家の裏庭で大きめの昆虫が歩いているのを発見した。 すぐにカメラを持って駆けつける。写真を撮っておけば、あとでゆっくり調べられる。 たしかオサムシってこんな感じではなかったかという記憶を頼りに調べたところ、アオオサムシらしい (写真1、 写真2)。 金属光沢が魅力的だ。
職場の構内で咲いているオトコヨウゾメに、腹が長いハチがきていた。ツチバチという仲間らしい (写真)。ハラナガツチバチか、キンケハラナガツチバチか。 見た目は後者っぽい気がするが、ふつうは夏の後半に見られるものらしい。 ツチバチ科はスズメバチ上科に属する。スズメバチ上科にはほかにスズメバチ科が含まれるのはもちろんだが、 アリ科も含まれる。アリは、実はミツバチよりもずっとスズメバチ。
木立の縁で咲いていたムラサキケマン (写真)と、 ツボスミレ (写真1、 写真2)。
今まで知らなかった生き物を新しく覚えても、自分の余命を考えるとその知識を活かす機会は ほとんどないだろう、なんて考えたことがあった。でも、新しいことを知って楽しければそれでいい。 そして、どこかでその生き物と再会するという幸運に恵まれたらさらに嬉しい。 それで十分。
締め切り仕事をまたひとつ。締め切り日に仕上げ、一晩置いて、翌朝に再確認して送信。 そしてまた眼前の締め切り。こうして月日は流れていく。 つねに将来の締め切りに怯えつづけているが、 済ませた締め切り仕事からの解放感をもっと楽しまないともったいない気がする。 「なにニヤニヤしてんの」「3年前のちょうど今頃、つらかった原稿を送ったときの解放感を思い出してたとこ」 みたいな感じで。
地面から顔を出したばかりのスギナが、前夜の雨で濡れているところを撮ってみた (写真1、 写真2)。 ちょっと幻想的だ。
ちょうどカメラを持っているときに頭上をアオサギが飛んで行った (写真)。 さえずっているのはホオジロ (写真)。
今の季節、晴れた日はフデリンドウがきれいだ (写真)。 日があたらないと開いてくれない。 ムラサキサギゴケは咲きっぱなし (写真)。 花の中央の黄色い斑点があるところにたくさん生えている短い毛は、 飛んできた昆虫の足がかりか。
締め切り仕事をひとつ、締め切り前に提出した。なんとも爽快だ。 この調子で残りの締め切り仕事を片付けていけたらよいなぁ、と思う。 思うのは簡単。
クヌギに少し遅れて、コナラが芽吹き始めた。雄花の花序が揺れている (写真)。
日本に数種だけある、花が穂になって咲くサクラの仲間、ウワミズザクラが咲いている (写真)。
土手にはニオイタチツボスミレ (写真)。 タチツボスミレより色が濃い。 もうひとつ、小さくて目立たないがおもしろい形をしているヒメハギの花 (写真)。 花の両側に翼のように張り出しているのは萼片(がくへん)で、 筒状になっているのは花弁が合着したもの。下側の花弁の先端は、 なにやらもしゃもしゃとなっている。
カメラを持っていると目が被写体を探す。鳥好きの人の耳は遠くの鳥の声を捉える。 が俳句や短歌を作る人は、無意識のうちに題材を探しているだろう。 探す「目」を持つといろいろ見えてくるし、目がなければ素通りしていしまう。 どうせ探すなら、文句のタネや人のアラではなく、楽しいものを探したほうが気分よく人生を送れるだろう。
というわけで(という能書きはどうでもよいが)、今日の絵日記。 あちこちでカラスノエンドウ(あるいはヤハズエンドウ)が咲いている (写真)。これでソラマメと同じ属だ。 以前に載せたソラマメの花を再掲 (写真)。
職場の構内で、御衣黄(ギョイコウ)という品種の桜が咲きはじめた (写真1、 写真2)。 花弁は八重で、クロロフィルがあり緑に見える。 これはこれでおもしろいが、美しさという点ではヤマザクラだと思う (写真)。
家の庭にある物置場の横にシロバナタンポポが咲いたのは、8年余り前に引っ越してからすぐのこと。 その後、毎年そこで咲いている (写真)。
日曜から火曜まで不在です。
ぶつけない、つまづかない、捻らないという目標を立ててから1週間。 これまでのところ、軽くぶつけたのが1回、ちょっとつまづいたのが2回。 つまづいたときは、おっとっと、と反応して事なきを得ている。 加齢が進むと、この「おっとっと」ができなくなるのだろう。 その前の「ちょっとつまづく」ことがないように、意識を高めねば。
きのうはタチツボスミレの花のアップ(写真) を載せたので、きょうは全体像 (写真)。 林内でスポットライトを浴びているところを狙ってみた。 アカネスミレも咲いている (写真)。
イタヤカエデの芽吹きがおもしろい (写真)。 これではどんな葉か分からないので、去年の紅葉の様子を再掲 (写真)。
ミズキの新葉は、枝ぶりも冬芽の芽鱗も、葉の縁に残る赤味も含めて絵になる (写真)。
木の芽吹きばかりではなく、多年草も顔を出す。 ワラビ (写真)や ゼンマイ (写真)。 アマドコロもにょっきりと伸びてきた (写真)。 これから1ケ月もしないうちに花が咲くはずだ (去年の5月2日の写真)。
林内のタチツボスミレ(写真)。 しばらく前から咲いている。とてもありふれているけれど、春を感じてうれしい。
競争しているということは、自分がやらなくても他の人がやるということだ。 自分が一位にならなければ、だれかが一位になる。 競争に勝つことが目標なら努力するしかないが、 そうではないなら、他の人がやらないことをやったほうが文化の厚みに貢献できる。 テーマを大きく変えた研究者がそんなことを書いていたのを、 30年ぐらい前に読んで深く共感したのをときどき思い出す。
先週、夕方の雨のあと太陽が顔を出し、二重の虹がくっきりと見えた (写真)。
庭の春。トウゴクミツバツツジ (写真)と、 クロモジ (写真)。
締め切りというものは、寝かせておいても目減りしないし、熟成されて消化しやすくなったりもしない。 困ったものだ。
花が咲いているときに葉も展開するヤマザクラ (写真)。 展開中の若い葉はまだクロロフィルができておらず、赤い。
土筆が顔を出している (写真)。
サンショウの芽吹きを見つけ(写真)、 ちぎって鼻に持っていくと、ああ、この香り。
私はきわめて頻繁に足を何かにぶつけたり、つまづいたり、足首を捻ったりする。 先日も、道の脇に突き出していた鉄筋にひっかかり、思いっきり足をすくわれて両手のひらと右膝で着地した。 膝の痛みはいまだ癒えない。 元気な老後を過ごすには、ころんで怪我をするのは禁物だ。 一日一日、ぶつけない、つまづかない、捻らないという課題を持って暮らしてみようと決心したのが一昨日。 その日は一度、家のなかで足先を荷物にぶつけただけ。昨日はとくになし。すばらしい。
ソメイヨシノの樹上にメジロがいた(写真)。 まわりの花の蜜を吸っては (写真) 移動していく。 夕暮れの中の桜もまたおかし (写真)。
ホトケノザの花をよく見ると、けっこう毛だらけ(写真)。 春の花をもう一枚。タチツボスミレの花の横顔 (写真)。