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2014年10月

2014-10-30

ジョロウグモがあちこちで目につく (写真)。 花盛りのサザンカは、オオスズメバチが何匹か来ている (写真1写真2)。

サザンカというと、焚き火の歌を思い出す (歌詞)。 ビスケットにつづいて、なんだか童謡づいている。 むかし、この歌を「南極物語」 の歌などといって喜んでいたこともあったのを思い出す。 「あ、タロか!」「あ、タロよ!」……  ジロはどうなったのか。 ところで、南極点ではすべての風が北風だ。「きたかぜぴいぷう ふいている」。

2014-10-28

秋が深まって行く。すでにほとんど葉を落とした木々もあるし、まだまだ緑のものもある。 アカシデの葉はほどよく色付いている (写真)。 こんな、べったりと赤や黄色ではないのも趣深い。

月曜締め切りの仕事もぎりぎりで発送。 連日の締め切りで、ふとビスケットの歌を思い出した。 ポケットをたたくと、どんどんビスケットが増えるという歌詞だった気がする。 倍々で増えるんだったか、ひとつづつ増えるんだったか。 ビスケットも締め切りも、倍々で増えたらおそろしいことになると思って調べたら、 ひとつづつ増えるのだった (ふしぎなポケット。 作詞は、今年の2月に104歳で亡くなった、まど・みちおさん)。少し安心。 とはいえ、叩くたびに締め切りが増えていったらやはり困る。

受信箱のなかには締め切りひとつ
クリックすると締め切りふたつ
もいちどクリックで締め切りみっつ
クリックするたび締め切りふえる
そんなふしぎなメーラーはこまる
そんなふしぎなメーラーはこまる

催促メールが届くともっと怖い。

受信箱のなかには催促ひとつ
クリックすると催促ふたつ
もいちどクリックで催促みっつ
クリックするたび催促とどく
そんな不気味なメーラーはこわい
そんな不気味なメーラーはこわい

もちろん、締め切り破りが重なれば催促が押し寄せても不思議ではない。自業自得。 締め切りはきちんと守って、人に迷惑をかけないようにしましょう、と自分に言ってみる。

2014-10-27

家の庭のツワブキにはホシホウジャクも来ている(写真)。 頭花から頭花への移動は素早い。スッと移動し、ぴたっと止まってホバリングしながら、的確に細長い興奮を小花に差し込んでいく。暗かったのでフラッシュで照らしたら、複眼が光って撮れた (写真写真)。

「おもしろきこともなき世をおもしろく」は高杉晋作。本人の直筆が残っていないので、 「世を」か「世に」かで異論があるようだ。 今の世は、おもしろいことはいくらもある。 一日24時間に加えて、たとえば読書用に3時間のおまけがあったらうれしい。 食べられないけれどおもしろいことがこれだけ作られているのは、文化の厚みというもの。 役に立たないけれどおもしろいことを切り捨てたら、とても味気ない世の中になる。

2014-10-26

先週金曜が締め切りの仕事は当日に終わらせて送信。今週月曜が締め切りの仕事は まだほとんと手がついておらず、かなり心配。火曜が締め切りの仕事は、材料はそろっているので、 当日に作業すればなんとかなるだろう。 そんなところにまた新たな仕事が入ってくる。 充実した日々という感じではないのはなぜか。

何年も花を咲かせずに生き続けてきた家のランが、昨年末から育て方を ちゃんと調べて世話をしたら、さっそく応えてくれて花をつけた (写真)。 学ぶべきことはいくらでもあるものだ。 長いこと咲かなかったので、どんな花だか忘れていたが、 おとなしい色の花だ。

庭のあちこちでツワブキが花盛りだ(写真)。 見ているといろいろな昆虫がやってくる。キタキチョウ(写真)やら トラマルハナバチやら(写真)。 ナミハナアブやら((写真)。 スマートなデザインのハナアブは、シマハナアブか?(写真)。 腹が長いハチはキンケハラナガツチバチの雌か(写真)。 セセリチョウは、イチモンジセセリだろうか(写真)。 撮った写真をあとで見ると、テントウムシなども写っていた(写真)。 ダンダラテントウムシっぽいが、どうだろうか。 テントウムシはたぶん蜜を吸いにきているわけではない。 なお、昆虫の名前などは、いずれも「たぶん…」という留保付き。 なんだかこれだけで、とっても生物多様性という感じだ。

2014-10-23

今週金曜が締め切りの仕事、来週月曜が締め切りの仕事、翌日火曜が締め切りの仕事、それぞれ そこそこボリューム感がある。それなのにあまり焦っていない自分が、ちょっと心配になる。

いまさらながら、先日の北海道出張のときに撮った鳥の写真を2枚。 ハイタカ(写真)と、 トビ (写真)。 飛んでいる鳥は魅力的だ。

2014-10-19

暖かくておだやかな週末だ。久しぶりにカメラを持ってうろうろする。 コナラのドングリはすっかり熟していた (写真)。 ウラギンシジミが飛び回り、近くのクズの葉にとまった (写真)。 その近くに大柄のイトトンボがいた。オオアオイトトンボらしい (写真)。 イトトンボはすっきりしていて好きだ。 セイタカアワダチソウにはキタキチョウが来ていた (写真)。

以上、週末の絵日記でした。

土曜の朝、目が覚めてしばらくしてから、今日は車の定期点検を予約していたような気がしてきた。 9月に予約して、そのあとまったく頭から消えていた。たしか販売店からの点検の リマインダー葉書に予約日時を書き込んだはずだが、その葉書はどこにいったか。あちこち探して、 車の中で見つけた。はたして今日ではないか。あぶないところだった。 当日になって思い出したのは偶然か、無意識の脳内スケジューラの働きか。 他の予定が入っていない週末の日を選んで予約したので、きょうはこれといった予定がないぞと思ったのが きっかけになったのかもしれない。 ずっと頭の奥底に入っていた記憶が突然表層に出てくるのは、なんとも不思議な現象だ。

2014-10-16

北海道で見るイタドリは、ほとんどがオオイタドリ。高さが人の背を軽く超える。 今の季節、葉はみな落ちて、実がみっしりとなっていた (写真)。

見かけたタテハチョウ科の3種、クジャクチョウ (写真)、 エルタテハ (写真)、 ヒオドシチョウ (写真)。 翅はかなり傷んでいるが、このまま成虫の状態で越冬するらしい。 北海道の冬をどう乗り切るのだろうか。

昨日は人間ドック。以前からの不整脈や膵臓の嚢胞のほかに、新しい指摘はなし。 ありがたいことです。

2014-10-13

北の大地への出張から戻りました。 木々は色づき (写真)、 高山はすっかり冠雪していました (写真)。 雪虫(白い物質をまとうアブラムシの仲間)が舞い (写真)、 草原にはエゾシカがいました (写真)。 まずは帰還の報告まで。

週末定例の、庭の外周フェンスの手入れをしていたら、存在感があるイモムシがいた。 調べたところ、オオミズアオの幼虫のようだ (写真)。 ちょうど今年の初夏に成虫を撮った (写真)。 蛹で越冬して初夏に羽化するとのこと。

2014-10-07

家の縁側にいたイモムシは、ツマグロヒョウモンの幼虫のようだ (写真)。 背中に一本、橙色の線がびしっと通っているのが特徴らしい。 食草はスミレの仲間。うちの庭にもあちこちにタチツボスミレが生えている。 それを食べて育ったか。 9月にニラで吸蜜している成虫を撮影した (写真)。 一昨年は雌を撮っている (写真)。

明日から週末まで出張。こんどは北の大地へ。

2014-10-06

台所のレンジ上のフードについている2つの電球のうち、 ひとつが1週間ほど前に切れた。 今日の朝食の支度中にもうひとつも切れた。 品質の均一性の高さの証明だ(ということか?)。 切れた電球をはずして同じものを買ってこようと思い、 フードの覆い(下側、100センチ×70センチほど)をカパッと90度開いた。覆いには油汚れがたまっていて、 下に垂れはじめたのであわてて紙で対処する。手がべとべとだ。 そんな作業をしているうちに、四角形の一辺で支えられているはずの覆いが落ちてきた。 暗いところで、ベトベトの覆いをもとに戻すのに難渋する。 ネジがひとつ、落ちて跳ね返ってどこかに消えてしまうし。 ヘッドライトをつけ、いまさらながら軍手をはめて、30分ぐらいかかって なんとか原状復帰(ただしネジは一本紛失のまま)。 外が秋晴れならまだしも、大風18号の大雨が降っているし、たまたま連れ合いはきのうから不在だし、 かなり心が折れそうになった一人の朝だった。

そんな心を慰める写真はないかと思って探したランの花 (写真)。 いやーまいった、お手上げでさぁ、と肩をすくめている感じがよい。 シンガポールに2012年にオープンした、雲霧林環境を再現した温室のなかで撮影。

2014-10-05

まずは身の回りの写真から。日本在来のクレマチスの仲間、センニンソウが咲いている (写真)。白いのは花弁ではなくて萼片。

例によってシンガポールの夏休みの写真の続き。家具や籠などに使われるラタンはヤシ科のつる性の植物の総称だ。 多くトゲがあり、これで他の木などにひっかかる。植物園内の森のあちこちで見かけた。 上に伸びている様子(写真)と、 トゲだらけの茎や葉柄 (写真)。

森の中にいた鳥は、シルエットしか撮れなかったが、おそらくオウチュウ科の1種 (写真)。 英語名で racket-tailed drongo というように、尾にラケットのような飾り羽根がある。

2014-10-04

9月上旬から中旬のいろいろが片付き、安心して夏休みに旅立ち、戻ってきて ぼやぼやしているうちに、いつのまにやらいろいろと立て込み始めた。 来週火曜から出張などが続くまえに片付けるべきことが溜まっている。 現役のあいだはずっとこんなことの繰り返し。

本日のシンガポール写真。シンガポール植物園では、昔からランの育種に力を入れている。 園内の国立ラン園には、たくさんの園芸品種が植えられている。1000種ほども集められているという 野生種を見たかったが、一般入場者はそのごく一部しか見られないのが残念。 園芸品種から、Renanthera 属の品種 (写真) と、Vanda 属の品種 (写真)。 Ascosenda属とRhynchostylis属の属間雑種 (写真)。 これには、Kwon Sang Woll という韓国の俳優の名前が付けられている。

植物園の一部では、150年前に園ができたときにあった森林がそのまま残されていて、 樹高50メートルを超える木もある。その中で飛んでいたチョウ (写真)。暗いところで、シャッタースピードを 上げられずピンぼけなのが残念だが、きれいなチョウだ。 たぶん、シロチョウ科の Delias hyparete metarete と思われる。

2014-10-02

筑波実験植物園では、昨年末に世界一のラン3種類の花が咲いた (>植物園のチラシ)。 「世界で一番古い」と「世界で一番長い」と「世界で一番大きい」の3種類。 「大きい」のは、花の大きさではなくて株が全体で1トンを超えることもある、というもの。 今年も咲いているようだ。2009年に咲いたときのお知らせに、もう少し詳しい情報が載っている (> 「世界最大の蘭」)。 東南アジアなどの原産地以外ではめったに咲かないとのこと。 この種類は、シンガポールにも分布していたが激減したのを、人間が増やして再導入し、かなり定着しているようだ。 シンガポール植物園でもあちこちで咲いていた (写真1写真2)。

植物園内を歩いているとき、道端に大きなトカゲが現れた (写真)。 体長は1メートルあまりか。のしのし歩いて道を渡りはじめ (写真)、 反対側の茂みに消えていった (写真)。 植物園で飼っているというわけではないようだ。


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