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2016年 9月

2016-09-30

カウアイ島の北岸を見下ろすカララウ展望台からの眺め(写真1写真2)。 シラオネッタイチョウの写真ももう2枚(写真1、 (写真2)。 出発前、マクロレンズをつけたのと望遠ズームをつけたのと、デジタル一眼レフ2台は重いなあ、どうしようかなあとも思った。 屋外で頻繁にレンズを付け替えることはしたくないし。 結局は2台持っていくことにしたが、シラオネッタイチョウが報いてくれた。

山のなかのあちこちで、日本のコシダそっくりのシダを見た。 あとで調べたら同じ種だった (写真)。

Red-crested cardinal は、南米原産のカーディナルの仲間(写真)。

旅先では、自分がなじんでいないものに囲まれ、それらに対応しなくてはいけない。 そのほとんどが人間であり、人間が作ったものであり、人間が構築したシステムだ。 そんなことを考えながら左ハンドルの車で右側通行の道路を走ってきて、車を止めて山に入ると、 人間のシステムとの対峙から解放されれてリラックスできる。 そもそも現代の人間の生活の大部分は、人間と、人間が作ったたもろもろへの対応だ。

2016-09-27

夏休みから戻った。 とりあえずの写真を2枚だけ。マーク トウェインが太平洋のグランドキャニオンと評したワイメア渓谷 (写真)。そこを飛ぶシラオネッタイチョウ (写真)。

2016-09-19

シラカシのドングリがしだいに大きくなってきた (写真)。 といっても、シラカシのドングリは他のカシなどと比べて小ぶりだ。 その小ぶりなドングリを、やたらとたくさん作る。

家の庭で畑仕事をしていると、雑草のあいだや土の中からいろいろな昆虫が顔を出す。 見慣れないクモがいたので写真をとって調べたところ、ハンゲツオスナキグモらしい (写真)。ハンゲツは白い模様を半月に見立てたもの。 オスナキとは…オスが鳴くのか?

ツバメシジミ(写真)。 後翅に突起がある。

植栽されたイタヤカエデの幹にオオスズメバチが集まっていた(写真)。 巣があるわけではないようで、人間が2,3メートルまで近寄っても威嚇する様子はない。刺激しないように注意して写真を撮る。 樹液を舐めているようだ(写真)。樹肌に穴が開いているところを見つけたのか、 それとも自分でかじって開けたのか。

私はしばしば間抜けな失敗をする。その多くは、先のこと、他所のことが気になって慌ててしまい、 手元、足元、目の前がおそろかになることに起因するような気がする。 まずは落ち着いて自分の目の前をよく見て確認し、意識してゆっくり作業すること。 以前、忙しい時ほどゆっくりやれ、という言葉を聞いたことがある。 肝に銘じるために記録しておく。 将来読み返して、進歩のなさにがっかりするかもしれないが、それもよし。

20日から26日まで夏休みで不在です。

2016-09-14

ツルボの花にトックリバチが来ている (写真)。 腰のくびれがなんともいえない (写真)。 クロヤマアリもツルボの密を吸う (写真)。

チャバネセセリも来ていたが、吸蜜しているところを撮ろうとしたら飛んでしまった。 残念だが、そばに止まったところを撮った (写真)。

カゼクサの花序の一部 (写真)。 ところどころにおしべ(葯がついている)や雌しべ(ブラシ状のもの)が見える。

2016-09-12

ことしはギンヤンマがずいぶん多いように感じる。 写真は産卵のようす(写真)と、 飛んでいるところ (写真)。

池のカイツブリ(写真)。こちらは雛(写真)。 ここで子育てをしているようだ。

69歳までしか献血はできないと決まっている。69歳11ケ月で献血したら、それは生涯最後の献血なのは確かだ。 年齢制限がなければ、あとから思い返してあれが最後だったなと思うことになる。最後の動物園とか、最後の沖縄旅行とか。 最後にハチに刺された時とか。ときには、これで最後と心に決めてやることもあるかもしれないが。禁煙を決心した人の最後の一本のように。 そういえば、見ていないけど「最後から二番目の恋」というドラマがあった。 これが最後から二番目だと、恋のさなかに思うのはなお無理だ。その無理さで注意を引くのが狙いだろう。 ところで、髪はいつも自分で切っている。後ろもあわせ鏡でなんとかなっている。床屋代を節約しているわけではない。 人に切ってもらうと、襟元を切るときにくすぐったくていやだからだ。最後に床屋にいったのは大学1年の秋だった。これが人生最後の床屋での散髪かどうか、 今はまだ分からない。手が動かない・目が見えないなど、自分で切れない状況になったら行くかもしれない。 半世紀ぶりの床屋というのもおもしろかろう。

2016-09-11

数日前の日没前の空の写真 (写真)。 いろいろな高さの雲がある。

職場の構内の池の端には、水位が下がっているあいだにいろいろ生えてきた。台風の雨ですっかり水位は回復したが、 過湿に強い植物は根本が水没しても平気な顔をしている。写真はオオイヌタデ(写真)。 前夜の雨の水滴がところどころに残って風情がある。

ヌスビトハギの花 (写真)。

シオカラトンボがなにかを抱えて飛んでいた。やがて木の枝にとまり、食事を始めた(写真)。 食べているのは小さいガのようだ。

ヤマトシリアゲのオス (写真) とメス (写真)。 オスのほうは腹の先がくるっと巻いてサソリっぽい。

来週の火曜から1週間ほど、ようやく本番の夏休みをとる。その前に済ませる仕事がいろいろあって慌ただしい。 4月に亡くなった漫画家・吉野朔実の、「本の雑誌」誌の連載をまとめた 『吉野朔実は本が大好き』 ( Amazon) に、漫画家の友人と仕事のあいまをぬって海外旅行に出発するまでの話があった。旅行中に締め切りが来る仕事をすべて 仕上げてから出発しないといけない。ふたりとも3日間ほとんど寝ないで書き続け、そのまま成田に駆け込んで飛行機で爆睡していた。

2016-09-10

久しぶりにカメラを持ってゆっくり散歩する。 道端で咲いていたゲンノショウコの花 (写真)。 雄しべが縮れて柱頭が開いている。最初はオスとして、そのあとメスとして機能するのはよくあるパターンだ。 こうして自家受粉を避けている。

アキノタムラソウはサルビアの仲間 (写真)。この花が日を浴びていると、なんとなく気分が明るくなる。

今年は外来のアカボシゴマダラをやたらと見かけるが、久しぶりに在来のゴマダラチョウを見つけた (写真) コガネムシの仲間(シロテンハナムグリかシラホシハナムグリか)もいるし、このあとスズメバチもやってきた。 何か甘いものがあるらしいが、シラカシの、それもこんな細い枝から樹液がでるわけはあるまい。なんだろう。 カイガラムシが出す甘露だろうか?

小さいガは、たぶんキアヤヒメノメイガ(写真)。 体長は2センチ弱。

2016-09-07

数日前に撮ったウスバキトンボの写真をもう一枚(写真)。 毎年北海道まで北上するけれど八重山以北では越冬できないということは、 冬の寒さの年々変動や長期トレンドの影響が見やすいだろう。じわじわと分布が広がっている種の場合、それが環境の変化のためなのか、 もともと生息可能だけれど分布していなかったところに広がっているのか、区別がむずかしい。

2016-09-04

夏の終わりから秋のはじめの花の追加。 ツルボ (写真) にノアズキ (写真)。 ノアズキのひねりがおもしろい。スイートピーも同様にひねった花だ (おととしの夏の写真

このごろ、いろいろなキノコが出てきているが、種類が分からない。顔を出してから傘が広がり朽ちるまで、 見た目がどんどん変わっていくので図鑑で調べるのも容易ではない。 黄色いキノコはキタマゴタケであっているだろうか (写真1写真2

マルバハギの花にマメコガネがたくさんいる(写真)。 アゲハがカラタチに産卵しているようで(写真)、 あとでそのあたり見てみたら卵がついていた (写真)。

久しぶりに職場の構内でオナガをみかけた (写真1写真2)。 姿はスマートだが、声はギャーギャーとエレガントさがまったくない。人間のまことに勝手な印象だが。

最近目にした、作家・河野多恵子の「私、この世に遊びに来ているの。…苦労も含めて楽しまないと損よ」という言葉が心に残った。 最後まで楽しみたい。

2016-09-02

夏の終わりから秋のはじめの花がいろいろ。センニンソウ(写真)、 ネコハギ(写真)、 キツネノマゴ (写真) コマツナギ(写真)。

マテバシイのドングリはほぼフルサイズに成長した (写真)。熟したら、フライパンで炒ればそのまま食べられる。

スポーツ選手が発する「感動を与えたい」とか「勇気を与えたい」とかいう言葉がとても気持ち悪い。 ひとつには「与える」に上から下へという語感があるからかと思って、「与える」で検索したら、 まさにこの表現が気持ち悪いと感じるのはなぜかを考察したページがあった(> 日本語マナーの歳時記)。

そもそも、 スポーツ選手は感動だの勇気などはいいから、よいパフォーマンスをすることに集中すればよいのじゃないか。 たぶん、世の中の期待にあわせてそういう発言をするけれど、試合中はそんなことは考えてはいないだろう。 私は、よいプレイ、よいパフォーマンスを見たら感心する。 ひいきの選手やチームがいる場合、一喜一憂の末によい結果となったら喜ぶ。 安直に仕立てられた「感動のドラマ」に載せられたくない。 ただ一度、1985年の阪神タイガースの優勝は、人生は自分が思うようには絶対ならないと思っていた私に、 低い頻度ではあるが希望がかなうこともあると実感させてくれた。 それは応援しはじめてから20年近く、期待を裏切られ続けた年月の積み重ねがあってのことだ。 それから18年後、2003年の優勝はうれしかったが、人生観を変えるほどのインパクトはなかった。

2016-09-01

はや9月。地面に落ちている桜の枯れ枝にみっしりとついていたキノコは、カワラタケらしい (写真1写真2)。 デザイン的になかなかよい感じ。

ワレモコウが咲いている。なかなか全体像をきれいに撮るのがむずかしい花だ。あきらめて寄って撮ってみた(写真)。 小さい花がたくさん集まった花序で、先端の花がいくつか開いている。

池のそばにいたトンボはショウジョウトンボのメスかと思ったが、ウスバキトンボのようだ (写真)。温かいところの種で、日本全国で見られるが、越冬できるのは八重山諸島だけらしい。 つまり毎年北海道まで飛んで行くわけで、すごいことだ。 萩になにかついてると思ったら、シャチホコガというガの幼虫 (写真)。


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