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2016年 10月

2016-10-31

ナワシログミの花(写真)。 来年の春、苗代でイネの苗を育てるころに実が熟す。

コムラサキの実 (写真)。 日にかがやく紫。

夕日に染まる空に さまざまな高さの雲が混在している(写真)。 雲の写真を撮ることも老後の楽しみにしたい。

だいぶ前に買ったリーマン予想の本を掘り出して読んでいて、 ゼータ関数のオイラー表示の証明に、思わず興奮した。 ゼータ関数のオイラー表示は、すべての自然数 n について計算した 1 / n^s の 和(すなわちゼータ関数。s により値が決まる。^ はべき乗。) が、すべての素数 p について計算した 1 / (1 - p^s) の積に等しいというもの (参考 wikipedia の オイラー積)。かたやすべての自然数でかたやすべての素数。かたや和で、かたや積。これが等しくなるなんて、 いったいどういうことだと思うが、積の個々の要素を多項式に変換できれば、それらの積も多項式になること、すべての自然数は ただ一通りのやりかたで1つ以上の素数の積で表現できることから、両者がつながる。とくに後者、素因数分解の一意性が 使われるところで、忘れていたヒーローが、ここぞという場面で突然登場したようなびっくりと爽快感。 電車の中で、つい小さくエエー!と声が出た。この興奮を忘れないために書き留めておく。 数学の啓蒙書をじっくり読むのも老後の楽しみのストックに入っている。 老後がいくらあっても足りない。

2016-10-27

ひーひー言いながら業務の山をよじ登る。もう少しで、ちょっと一息つけるかも。

ヤブマメの花 (写真)。 目立つ花ではない。

ヤマトシジミのメス (写真)と オス(写真)。このオスは色がかなり淡い。

植栽のサザンカが咲いている (写真)。 そこにやってきたスズメバチ。種類までは確認できない。 サザンカにはメジロもやってくる。花から花へ忙しく動き回るのでなかなか撮れず。となりの桜に移ってゆっくりしているところを撮った (写真)。食休みか。

木陰のジョロウグモの巣 (写真)。 横からの光で浮き立って見える。近づいて撮ったら、もっとおもしろい (写真)。説明は写真の下に書いたとおり。 クモは何種類もの糸を作り分ける。多いものでは7種類の糸を作るという。

2016-10-25

山積した業務がなかなか片付かないうちにさらに降ってきたり、自分でわざわざ載せてしまったり。 ばかな私です。

シソ科のイヌコウジュ (写真)。残りわずかな小さな花を、 近寄って見ればなかなか趣深い (写真)。

チョウの写真を何枚か。 イチモンジセセリは後翅の白い斑点が一文字状に並ぶ (写真)。 といっても多少ギザギザする。 ヒカゲチョウは久しぶりに見た (写真)。 ヤマトシジミがセイタカアワダチソウの蜜を吸っているところ (写真)。 蜜を吸う虫が集まるところには、それを狙うものもあり。ハナグモはそこらじゅうに潜んでいる感じだし、 ときには大物もいる。オオカマキリ(写真)。この体勢でじっとしてた。 肩に余計な力が入っていないな。

最近よく見かけるオオアオイトトンボ(写真)。 メスは水面上に伸びた木の枝に産卵するらしい。 こちらはメスの写真 (写真1写真2)。

2016-10-22

なんだかいろいろと業務が積上がっている。 どうにかなるのか。

ヤマトシジミのメス (写真)。 地味な色合いだ。大人の趣味。

植栽のアベリアに そこにハナアブが来ていた (写真1写真2)。 アベリアの花だけ撮って、あとでよく見たらハナグモがひそんでいた (写真)。 油断ならない。

秋の野菊、ノコンギク (写真)。 ここにもハナグモが待ち受けている(写真1写真2)。 皆、生きるのに大変だ。

一週間ほど前、帰宅前にしまったはずの老眼鏡が翌日の朝、見つからなかった。職場から家までのどこかにあるはず (それぞれの場所を含む。数学用語で言うところの閉区間)。さんざん探したが見つからず、諦めてメガネ店に行って作ることにした。 できてくるまで一週間待ち。そのあいだに、メガネがザックから出てきた。 ダブったメガネはバックアップとして使えばよいが、ないと確認したはずのところにあったことにショックを受ける。

2016-10-16

セイタカアワダチソウが花盛りだ(写真)。 北アメリカ原産で、明治のころに観賞用に入れたものが広がってしまった。

セイタカアワダチソウには、蜜を求めて昆虫がたくさん集まってくる (写真)。 チョウだけでも、 キタテハ(写真)、 ヒメアカタテハ(写真)、 ツマグロヒョウモン(写真)、 モンシロチョウ(写真)、 ウラナミシジミ(写真)、 チャバネセセリ(写真) イチモンジセセリ(写真) など。大人気だ。

もちろんハチもやってくる。 セイヨウミツバチ (写真) と、たぶんニホンミツバチ(写真)。 ツチバチの仲間らしきもの2種( 写真1写真2) アブもいろいろ。 オオハナアブ(写真)、 キゴシハナアブ(写真)、 ホソヒラタアブ(写真)。

青くないコアオハナムグリもいた(写真)。 それからカメムシの仲間、オオホシカメムシ (写真)に ヒメジュウジナガカメムシ(写真)。 これはなぜか群れていた(写真)。 秋の週末、セイタカアワダチソウの花のなかで、カメラを持ってご満悦の昆虫中年であった。

セイタカアワダチソウの近くの、メマツヨイの枯れた花茎のさきにとまっていた赤とんぼはアキアカネ (写真)。 近年、個体数が減ったといわれている。

2016-10-15

家の畑では、まだ夏野菜がいくらか残っている。ナス、ピーマン、伏見甘長。空芯菜やシカクマメもまだ採れる。 ナスの枝先にコノシメトンボがとまっていた(写真)。 写真にとってしっかり調べないと、私にはノシメトンボと区別がつかない。コノシメトンボの写真ははじめてだ。 うれしい。

2016-10-10

家の庭の畑で育てている空芯菜が花をつけた(写真)。 サツマイモやアサガオと近い。天気が悪いからか、完全には開いていない。

毎年、庭のヒイラギナンテンの花が咲くと、スズメバチが密を吸いに毎日かよってくる。 今年もコガタスズメバチが常連のお客さん(写真)。

職場の構内で咲いているアキノタムラソウ(写真)。 アキといっても夏から咲いている。 イネ科と混ざって咲いているイヌタデは秋の雰囲気だ(写真)。 開いている花はごくごくわずか(写真)。 咲き終わっても赤い花被は散らずに残っている。ところどころ、花被のあいだから黒い種子が見えている。

ウドの花(写真)。ここにもいろいろ虫がくる。 コガタスズメバチ(写真)に、 ホソヒラタアブ(写真)。

チヂミザサの花(写真)。雄しべの葯と、ブラシ状の雌しべが見えている。 カタバミの花にきているホソヒラタアブ(写真)や ヤマトシジミ(写真)。 オオヨコバイ(写真)はよく見ると粋なデザインだ。 どれもありふれた普通種だけれど、見ようと思わなければ見えない。

いつのまにやら、Python が科学分野でずいぶんメジャーなプログラミング言語になっているようだ。 オライリーから出ている 『 Pythonによるデータ分析入門――NumPy、pandasを使ったデータ処理』 を買って眺めているうちに、しっかりPython をいじりたくなって 『入門 Python 3』も買ってしまった。

2016-10-08

イネ科の花序が伸びだす秋だ。チカラシバ(写真)や ススキ(写真)。 ススキの新鮮な花をアップで撮ると、雄しべ、雌しべがはっきり見える (写真)。 黄色いのが雄しべの葯、濃い色のブラシが雌しべの先だ。

家の居間で、 Aizoaceae (日本語ではツルナ科、ザクロソウ科、ハマミズナ科などと呼ばれる)を数種類育てている。 南アフリカ原産の多肉植物。 月に一度ぐらいしか水をやらない。このたびめでたく花をつけた(写真)。 これは小ぶりのもの。もう少し大ぶりの2種もこの前の週末に咲いたのだが、その時写真を撮らなかったのが失敗だった。 昼間のみ開花し夜は閉じてしまう。出勤時はまだ閉じているし、帰ってきたらもう閉じている。 写真は、まだ咲き始める前のつぼみのときに撮ったもの(写真1写真2)。

2016-10-05

外来種だらけのハワイであっても、もちろん在来種もいる。ハワイ固有のハイビスカス、 Hibiscus arnotianus は植物園で見た (写真)。 クサトベラは沖縄でもふつうに見られる海岸の植物 (写真)で、 ハワイにももともと分布していた。

とまっていたホテルの庭の池にいた鳥はどう見ても日本のゴイサギと同じ種類だ (写真)。 調べたら、ゴイサギは自力でハワイに来たらしい。 最寄りの大陸から 4,000 キロもあるのに、

2016-10-04

カウアイ島の写真をもう少し。 山道の脇にフクシアが咲いていたり(写真) いわゆるナスタチウムが咲いていたりする(写真)。みな外来種だ。 パッションフルーツの仲間もあちこちで見た(写真)。 この種はやたらとはびこって、有害植物となっている。 Yellow ginger はヒマラヤ原産 (写真)。 これも道沿いにばさばさとはえている (写真)。

休暇前、休み中に締め切りがある仕事や、休み明けすぐに締め切りがある仕事をまとめて片付けた。 それで安心して帰ってきたが、月曜の朝、ふとんの中で、もしかして今日の研究室セミナーの発表担当は自分ではなかったかと気になった。 出勤して確かめたら、はたしてそうだった。休暇明けから1週間後なので、対応すべき仕事の視野から抜け落ちていた。 あわてて午前中に準備した。人はいろいろな失敗をするものだ。

2016-10-02

ひさしぶりにつくばの写真。イラクサ科のカラムシが咲いている(写真)。 むかしから、強い繊維が利用されてきた。下のほうに雄花が咲いている(写真)。 上のほうに咲く雌花のアップ(写真)。

外来のアメリカセンダングサは舌状花がなくて地味だ (写真) それでも昆虫はいろいろ寄ってくる。写真はウラナミシジミ(写真)。 職場の構内で撮ったのははじめてだ。これで構内のチョウの写真は45種になった。

池では、そこかしこでアオイトトンボが産卵している(写真)。 アカネたちはだいぶ赤くなった。マイコアカネ (写真)にナツアカネ(写真)。 まちがっていたら教えてください。

2016-10-01

ハワイは外来種だらけだ。山道を歩いてもそこらじゅうが外来種だ。そこらじゅうで咲いているショウガの仲間もみな外来種。 そのうちの Kahili Ginger(写真)。 きれいではある。 在来種、キキョウランの仲間(写真)。 花の直径は1センチ程度。デザインはおしゃれだ。


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