締切の海を泳いでいく日々。
人の世の締め切りなどどこ吹く風と、 花は咲き、そして散っていく。 この季節、百花繚乱。 とても全部は載せきれない。 少し前に撮ったキランソウの花のアップは、形がおもしろいので追加する (写真)。 林の下ではアマドコロが咲き始めた (写真)。 植栽のイロハモミジは花盛り (写真)。
昆虫は、写真を撮っても名前を調べるのが大変だ。一応分かったものを少し。 最初はミツバチかと思ったのは、触角が長いニッポンヒゲナガハナバチ(たぶん) (写真)。 毛深い甲虫はヒラタアオコガネ (写真)。緑の金属光沢が美しい。
大きな研究プログラムの構想を考えるのと、コンピュータのプログラムを書くのと。 私の適性は圧倒的に後者にあると思う。 不向きなことを無理にやっても、だれも幸せになれないのだが。
さまざまな花盛り。 ニワトコの花 (写真)。 雄しべの白い葯や、3つに分かれた雌しべの先端が見える。 サルトリイバラも咲いている(写真)。 ウワミズザクラは花が房状につくサクラ(写真)。 タブノキは開花しはじめたばかり(写真)。 そこにカメムシがいた (写真)。 おそらくホソハリカメムシ。
おもいきり地味な草本の花。イネ科のコウボウ(写真)。 拡大すると、葯が黄色い雄しべや、毛が生えた雌しべが見える。 (写真)。
スイバのなんとなく赤い花序は、先が細かく分かれた雌しべの色 (写真)。中にアブラムシが潜んでいる。その大きさから、 ひとつひとつの花の小ささが分かる。
すみれの季節だ。そこらじゅうでタチツボスミレが咲いているなかに、 他の種類もまざっている。色が濃くで目立つのはニオイタチツボスミレ(写真)。 たしかによい香りがした。
キュウリグサが咲き始めた(写真)。 小さくて目立たないがよく見ればきれい、という花の典型だと思う。
ミツバツチグリの花にいた虫の後ろ脚が妙に太い。 調べたら、その名もモモブトカミキリモドキ(写真)。 腿が太いのはオスだけだそうだ。
A さんがだれかに似ていると思うのだが、誰だっけ… そうだ、Bさんだ!と気づいたときは嬉しい。 けれど、その感動を人と分ち合おうと思ったら、AさんとBさん両方を知っている人を見つけないとけいない。 だれでも知ってるというほどにはメジャーではない俳優と、とある生態学者。 声がそっくりだと思うのだが、さて、この発見をだれに伝えようか。
季節は進む。リョウブの新葉(写真)。 スズメノヤリの地味な花(写真)。
今年はじめてベニシジミを見た (写真)。 ミヤマセセリは、ぜんぜんミヤマ(深山)でないところで見られる (写真)。
毛だらけのビロードツリアブ(写真)。 フデリンドウが群生するあたりで何個体も飛び回り、吸蜜していた (写真)。
地に足の着いた暮らしがしたいが、このところ少し浮き気味だ。 しゃがみこんで植物や虫の写真を撮ると、地面回帰効果があるだろうか。
去年の12月に、花芽を作る兆候が見え始めたデンドロビウムは、3月の下旬、私が不在のあいだに咲き始めた。 今はすっかり満開だ (写真1、 写真2)。
今の窓に外からはりついているガがいたので写真を撮って調べたところ、ドクガの仲間、ゴマフリドクガのようだ (写真)。 成虫にも、幼虫のときに持っていた有毒の毛が少し残っているらしい。触らなくてよかった。無知はこわい。 危険な生き物でも、ちゃんと知識があれば、お互いに不幸にならずにすむ。
職場構内の林のなかでは、春の花がいろいろ咲いている。フデリンドウ (写真)に、キランソウ (写真)。 キランソウの別名はジゴクノカマノフタ。 種類が分からなかったスミレは、詳しい人(九州大学の田金さん)に写真を送って教えてもらった。 アカネスミレだった(写真)。
多額/長期のあれやこれやに煽られる中で、春のほのぼの絵日記でした。
家の居間においてある鉢植えのドラセナの葉の上に、キリギリスの仲間の幼虫がいた (写真)。 体長数ミリ。この春に卵からかえった一齢幼虫だろう。どこから入ってきたのか。 虫の季節が来たなと、ちょっと楽しくなる。 去年までは感じられなかった楽しさだ。
煩悩の数 108 は、11 x 22 x 33 だ。美しい。
きょうもツツジの写真。家のトウゴクミツバツツジが咲き始めた (写真)。 真横からの姿がキリッとしていて好ましい(写真)。 葉芽もほころび、名前の通り三枚組みの葉が顔を出した (写真)。
開発者が好むプログラミング言語ランキング The RedMonk Programming Language Rankingsと、 日本語の関連記事。 もちろん分野により適した言語、人気の言語は異なる。 地球規模の気候変動のシミュレーションのコア部分を JavaScript で書く人はまずいないだろうし、 日々のテキストデータ整形に C++ を使う人は、いたとしても少数派だろう。
Python はたまに本をぱらぱら見ていただけだが、
以前に書いた
Perl, R, Ruby, C++ で作成したプログラムの実行速度の比較にあわせて、
簡単なテストプログラムを動かしてみた。
大きな配列の各要素に値を足すだけのプログラムで、Perl の二倍程度の時間がかかるようだ。
整数計算だけだと Ruby とほぼ同じ、対数をとりながらだと、Ruby の半分程度か(修正→)5倍ぐらいかかった。
(あとできちんと計測して上のページを更新します)。
計算時間をあまり気にしなくてよい場合には、Perl のかわりに使ってもよさそう。
家の庭に何年も前から植わっていて、育っているというよりはジリ貧の雰囲気があった ムラサキヤシオツツジが、この冬ひとつだけ花芽をつけていた。週末に、それが咲いた (写真)。 光の当たる角度がいまひとつだが、出勤前で太陽が動くのを待つ時間はない。 最初で最後の花かもしれないので、とにかく記録にとどめようとシャッターを押した。
マムシグサの花は、昆虫にとっては罠だ。 匂いで昆虫を呼ぶものの、蜜などのご褒美はなし。 雄花では仏炎苞の下から抜け出す穴があり、花粉を付けた昆虫が逃げ出すことができるが、 雌花ではこの穴がない。花粉を雌花に渡した昆虫は仏炎苞のなかで息絶えることもあるようだ。 先日、宮崎で撮ったマムシグサの写真を載せた(写真)。 このときに撮った他の写真をよく見ると、仏炎苞の入り口にクモの巣が張られている (写真)。 マムシグサの匂いに誘引されるハエなどの昆虫が捕まるのだろう。 植物としては、花粉の運び手が入り口でつかまってしまっては困るのだが。 ハエとクモとマムシグサが織りなすドラマだ。
新年度だ。 とはいえ締切がリセットされたりはしない。 いっしょに新年度を迎える業務たち。
家のカツラが芽吹き、日々、新葉が展開している (写真)。 この丸い葉が好きだ。