なかなか複雑な作りになっている (写真)。 雌しべの先が分かれた様子は、まだら模様とあいまって軟体動物的な印象だ。
10月になって咲き始めたフェンスのソライロアサガオは、 葉はかなり萎れてしまっているが花は咲き続けている。 さまざまに紫がかった微妙な色合いは、なかなか風情がある (写真)。
今日はこれから東京で会議。 けっこうタイトで綱渡りな日々だ。 オフの予定も含めてタイトになっているのだが、 ワークライフバランス的には、オフを犠牲にしたくないところだ。 …なんだかカタカナが多いな。書き直し。 けっこう予定が詰まって綱渡りな日々だ。休みの予定も含めて窮屈になっているのだが、 仕事と生活の釣り合いという観点からは、余暇活動も犠牲にしたくないところだ。
きのうの連勝の話の補足。 一番ごとの勝ち負けが五分五分の力士が69連勝する確率は 10億×10億×500分の1だった。 ではある日を起点にして69連勝できるかどうかの確率が五分五分の力士は、一番ごとの取組み でどのぐらい勝つ確率が高いかというと、99%。意外とおとなしい数字だ。もちろん、 100番取って平均1回しか負けないというのはとてつもない強さだが。
なお、ある日を起点にするのではなく、生涯のどこかで69連勝するかどうかが五分五分 ということになると、必要な強さはだいぶ緩和される。
ソメイヨシノの紅葉をもう一枚 (写真)。 今度は逆光で。
日本全体でじゃんけん大会をすると、優勝するには27回続けて勝たないといけない。 あり得ないことのように感じられるが、だれか一人は必ず勝ち続ける。 本人はすごい興奮を味わえるだろう。 それにしてもシーズン24勝0敗はすごいが、双葉山の 69連勝はもっとすごい。 一番ごとの勝ち負けが五分五分だとすると、 69連勝する確率は 10億×10億×500分の1だ。 もちろん、そんなに稀なことが起こったと感心するのではなく、 一回の取り組みで勝つ確率がものすごく1に近かったのだろな、と感心するべき。
ソメイヨシノの葉が紅葉している (写真)。 春は花で楽しませてくれた木だ (写真1、 写真2、 写真3)。
自分は物をよく失くすという自覚がある。もっと注意すべきなのかとも思うが、 失くさないように注意ばかりしている人生というのも楽しくないだろう。 それでも、注意しなくても失くす確率が低くなるような工夫はあってよい。 先日 USB メモリーを買ったが、これなどいかにも失くしてくれと言わんばかりの物体だ。 なので、まずキャップを失くさないように、キャップなし・スライド式を選ぶ。 それから色は目立つようにピンク。さらに、ストラップがつけられるタイプにして、 首にかける名札用のヒモをつけた。本体には名前を書いた。このぐらいすれば だいぶ失くす確率は下がるだろう。 工夫は楽しい。
鉢植えのペペロミアの花 (写真)。 コショウ科の植物で、花弁も萼片もない、雄しべと雌しべだけの花が 花茎に並んでいる。右の短い花序の中央付近で、 小さな黄色いつぶが見えているのが雄しべ。地味だ。
褒められて嬉しいことよりも、褒められてびっくりすることのほうが、 自分が知らない自分の特徴を人に教えてもらえるという意味でありがたいのだろう。 同様に、「心外だ」と感じる批判ほどありがたいものである可能性があるのだろうな。 肝に銘じておこう。