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2015年 11月

2015-11-29

秋が深まると家の庭でジョウビタキを見るようになる。 アジサイの園芸品種にとまったジョウビタキの雌 (写真1写真2)。

今年は秋の野菜がみな元気だ。カリフラワー、ブロッコリー、春菊、ホウレンソウ、サニーレタス、 ラディッキオのほかワケギ、コリアンダー、ディルといった香味野菜も採れる。 いろいろ摘んできてすぐにサラダもできる。 ホウレンソウにしろサニーレタスにしろ、葉を一枚一枚摘んで食べていると、すぐに新しい葉が出てくる。

例年この時期、白粥にコリアンダーやワケギを載せ、ごま油、ラー油、ナンプラーなどをかけた お粥が休日の朝食の定番メニューのひとつだ。とてもアジアン。 コリアンダーがほんとうによく育っているので、納豆の薬味に載せてみたところ、 なかなかよい。これまたアジアンだ。 納豆はアジアのあちこちで作られている。日本式の食べ方にこだわる必要はない。

2015-11-27

メタセコイアが落ち着いた色になっている (写真)。 ユリノキの葉はだいぶ落ち、実が目立つようになった (写真)。

松枯れで枯れたアカマツのてっぺんに雌のモズがいた (写真)。 雌は目の後方が黒くなく、腹にはうろこ状の模様が見える。

地面近くでチッチッとアオジの声がする。なかなか写真が撮れるところに姿を見せてくれない。 多少ピンぼけながらようやく撮れた一枚には、腹から喉の黄色が写っている (写真)。

ほとんど葉を落としたクヌギを枝をコゲラがつついていた (写真)。 シジュウカラも何羽か、あっちの枝、こっちの枝と飛び回っている (写真)。 虫の食べかすが外に出ているドングリが目当てのようだ (写真1写真2写真3)。 虫が開けた穴を利用してドングリそのものを食べたいのか、中に入っている虫が狙いなのか。

2015-11-21

天気のよい土曜の朝、家から10キロ足らずのところにある池に行ってみた。 イチョウの黄葉がまぶしい (写真)。 ケヤキの落葉は茶色の濃淡がさまざまだ (写真)。 立ち枯れたサクラの幹にはえていたキノコはヒイロタケらしい (写真)。

池のほとりにいたアオサギ (写真)。 獲物を探しているのか。 サクラの樹上にいたセグロセキレイ (写真)。 やがて下に降りて、池のほとりを行ったり来たりしていた (写真)。

水面に浮かぶカンムリカイツブリ (写真)は、時折潜って漁をしていた。 オナガガモは番で (写真)。 どちらの写真も、水面が青空を映している。 カワウが飛んできて、着水する寸前を撮れた (写真)。 こういう動きのある絵は楽しい。

なぜ幸田文の「崩れ」を手にとったかを書きたいのだが、どうしても話が長くなりそうだ。 短くするには時間がかかる。またにしよう。

2015-11-20

伊豆の写真をもう少し。 アセビの低木林の様子(写真)。 山道の道端のウバユリの実(写真)。 これも秋の風情だ。

見晴らしのよい山頂から海を見る(写真)。 どこまでが空でどこまでが海か。

2015-11-19

無理やり休みをとって伊豆へ。温泉宿に2泊し、中日は少し山を歩いた。

アブラチャンの紅葉(写真)や、 ツルウメモドキの実(写真)。 すっかり秋だ。 ノブドウの実(写真)も美しい。 ところどころでリンドウが咲いていた(写真)。

山の尾根道沿いに並ぶ、アセビのくねった幹(写真)。 年月を感じさせる。高さは数メートルだがアセビとしては大柄だ。 近くでは道標の杭の上のコケが朔(さく)=胞子嚢をつけていて、 よい具合に写真に撮れた(写真)。

葉を落とした木々のむこうに見える富士山(写真)。 わずかに雪が見える。雲がかかって趣深い。

私の肩にルリタテハがとまり、すぐに飛び立ってこんどは近くのヒノキにとまった (写真)。翅をしっかり広げてくれて、きれいに撮れた。 茶色く枯れたススキの葉のうえで、ウラナミシジミは翅をひろげたり 閉じたりしていた(写真1写真2)。

宿でゆっくりしながら読んだのは幸田文の随筆、 「崩れ」。なぜこの本かはまた書く(かも知れない)。読み始めてみたが、最初はなぜか頭に入ってこなかった。 一息ついて、口をもごもご動かし、頭のなかで音にしながらゆっくり読んでみたら、しだいに馴染んでいった。 明治に建てられた宿の建物とも相性がよい。 幸田文モードになった頭は、もう仕事の書類の読み書きには戻れない気がした。

帰る日の朝、宿の窓ガラスの内側にカゲロウがとまっていた (写真)。 ペアガラスに二重に映る影がおもしろい。カゲロウの幼虫は水生だ。 宿のすぐ前を北又川が流れている。そこの産だろうか。

2015-11-14

あいかわらず余裕がない日々で、写真もなし。でも明日から火曜まで無理にお休み。

7年前から使っている携帯電話はいろいろ不具合が出てきた。 思い切ってiPhoneを購入した。 iPhone には Siri という人工知能っぽいものが入っていて、人間がしゃべったことに反応し、 音声と文字表示でこたえる。ここまで音声認識や自然言語処理の技術は進んでいるのか。知らなかった。 うまく通じなかったときに思わず「ちくしょう」とつぶやいたら、「親しき仲にも礼儀ありと申します」 と言われてしまった。すみません。

Siri の言語の設定がいろいろできるので、 少しだけ覚えているロシアでためしたらちゃんと通じだ。 「なにか食べたい」と言うと近所のレストランの検索結果が表示されるし、 「明日の天気は」と聞くと天気予報が表示される。 巷では Siri にいろいろ質問をして、どんな返事が返ってくるかを楽しむことが行われているようだ。 ロシア語でもやってみる。「人生は?」と聞いたら「絶好調」だそうだ、 ただ、Siri の返事のロシア語は分からないことが多く、古い辞書を取り出す。 外国人の恋人ができると言葉が上達するという話を思い出した。

2015-11-09

写真がないと寂しいので、少し前の写真を掘り出す。 シンガポールで見たホウガンノキの花 (写真)。 名前は実に由来する (写真)。 直径が15センチほどで、まさに砲丸という感じだ。英語名も Cannonball tree。というより、 英語名の直訳でホウガンノキか。原産は南米だが、世界の熱帯で植えられているようだ。 サガリバナ科。この仲間で日本に自生するのは南西諸島のサガリバナ。花は夜に咲く。観光資源にもなっている (たとえば サガリバナ鑑賞クルーズ)。

2015-11-08

綱を渡るべく足掻く日曜。外は雨だ。

一週間前に撮ったイヌコウジュ(写真)。 ほぼ花が終わり、花序全体にアントシアンの赤が乗っている。 画面の下のほうに、かろうじて数個の花が見える。

2015-11-06

先月末に、どうにか途中の柱につかまった綱渡りは、さらに先へと続く。 乗りきれるか不安だが、落ちても大怪我しなければよしとしよう。

エノキの葉は、葉緑体中のクロロフィルが分解されて、カロテノイドの黄色が見えるようになった (写真)。

浅い池のアメンボの影が水底に落ちている(写真)。 画面の右やや上がアメンボ本体、左のやや下が影。ふつうの影に加えて、6本の脚の先が触れているところの水面の歪みが 丸い影を生じる。アメンボが泳ぐと影もいっしょに動いておもしろい。

ばらばらに散らばっているものを、ある基準をなるべく満たすように再配置するプログラムで、 全体の「しあわせ」(基準合致度)が増すように微調整していくと、最後に基準から大外れの「きわめて不幸な人」 がどうしても少数残ってしまった。「もっとも不幸な人」を優先的に救済する、 そのために他の人の幸せが減じてもやむをえない、という方針で微調整していくと、当然ながら大外れが残らなかった。 人間社会とのアナロジーを考える意味はないと思うが、ちょっと興味深い。

2015-11-03

天気がよい休日、近くの公園の池に行ってみた。まだカモは増えていない。 ヒドリガモにホシハジロが少し混ざっていた (写真)。 池の端のサクラの枝先にとまっていたシジュウカラ (写真)。 モノトーンな絵が、初冬の雰囲気ではなかろうか。

サクラの幹には昆虫もいる。そろそろ寿命が近そうなハラビロカマキリ (写真)。 ヨコヅナサシガメの幼虫(写真) はこのまま冬を越し、春に成虫になるらしい。 横から撮ると口吻が見える (写真)。 これを餌となる昆虫の体に突き刺して体液を吸うという。

2015-11-01

きのうのアオサギのところ、 写真のページにはアオサギと書きながら、 こちらの「様子」にはなぜかオオサギと書いていた。なにやってんだ。 頭がおぼつかないのか、手元がおぼつかないのか。

池にセグロセキレイがいた (写真1写真2)。


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