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2016年 8月

2016-08-30

日曜から月曜の午前にかけてプチ休み。海辺の宿でのんびりしてきた。 台風の影響でやや荒れた海を窓から眺める。飛んでいるカモメの仲間は、くちばしの先の色からして、ウミネコだろうか (写真)。 海面下に狙いをつけて(写真)、 降下してすぐに上昇したそのくちばしには、よく見ると魚がくわえられていた(写真)。

月曜の朝はさらに波が高い。それでもカモメ(たぶんウミネコ)は飛ぶ (写真1写真2写真3)。

不思議な軌跡をたどる台風10号は、太平洋側から東北に上陸するはじめての台風になるらしい。

2016-08-26

少し離れたところで、樹の切り株のところに緑色のものが飛んでいった。カナブンかなにかかと思ったが、ちがった。 ハキリバチの仲間が葉を巣穴に運びこんでいるところだった (写真1写真2)。 穴に入って少しすると後ずさりして出てきて、またすぐに巣材を求めて飛んで行く (写真3写真4)。 地面近くを素早く飛ぶのですぐに見失い、飛んで行った先で葉を切り取るところは見られなかったが、はやいときは30秒もせずに戻ってくる。

ツユクサが咲いている (写真)。花弁は青いのが2枚と白いのが一枚。 雄しべは先が黄色くて短いのが3本、同じく先が黄色くて長いのが1本、それとさらに長いのが2本あって、この2本だけ 本当に花粉をつける。そのあいだに雌しべがひょろっと伸びている。 ツリガネニンジンも季節だ (写真)。

コケが覆う木の幹にとまったサトキマダラヒカゲの写真は、なんとなくよい雰囲気に撮れた (写真)。 イトトンボがあちこちで目につく。アオイトトンボ (写真)だの、アジアイトトンボだの (写真)。

「みんなで○○を応援しよう」という宣伝や雰囲気に安易にのらないほうがおもしろい。 子供のころ、東京にいながら阪神ファンであることを小さな誇りにしていた。 江夏と田淵の黄金バッテリーの時代だ。 神宮球場で見た江夏は圧巻だった。外野へのライナーをバレンタイン(という選手が1年だけいた)が後逸し、 走者は3塁へ。そこから後続の打者を連続三振に切ってとったのを覚えている。

2016-08-23

午前中から昼をまたいで午後まで続く会議のために東京へ。 昼食持参なので、早めに出て駅の近くでパンを買うことにする。 トレイにパンを載せ、レジに並んだところで、いつもメガネ紐で首にぶら下げている老眼鏡が ないことに気がついた。老眼鏡なしでは会議の資料がまったく読めない。 会議に間に合うには、18分後の電車に乗る必要がある。家と駅は片道歩いて10分。 会計を済ましてから走って往復すれば間に合う。じりじりしながらレジの順番を待ち、会計を済ませたら パンを持って走りだす。あと15分。家まであと1分ほどのところで、どこに老眼鏡を置いたか考える。 家の中でまた探し回るようでは間に合わない。そこでもしやと思い、背中のザックの中を覗いたら、 老眼鏡が入ったメガネケースがあった。 ここまで無駄に走ってしまったという徒労感と、あと1分(往復2分)走る距離が減ったという安堵とが 入り混じった複雑な気分。

これに類する失敗をよくやる。なにかを忘れた・なくしたと思っても、慌てずに本当にないのかよく探すこと。 反省材料とするために記録しておく。

2016-08-22

今日は献血。私でも人の役に立てると実感できる日だ。 真夏と真冬、血液が不足しがちな時期に職場に献血バスがやってくる。 このまま年2回のペースで献血を続けると、ちょうど60歳の定年前の最後の献血で60回となる。 エージシュート。

2016-08-21

クサギの花はまだ咲いている(写真)。

草地を歩くとバッタのたぐいがいろいろ跳ねる。着地点あたりをじっと見るとバッタが見つかる。写真はたぶんヒナバッタの幼虫(写真)。動かなくても目立つのはツマグロヒョウモン(写真)。そのうえ翅を開閉するのでなお目につく。どういうつもりか (正確には「どのような適応的な意義があることにより、このような翅の開閉行動が進化したのか」)。

一般紙がなかばスポーツ新聞化した二週間が終わる。気持ちが・応援が・仲間が・挫折からの再起が・日本選手が…という話、 それも分かりやすく作られた物語ではなく、深い技術論なら読む気がするが。

2016-08-16

朝、職場の構内の林を散歩していて出会ったシマヘビ(写真)。

これからの人生で今日は一番若い日だとは、よく言われることだ。なんでも年齢のせいにするのを戒め、前向きに生きることを励ます言葉だ。 一方、これまでの人生で、今日の自分は一番経験豊富なはずだ。経験と若さを兼ね備えた今日。すばらしい。 そんな日のスタート、コンビニに寄ってコーヒーを買った。後ろの座席の荷物を整理してから乗り込んで走りだしたら 屋根の上で何やら音がした。ルームミラーで振り返るとなにかが道路にころがっている。荷物の整理をするときに屋根に載せたコーヒーだ。 そのままなかったことにして走り去りたかったが、ひと回りしてコンビニの駐車場に戻り、空になったカップと蓋を回収してゴミ箱に捨てた。 こうしてまた、新たな経験を積むことができた。 道路と車に残ったコーヒーは夜から降りだした台風7号の雨が洗い流す。

2016-08-15

トンボシリーズ。 マイコアカネのオスの正面顔 (写真) 青白いところを、おしろいを塗った舞妓さんの顔に見立てた名前らしい。

アジアイトトンボの交尾(写真)。

ショウジョウトンボのメスかと思ったが、腹部先端の構造を見ると、未熟なオスのようだ (写真)。 今の時期でも未熟な個体が出るのか。

暑さのピークは過ぎてしまったのか。せっかく新規導入したエアコンの出番がほとんどないままに。

書棚の整理をしているときに目についた枕草子を手にとってみた。開いたところの第23段。 「たゆまるるもの 精進の日のおこなひ。日遠きいそぎ。寺に久しく籠(こも)りこもりたる。」 →「ついつい怠けてしまうもの (略) 締め切りまでだいぶ日があるしごと(略)。」 いやまったく。平安時代から変わらない真理だ。

2016-08-12

シラカシのまだまだ小さくて未熟なドングリ (写真)。ほとんどお皿のなかに埋まっている。 ガガイモの毛深い花(写真)。雌しべがひょろりと伸び出している。

2016-08-11

甘い香りのクサギの花にやってきた、おそらくクロアゲハ (写真1写真2

2016-08-09

タイサンボクの幹で鳴いていたツクツクボウシ (写真1写真2)。

キハギの花 (写真)。黄色いハギではなくて、木のハギ。 そこに来ていたハチは、調べたところたぶんトモンハナバチ(写真)。

スズバチ (写真)に、 ツマグロヒョウモン(写真)。 ジョロウグモの幼体を逆光で撮ると、脚がガラス細工のようだ (写真)。 淡々と夏の絵日記を記すばかり。

この前の冬についにエアコンを導入し、部屋が温めるのに活用した。 屋外の空気の熱エネルギーを温度勾配に逆らって室内に取り込むために電気を使うのは、 電気エネルギーそのものを熱エネルギーに変換するよりも効率的だというのを実感した。 夏も楽しみだと思っていたが、実はまだほとんど使っていない。8月になってから稼働時間ゼロ。 室内の気温が 32度ぐらいでも、窓から外の風が入ってくればじゅうぶんに過ごしやすい。 冷房するよりもビールはずっとうまい。

2016-08-06

ワレモコウが咲いている。その先にとまったナツアカネ (写真)。 クサギも咲いて、甘い香りを漂わせている(写真)。

出番を待つカラスウリのつぼみたち(写真)。 その葉を食べるのはクロウリハムシ(写真)。

2016-08-03

雨に濡れたタイサンボクの未熟な実(写真)。 地味な図柄だが、これはこれでおしゃれではないか。

タラノキが咲いていて、その花序にベッコウハゴロモがいた (写真) これも渋くて小粋だ。 こんなデザインを使った服だのアクセサリーだのはどうだろう。

ゴイサギが一週間ぶりぐらいに定位置にもどった (写真)。元気でしたか。 それとカワセミ (写真)。 なかなか顔にきちんとピントが合った写真が撮れない。

筑波の西武が閉鎖だという。5階のリブロもなくなるということか。 有朋堂が廃業し、LALA のくまざわ書店が閉じ、もう投げやりな気分だ。

2016-08-02

朝、一時的に強い雨が降った。その雨に叩き落とされたのか、池に落ちた虫にアメンボがたかっている。 重なりあってよくわからないが10匹ぐらいのアメンボが群がっているのはシオカラトンボのメスか、未熟なオス (写真)。 アオバハゴロモは独り占め (写真)。

ショウジョウトンボはきれいに赤い (写真)。

夕方から咲き始めるカラスウリ (写真1写真2)。 さわやかな甘い香りがする。 翌朝にはしぼんでしまう。


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