空には巻雲(写真)。 明日は天気が崩れるとか。 でも、きょうは明るい陽射しのなかでオオイヌノフグリ (写真)や マンサク(写真)が咲いている。 マンサクの黄色いリボンは花弁で、濃い赤は萼(拡大)。 オオバヤシャブシの花序が春を待っている (写真)。
朝、東の空に細い月と明けの明星が並んでいた (写真)。 今日の金星はマイナス5等の明るさとのこと (>参考)。
台所から見える向かいの家の屋根のスズメ (写真)。 ちょうど飛び立つところが撮れた (写真)。 やはり飛ぶ鳥はかっこよい。
室内の鉢植えのクリスマスローズは、とうに「花」としては終わっているが、萼は残り、いくつもの心皮が膨らんでいる (写真)。いかにもキンポウゲ科。これはこれでおもしろい。 開花中(雄しべが花粉をつけていたころ)は萼がもっと白くて、花弁らしかった。
庭でフキノトウを6つ初収穫。天ぷらにしていただいた。 早春の味覚だ。 マクロレンズを職場に置いてきてしまったので写真は撮れず。
週末に会議で東京に行った折り、読みたかった本を書店でみかけてさっと手にとったら、 「著者の直筆サイン入り」という帯が付いている。中を開いたら、本当に大きなサインがあった。 サイン会のときに残ったものか。こんな立派なサイン入で、同じ値段で買えるのだろうか、 どこにも何も書いてないけど… とどきどきしながらレジに持っていったが、定価そのまま。 たしかに本は再販商品なので、書店が勝手に安売りもできないが、 高く売ることもできないのかも。サイン入りで値段があがるのは古書の場合か。 とにかくとても得した気分だ。
野球の試合で、5回の攻撃中なのだが、自分が打席に立った記憶がない。 3回が終わっていれば全員が打席に立っているはずなのにおかしいと思って スコアラーに私の打順はどうなっているのかそっと尋ねたら、 竹中さんの打順は飛ばされてますとあっさり言われた。いかにも自分らしい、いじけた夢だ。
新聞の俳句欄にあった一句。「蒼天や職退き役退きおらが春」。いいですなあ。
寒い日が続く。まだ冬芽はゆるまない。 オオバヤシャブシの芽は、基部の丸みと、ピシっと尖った先端との組み合わせの妙を感じる (写真)。 タブノキの丸々とした芽は豊穣のイメージ (写真)。 ハクモクレンは毛皮をまとう (写真)。 逆光で毛が輝く (写真)。 大きいのは花芽、小さいのは葉芽だろう。
ムラサキシキブの冬芽は、芽鱗(がりん)がない裸芽(らが)だ (写真)。 みっしりとついている黒いつぶつぶは、アブラムシの卵らしい。 (ひょっとしてこれか?> 「ムラサキシキブアブラムシ」) 植物を撮る目で見れば余計なものが入った写真だが、 アブラムシに興味がある目で見れば、ムラサキシキブは背景となる。 両者の関係に目を向けるのが、自然そのものを見ていることになるのだろう。
先週末につづいての雪だ (写真1、 写真2、 写真3)。 明日から出張だが、行けるのかな… などと思うと、準備に身が入らなくなる。
このところ、少々綱渡り的に仕事をしている。 やらないといけないことを並べた to-do リストは往々にして気が重いものだが、 やりたいことを並べた want-to-do リストを作ったら楽しいのではないか。 仕事かどうかとは無関係に、自分でやりたいことだけをリストアップする。
試しに書いてみたら、直接の対人関係を伴うものがない。 やはり対人関係は苦手のようだ。
裏庭の埴輪は腰まで雪から出てきた (写真)。 おとといの夜 (写真)よりは落ち着いた表情に見える。
年末に買ってから咲き続けるラン Epidendrum の鉢植え (写真)。 よく見ると、花の付け根に蜜が分泌されている (写真)。 右側の蜜の中に花がひとつ映り込んでいる。 先日見つけたドラセナの蜜 (写真) と同様に粘性が高く、甘い。 このように花の中以外から分泌される蜜はアリを呼び集め、植物を食べる昆虫の撃退に役だっていると 言われている。 まさにこのランの仲間で、蜜に惹かれてアリが来ることのメリットを確認した論文を見つけた (Almeida AM, Figueiredo RA., 2003, "Ants visit nectaries of Epidendrum denticulatum (Orchidaceae) in a Brazilian rainforest: effects on herbivory and pollination." > リンク)。
土曜の雪で、つくばの積雪は26センチ。日曜の日中は気温が上がり、ある程度は溶けた。 雪面が下がって顔を出した裏庭の埴輪は、「いやーまいったまいった」といった風情 (写真)。 凍った池のマガモ(写真)は、 なんとなく収まりが悪い感じがおもしろい。
トップアスリートを見る時は、 感動したいわけではなく、感心したい。 自分がやるスポーツの場合は、見るだけで感心できるが、 それ以外のスポーツは、感心のツボを見逃していると思う。 解説者には、素人目には分からない感心のしどころを説明して欲しい。
庭のフキノトウはいつごろ出てくるだろう… と思ったら、過去の写真ページを探せばよい。 去年は3月10日に載せているが (写真)、 それまで顔を出さなかったというわけではないはず。 さかのぼって2010年は2月20日の記録あり (写真)。 2009年は2月11日には顔を出し (写真)、 2月22日にはずいぶん伸びていた (写真)。 きっともうすぐ、今の冷え込みが緩むころには出てくるのではないか。 楽しみに待とう。 揚げたての天ぷらを口に入れると広がるほろ苦味は早春の喜び。
去年の年末に買ったファレノプシス (写真)は、 寒さにあまり強くない。 特に、膨らみかけたつぼみが冷え込んだ朝にやられてしまうようだ。 そんな時も、しっかり咲いている花や、まだ固いつぼみははびくともしない。 早朝に5度以下に下がる居間から、前夜のうちに和室に移しておくようにしてから、 ようやく脆弱な膨らみかけステージを乗り越えられそうになってきた。 成長途中は寒さに弱いというのは一般的か。 そこらへんが、春先の植物の悩みどころかもしれない。 ちょっと暖かい日が続いたというので芽吹きを早まると、伸びきらないうちに寒さが戻って傷む。 あまり用心深いと周囲の植物に遅れをとる。どうしたものか (←進化生態学的には、展葉時期の制御システムには2つの淘汰圧が作用しているということ)。
今朝は8時になっても -4.5度と冷え込みが厳しい。昨夜に降った雪は融けない。 樹上の雪はボタッと落ちるのではなく、さらさらと散る。それが朝日を受けて輝く (写真1、 写真2、 写真3)。
私には、いきなり読める文章を書く能力はない。 まずは素材を書き連ねてから、構造を整理し、冗長なところを捨てて、なんとか読めるものにする。 必要そうな家具をとりあえず部屋に押し込んだあと、 収まりのよい並べ方を考えるというイメージかもしれない。 原稿用紙にいきなりペンで書くなど、とてもできない。
今週の始めに風邪を引いてしまったが、だいぶおさまりつつある。 この秋・冬シーズンで3回めだ。 2007年の秋から昨秋まで、 風邪らしい風邪を引かなかったのに。 体が弱っているのか? みなさん、いたわってやってください。
木曜の夕方、ぱらぱらと雨が降った。 日が沈む西の空は色づいている (写真)。 その反対側、東の空には虹がかかっていた (写真1、 写真2、 写真3)。
庭のフクジュソウが咲いている (写真)。 なんの芽だか定かではないが、球根から芽が出てきたようだ (写真)。 クロモジはたくさん花芽を付けて春を待っている (写真)。
STAP 細胞が話題になっている。 全能性 (totipotency) と 多能性 (pluripotency) という言葉があって、区別して使われているのだな。 体細胞の多能性は植物ならごくふつうの性質で、挿し木なんて分かりやすい例だが、あまり感心してもらえない。 ヤナギを切って作った太さ数センチの杭を地面に打ち込んでおいたら根付いてしまったなんて、 ずいぶんすごいことだと思うが。