コナラのドングリの芽生え (写真)。 たぶん、去年の秋に発芽して根を伸ばしていたもの。 その状態で冬を越し、春になると茎を伸ばす。先に根を伸ばしてしまえば ドングリが乾燥で死んでしまうことを回避できる。また、栄養を根に移しておくと、 ドングリそのものを食われてもダメージが少ない。
夜桜 (写真)。 園芸品種のソメイヨシノに特に興味はなく、ほとんどカメラを向けることもなかったが、 ここ数年はときどき撮ってみている。どのような心境の変化か。
芝生を歩くセグロセキレイ (写真)。 セキレイが飛ぶ様子はずっと撮りたかったが、なかなかまともに撮れなかった。 ようやくなんとかそれらしい絵が撮れた (写真)。 カメラの液晶画面で確認して、おもわず小さくガッツポーズ。
連日、週末に撮った写真を小出しにする。 今日は花に来る昆虫シリーズ。といっても種名がわからないものが多い。 アブラチャンにくるハチ(写真) やらハエ(写真)やら。 シキミに来たアブはホソヒラタアブか (写真)。
ついでにクモ。 ヒサカキの葉にいた、たぶんシロスジショウジョウグモ (写真)。あざやかな色だ。 古い切り株にいたハエトリグモの仲間 (写真)。 この仲間は日本に100種余りいるそうだ。英語名は jumping spider。 眼がチャームポイントだ (写真)。 視力がよいらしい。
週末に撮った写真で、春の芽吹きシリーズ。 リョウブは芽が膨らみはじめ、芽鱗がとれている (写真)。 葉の裏の褐色の毛のすきまから緑色がのぞく。 ミズキの赤い冬芽もゆるんだ (写真)。 わずかにのぞく葉の折れたたまり具合が、ミズキらしい葉脈の気配を漂わせる。 カンボクはガマズミの仲間 (写真)。 おなじくガマズミの仲間のオトコヨウゾメ (写真)。 しっかりつぼみが用意されている。
ミツバアケビは雄花が見えている (写真)。 この濃い紫がよい。 オオバヤシャブシの葉芽の芽吹きと雌花序とが入り乱れて賑やかなことだ (写真)。 こちらは雄花序 (写真)。 ヤシャブシと同様に風媒のアカシデの花序 (写真1、 写真2)。 ヤシャブシもアカシデもカバノキ科だ。
為政者が都合が悪いことを隠す・ごまかす姿勢を見せたために支持率が下がったとしたら、 それまでは都合が悪いことも隠さない・ごまかさないと思われていたことになる。 びっくり。
すこしずつ職場の身辺整理を始めたい。書籍が一番の課題だ。本はみな私費で買っているので、 自分で始末しないといけない。家に持ち帰るもの、使ってもらうために残置するもの、 廃棄するもの。あとは古書の市場で欲しい人の手に届くことを祈るもの。
あちこちでツクシが顔を出している(写真)。 こちらはすでに緑色の胞子を飛ばしたあと (写真)。
早春に咲く花を見ていると、ぽつりぽつりと昆虫が訪れる。 ヒサカキにハチだのアブダのの仲間がいろいろ来るがチョウも来る。今年はじめてルリシジミを見た (写真1、 写真2)。蛹で越冬するとのことなので、 春に羽化したばかりか。 クサボケ (写真)に、ニッポンヒゲナガハナバチが いた (写真)。 よく似たシロスジヒゲナガハナバチと はっきり区別するには翅の脈を見る必要がある。なので、そこがしっかり写った写真を撮らないと同定できない。どこが類似種との識別ポイントなのかを知らないと、あとから写真で種を調べようとしても困ってしまう。 そんな経験を重ね、未熟者ながら少しずつ種が分かる写真が撮れるようになっていくのが楽しい。
花と言っても風媒花はいくら花盛りでも虫は来ない。 40歳を過ぎてからスギ花粉症デビュー、数年で深刻化、その後はよく効く薬で対応、50歳を過ぎてから しだいに症状が軽くなり、ここ数年は薬を飲んでいない。それでも完全に治ったというわけではなく、 車が花粉で黄色くなる今日このごろは、ときおり鼻がずるずるになったりする。
学会から戻ったらさっさとやってしまおうと思ったあれこれが片付かないままに過ぎた一週間。 来週こそは。
めまぐるしく花が咲く季節だ。 家で咲いているヒュウガミズキ(写真)は、 庭のなかでそこだけ明かりがついたようだ。。 職場では、生け垣に埋もれるようにトサミズキが咲いていた (写真)。 種子から生えたか。 トサミズキのほうがひとつの花序に花がたくさんついている。 花がドサッと咲くのがトサミズキと最初に覚えた。 一方、ヒュウガミズキの学名は Corylopsis pauciflora で、種小名pauciflora は花が少ないという意味。
ヒサカキの花が満開で、鋭い臭いをさせている(写真)。そこにニホンミツバチが来ていた(写真)。 アブラチャンも花盛り(写真)。 シキミの花に来ていたアブは、ホソヒラタアブか (写真)。
朝、職場の構内の池にそっと近寄ったら、コガモたちがいた (写真)。 まだ帰っていないようだ。すぐに数枚写真を撮ったところでこちらに気づき、飛んでいってしまった (写真1、 写真2)。
一週間たらず留守にしていたあいだに季節は進んだ。ハクモクレン (写真)だの コブシ (写真1、 写真2)だのが咲いているのはいかにも春の始まりだ。土手にフキノトウを見つけた (写真)。 キブシはちょうど花盛り (写真1、 写真2)。 葉も少し伸び始めているのが分かる。 クロモジももうすぐ咲くだろう (写真)。
学会はいろいろ楽しんだ。 研究そのものとは離れるが、生き物だの研究者の生活だのを詠んだ短歌に興味があるという話をしたら、 それはすごくおもしろそうだと言ってくれる人がいた。 このサイトで短歌紹介コーナーを始めるかもしれない。
17日の土曜の朝、学会会場へと歩く途中、豊平川を渡る東橋から、となりの水穂大橋方向を撮った (写真)。 アーチ橋の一種で、上方のアーチから斜めに下ろした吊材で下の桁を支える ニールセンローゼ橋というタイプ。 もう少し寄ると吊材がはっきり見える (写真)。 この写真では分からないが、2つのアーチが上方で近づいていて、バスケットハンドル形と呼ばれる構造だ。
橋は楽しい。横板の強度だけに依存した桁橋よりも、吊橋とか斜張橋とかアーチ橋とか、 支える構造の工夫が見える橋に惹かれる。エクストラドーズド橋というのもある。 桁橋でもトラス橋はよい。 時間ができたらあちこちの橋を見て歩きたい。
大きな失敗はせずに、無事に学会から帰った。 帰路、札幌駅で出発間際の快速エアポートに乗ったが、 動き出したら反対方向だったことが小さな失敗。隣の駅で降りて引き返した。 きわどかったのは、朝食のためホテルの部屋から出たところで、部屋の鍵を持つのを忘れたのに 気づいたとき。とっさに手を伸ばし、あと数センチでオートロックのドアが閉まるのを止めた。 閉まったらフロントに連絡して開けてもらえばよいだけのことだが、あまりやりたくない。 ホテルの人にとっては日常的にあることなのだろうけど。
学会そのものは楽しかった。寒いといっても、毎朝会場まで約1時間歩くと体が温まった。 雪が残る道を緊張感を持って歩くことで、よりいっそう運動になった気がする。
ウメの樹上にメジロがいた (写真)。 せわしなく動きながら花をつついている (写真1、 写真2)。
今週は火曜から学会で札幌へ。戻るのは日曜日。 大きな失敗をせずに行って帰ってこられるだろうか。 自分を全然信用していない。まずは飛行機にちゃんと乗ること。
春分まであと10日だ。 庭にいたナナホシテントウ(写真)。 成虫で越冬するとのこと。暖かくなって動き出したか。
サンシュユの花はみな花柄を伸ばして花火のようだ (写真)。
こちらはまだ動いていない、ハクウンボクの冬芽 (写真)。 芽鱗で覆われているように見えるが、葉がむきだしの裸芽だ。 葉の裏側に毛が密生して新葉を守っている。 暖かくなって葉が広がり始めると、毛のあいだから緑が見えてくる (去年の4月10日の写真)。
林のなかに動くものはないか探して歩いたが、なかなか見つからず。 去年の夏のニイニイゼミの抜け殻を見つけた (写真)。
家の居間で育てている多肉植物 Haworthiaが花を咲かせている (写真)。 遠目にはきわめて地味だが、よく見るとおもしろい花だ (写真)。
職場の構内で、早咲きの桜が咲いている。品種は分からない (写真1、 写真2)。 ヒヨドリがその花をつついていた (写真)。 蜜を求めているのか。 顔には花粉がついている (写真)。
いっぽう、黒い顔をしたハシブトガラス (写真)。
家のアセビは赤花の園芸品種(写真)。 サンシュユはしだいに咲き進む(写真)。 苞のなかの花がひとつひとつ顔を出してくる。
地際を飛んだり止まったりしているのはクロヒラタアブか (写真)。 虫の季節が戻ってくる。
足元で咲いているタネツケバナ (写真) やホトケノザ (写真)。 小さい花にも春を感じる。
締切間際の原稿は 3,000字。ふと頭に、「京都 大原 三千字」などというフレーズが浮かぶ。 あまりにくだらない。もとの「… 三千院」は、永六輔作詞、いずみたく作曲。 このコンビになんらかの感慨を感じられるのは、ある程度の年齢以上か。
アセビの花が咲いている (写真)。 そしてウメも(白梅と 紅梅)。
久しぶりに、花を訪れる昆虫の姿を目にした (写真1、 写真2)。たぶん ホソヒラタアブ。成虫の状態を冬を越すらしい。 寒い冬をよく耐えた。
池のカルガモが羽繕いをしたあと、バシャバシャと水面で羽ばたいていた (写真)。 青い翼鏡が見えている。
来週火曜から学会で北海道へ。それまでにやることが目白押しだ。そういえば、 メジロが密集して枝にとまるほんもののメジロ押しは見たことがない。 一度見てみたいものだ。
夕方の空を背景に、葉を落としたコナラやクヌギなどのシルエットが浮き上がる (写真)。 このころ、反対側の空には月がかかっていた (写真)。 まだ高度が低く、大気の層を長距離通ってきた光で見る月面のようすはぼやけている。 このあと3時間ほどたって高く登ったところで撮影したら、クリアさがまったく違った (写真)。
翌朝は、青空を背景に庭のマンサクの花が黄色くかがやいていた (写真)。