連休前半は、せっせと庭の手入れをする。 ギンモクセイを剪定していたら、青く光る小さな甲虫が見えた。ハムシだろう。 写真を撮ってあとで調べたところ、バラルリツツハムシのようだ (写真)。
午後から職場に行った。池のまわりのフジが咲き始めている (写真1、 写真2)。 別の池にはダイサギがいた(写真)。 近くの土手にいたキジバト (写真)。 こんな体勢でじっとしていた。
4月が終わる。3月いっぱいでいくつか肩の荷をおろした。それほど大した荷ではなかったけれど、 やっぱり下ろすとなんだか身軽だ。やらないといけないことをやる時間が減り、 やろうと思ったことをやる時間が増えた一ヶ月だった気がする。
しばらく間があいてしまったが、とくに何かがあったわけではない。
前の週末から週のはじめにかけてプチ温泉旅行に行ってきた。 目的地は西伊豆、駿河湾のむこうに富士山が見える(写真)。 駿河湾は、入り口の一番深いところの水深が 2,500メートルあり、日本で一番深い湾なのだそうだ。
森は木々それぞれの新緑がモザイクとなっている(写真)。
宿から下に見える桜に、上から見られているとは気づかずにヤマガラが来ていた (写真)。 海岸らしい鳥はあまり見られなかったが、イソヒヨドリが撮れた (写真)。 ヒヨドリに近縁なわけではなく、ツグミ科なのだそうだ。
海岸を歩いていたら、ハナダイコンにジャコウアゲハが来ていた (写真)。まったく海端らしい風景ではない。 海端らしくトベラの花が咲いているところに、関東以西に分布するモンキアゲハが来ているのに遭遇し、 興奮しながらカメラを構えようとしたのだが、たちまち遠くへ飛んでいってしまった。 残念。そのあと、何度かそのトベラの前を通ったが、もうモンキアゲハに会うことはなかった。 チャンスの女神には後ろ髪がないと言う。
内陸に入って少し山を歩くと、あちこちでマムシグサが咲いていた (写真)。これは緑色のタイプだ。 金冠山付近はマメザクラが多いとのこと。これもそうか(写真)? ナツトウダイが地味に咲いていたので、アップのほかに全体のおもしろさが出るように離れて撮ってみた。あとから見たら、 キリギリスの仲間の幼虫が3匹いっしょに写っていた(写真)。 もう一枚、足元に咲いていたツボスミレ (写真)。
例年、今の季節はカメラを持って歩くのが楽しい。 朝の光を横から受けるクヌギの雄花序(写真)。 ちょっと幻想的だ。 まだ光をじゅうぶんに浴びていないフデリンドウの花は閉じたまま (写真)。 光を受けると開き(別の日の写真)、 日が陰ると閉じる。
春先だけ見られるニッポンヒゲナガハナバチ (写真)。 正面顔がちょっとかわいい (写真)。
ガマズミの仲間が咲き始めた。コバノガマズミ(写真)だの、 オトコヨウゾメ(写真)だの。 まだ訪花昆虫が集まってくる様子は見ていない。
アカメガシワの新葉は、その名のとおり赤い(写真)。
サクラの園芸品種(写真)。 たぶん雄しべが花弁に変わった八重咲きで、雄しべが少ない。 八重咲きになったサクラの園芸品種はいろいろあり、八重ザクラという種類があるわけではない。
庭で見かけたクモ(写真)。 アシナガグモの名前の通りに長い脚を、枝に沿って伸ばしている。写真のほぼ上端から下端まで伸びている。 全部にピントが合っていないのが残念だ。
以前に庭の花壇に植えたビオラのこぼれ種があちこちに散って勝手に生えて、みごとに花をつけている (写真)。
クサソテツ(別名コゴミ)の若芽が出てきた(写真)。 山菜だが、庭にはまだ採って食べるほどの量はない。目で楽しもう。
「車を運転するときは、包丁を持って満員電車に乗っていると思え」という言葉を聞いた。 なるほど。常に注意していないと、たちまち人を怪我させるのは同じだ。 忘れないようにメモする。
低頻度で起こる大きなトラブルへの対処についての続き。 人間は、文字を発明することで飛躍的に歴史に学びやすくなった。 さまざまな通信の発達により、これまた飛躍的に広い範囲の経験に学べるようになった。 科学の発達により、理屈で考えられることも飛躍的に拡大した。 それらを活かして、飛躍的に適切な判断ができるようになったのか? できていないとしたら、なぜか?もう少し考えてみよう。
今の季節、林の中を歩くといろいろ咲いている。 たとえばジュウニヒトエ(写真)。
フデリンドウが花盛りだ (写真)。 その中に、色合いが違う株が混ざっていた。赤みが強い。調べたら、ときどき出る突然変異で、 トキイロフデリンドウという名前が付いているようだ (写真)。 この個体は花弁の形も少し違う。
タンポポの上に、たぶんヤブキリの幼虫がいる。それに気兼ねしてか、キタキチョウは頭花の横に止まって 口吻を伸ばしている(写真)。 ヤブキリの幼虫は、花の花粉を食べるらしい。
家の畑でトウが立ったホウレンソウの写真を撮ったら、ここにもヤブキリの幼虫が写っていた (写真)。写真中央のやや右。これも花粉を食べに来たのか。
庭のすみっこのヤマシャクヤクが開花中 (写真)。
低い頻度で発生する大きなトラブルへの対処はむずかしい。 100年に1度より低頻度では、ひとりの人間が経験を重ねて対処法を学ぶということができない。 できるのは、歴史に学ぶこと、他の場所での経験に学ぶこと、理屈で考えること。
つくばでは、有朋堂書店が閉店し、さらにLALAガーデンのくまざわ書店も閉店して、気分が盛り下がること著しかった。 ここにきて新しい情報。南大通り近くのTSUTAYA1階のブックエースが、LALAガーデンに移転するという。 店舗拡大、カフェも併設だとか。 カフェはいいから本をたくさん置いて欲しい気もするが、とにかくこれでまた買い物のついでに本屋に寄れるようになる。 よかった。本当によかった。
ニワトコの花が咲いていた (写真1、 写真2) その下にはタネツケバナ(写真)。
風媒花たちも花盛りだ。 クヌギの雄花序が風によれている (写真)。 クワの仲間のコウゾ(あるいはヒメコウゾ)は咲き始めたところ (写真)。雄花序からおしべがいくつか覗いている。 枝先のウニみたいなのが雌花。
毛におおわれたコナラの新葉 (写真)。 同じ木でみつけたハムシは、調べたところクロホシツツハムシらしい (写真)。
池から飛び立つカルガモ (写真)。 そこに居るとは知らず、驚かせてしまった。 ちょうどカモに電線が重なってしまったのは残念だが、翼がきれいに撮れた。
メタセコイアのてっぺんに、2羽の鳥が見えた。望遠レンズを向けるとカワラヒワだ。 求愛給餌中のようだ (写真1、 写真2)。 たぶん左がオスで右がメス。
職場の構内の池にコガモがいた(写真)。 ここ数年間、見たことがなかった。もっと前かもしれない。ちょっと前だと思ったことが実は10年前のことだったり、 けっこう前のことだと思ったのが2年前のことだったりということがよくある。 生きてきた時間が長くなるにつれ、しょうがないことだろう。いずれにせよ、氷期・間氷期の周期だの、さらには 大陸移動の時間スケールだのに比べればほんの刹那のことだ。
林縁でカキドオシが咲いている(写真)。 ハナイバナの花はわずか数ミリ(写真)。
家の庭でレンギョウが咲いている。花のなかに、なにやら緑色のものが見える。写真にとって拡大したら、たぶんヤブキリの幼虫のようだ (写真)。
家の庭では、ドウダンツツジの釣り鐘型の白い花がこぼれはじめた(写真)。 ヤマコウバシは数ミリの小さな花をつける(写真)。 新葉は、最初は毛で守られている。 アケビの仲間のムベの花も咲き出した(写真)。
畑ではナバナが盛んに花茎を伸ばしている。せっせと食べているがおいつかず、黄色い花がたくさんさいている。 そこにハナアブが食事にきていた(写真)。 モンシロチョウも来て葉にとまっていた(写真)。
フェンスにからまるスイカズラには、いつもたくさんアブラムシがつく。これを餌にするテントウムシが何匹も目についた (写真1、写真2)。
職場の構内では、今、スミレがいろいろ咲いている。 濃い紫はノジスミレ(写真)や ニオイタチツボスミレ(写真)。 もう少し明るい紫はタチツボスミレ(写真) やアカネスミレ(写真)。 ケマルバスミレは白い花(写真)。 あとは、ツボスミレやスミレ(という名前のスミレの一種)も咲くはずだ。
アカシデの雄花序が風になびいていた(写真)。 地味な風媒花だが、これはこれで情緒がある。 土手のゼンマイが芽を出した (写真)。 水に浮かぶサクラの花びらが背景に、写り込んでいる。
以上、春の週末の絵日記。
家の庭で、ヒカゲツツジが花盛りだ (写真)。 これは晴れの日の写真だが、雨に濡れた姿もまた風情がある。
明け方の小雨の水滴が残る林の中で、クロモジが咲いている (写真)。 ミツバアケビが花盛り(写真)。 右が雌花、左が雄花だ。 エゴノキが芽吹いている(写真)。
前夜、家の玄関のガラスにガがとまっていた。エダシャクの仲間か (写真)。 徐々に虫の季節になってきた。
先月の載せ残し。家の今のサボテンが一株開花した(写真)。 この冬は7株のうち2株が咲き、もう一株もつぼみをつけて開花準備中だ。
いろいろな店で「当店のポイントカードはお持ちでしょうか」だの「すぐにお作りできますが」だの聞かれて、いちいち断るのがめんどうだ。 会話を嫌っているわけではないが、いかにも定型的な質問で、言葉を交している気もしない。 「ポイントカードはありません・作りません(全店舗共通)」バッジを作って胸につけておけば、お互いに負担が減るかもしれない。