先日、早稲田大学で生態学会の全国大会があったとき、東新宿に宿をとった。会場まで歩いて2キロあまり、 ちょうどよい距離だ。途中、戸山公園という緑地を抜けていく。そこに箱根山という小さな山があった。 時間があるときに登ってみたら、頂上は標高 44.6メートル。大掛かりな大名庭園のなかに作られたものだそうだ。 近くの戸山公園サービスセンターに行くと、登頂証明書をもらえるとのこと (写真)。
あとで調べたら、44.6メートルは山手線内でもっとも地面が高いところだ。 なお、自然地形で一番高いのは愛宕山で標高 25.7メートル。 鉄道唱歌の一番に「汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入り残る 月を旅路の友として」とある、 あの愛宕山だ。地図で調べるとたしかに愛宕山は新橋駅の 1キロほど西にある。 満月か、それを少し過ぎたぐらいの時期、朝に新橋を出るならば、たしかに月は駅から見て西の愛宕山のあたりの 空に残っているのが見られただろう。 この歌が発表された 1900年には高い建物はなかったろうし。
筑波西武閉店後に小さく残ったリブロを覗いてみた。 たしかに本当に小さいが、文芸書の棚もあるし、雑誌の棚には 『本の雑誌』があった。 私は『本の雑誌』を置いている書店は信用しようと勝手に思っている。 昔からの店員さんが棚の整理をしていた。 この先もずっとあり続けてくれるように、ここで買えるものはここで買おう。 とりあえず新書と雑誌を一冊づつ買った。
先週の野外調査のついでに撮った鳥。 枯葦にはスズメの群れがとまっていた(写真)。 あちこちでヒバリがさえずる(写真1、 写真2)。 たまたま、トビのかっこよい姿が撮れた (写真)。
前に載せたコモリグモの仲間らしきクモ(写真)は、 上から見下ろすと地面の落葉や枯れ枝などにまぎれて本当に見えない(写真)。 しばらく見ても分からなかったら答えはこちら(写真)。 模様のおかげでまったく輪郭がつかめない。
さまざまなウイルスメールやあぶないサイトへの誘導メールが届く。そのなかでおもしろかったもの。 「あなたの某アカウントに国外からだれかが接続しているので、これを無効にする、ここにアクセスして あなたの情報を更新されたし」という内容だ。で、その国外からの接続の情報が書かれていて 「日時:行進 06, 2017, 国: 七面鳥」だそうだ。一瞬なんのことかと思ったが、そうか、七面鳥は Turkey、 行進は March の自動翻訳か。
あちこちでヒサカキの花の鋭い匂いがしている (写真)。 林のなかにやたらといる小さなクモは、コモリグモの仲間か (写真)。
いつのまにか庭でカキドオシが咲いている(写真)。 ゆっくり歩くとあちこちで虫がうごめく。近づいてみるとモリチャバネゴキブリの幼虫のようだ (写真)。
3月はあと一週間。そして新年度になる。 年末と年度末がいっしょに来たらさぞ慌ただしいことだろうと想像される。 世界の年度はさまざまなようだ > wikipediaの情報。
5日間に渡る学会が終わり、土曜日の夜につくばに戻った。 参加者は2500人以上とか。 大会運営側でもあり、半年ぐらい前からそれなりの緊張感を持って準備してきた。 最終日、担当していたイベントが終わったところでいわゆるロス状態。 ほかの実行委員からも、学園祭最終日の気分との声あり。 苦労からやっと解放されるという安心感と寂しさと。
学会では、久しぶりに会う古い知人と久闊を叙するといったことがあちこちであり。 30年前の思い出話など、若い人には真似できまい。
高校生のポスター発表のなかに、私の母校からの参加があった。私は6期生。創立以来そろそろ 半世紀だが、まったく同じ紺のブレザーにエンジのネクタイという制服を来ていた。これまた感慨深い。
…などと後ろばかり見ていないで前も見ないと。温故知新。 昔やっていたおもしろいことの続きをやろうか、などという話もしたし。
5日間の不在のあいだに庭では季節が進んだ。早春の花が増えてゆく。 シキミ(写真)、 ダンコウバイ(写真)、 クロモジ(写真)、 サンシュユ(写真)。
学会直前、ぎりぎりの作業が続く。委員会等は別にして、直接関係する出し物が3つ。 いずれもまだ準備が進行中だ。この緊張感がたまらない…などということはない。
池にはまだコガモがいる (写真1、写真2)。 カイツブリの声が響くので、どこかにいるはずだと思って静かに近づいたら発見 (写真)。すぐにこちらの気配に気づいて枯ヨシの茂みの中に消えてしまった。
早咲きのサクラにメジロが来て花をつついていた (写真)。 逆光気味で花は輝いているがメジロの表情はよく見えない。 次の枝に移動するところ (写真)。 翼の羽根が逆光で透けて撮れた。
先日、職場の同僚にどうでもよい話題で話しかけ、集中を要する仕事の邪魔をしたことに気づいて、あ、まずいと思った夢を見た。 気をつけよう。
はや3月。 家のマンサクは花盛りだ (写真)。 花のアップ (写真)。 花弁はリボンのようだ。 そのほか、 ヒメオドリコソウ(写真)だの アセビだの(写真)。 植物にカメラを向けたくなる季節だ。
池の端にたたずんでいたコサギ(写真)。
先週、大きくなって手に負えなくなっていた庭のアキニレを伐採した(自分ではなく、プロに頼んで)。 太さ30センチ以上の幹は、薪として使いたいという人がいて引き取ってもらった。 自分で釜をつくってピザを焼いたりしているという。ただ捨てられるよりもよい終わり方だ。