27日夕方の、赤く染まった空(写真)。 それを背景に飛ぶカラス(写真)。 このあと1羽が建物にとまったときのシルエットを見ると、しっかりした額がハシブトガラスのようだ (写真)。 翌日28日の早朝から間欠的に降った雨は、積算で50ミリ足らず。 つくばで前回まとまった雨が降ったのは11日のことだった。17日振りのしっかりした雨だ。
梅雨が明け、梅雨の戻りの雨があり、猛暑があり、台風が通り、いろいろあった夏だった、 みたいな気分になったが、まだ7月が終わっていない。
この1ヶ月ほど、いろいろあってあわただしい週末が続いていたが、 久しぶりに、しっかりと庭の手入れをした。畑の草むしりだの、支柱の追加だの、 剪定して積んであった枝の始末だの。 しばらく涼しい日が続いて緩んだ暑さ耐性をたてなおした気がする。 取り残していたピーマンや伏見甘長も、じっくり探して収穫する。 ナスやトマトの実の色は見落とすことがないが、緑の実を収穫するものは見落としやすく、 ちょっと油断すると収穫適期を逃してしまう。するとキュウリは巨大化するし、 オクラは大きくなるだけでなく固くなって食べられなるし、 インゲンも固くなるし、ゴーヤは黄色くなって破裂する。 その点、ピーマンや甘唐辛子は少々収穫が遅れても食べられる。 おきすぎると赤くなってしまうが。 韓国トウガラシの赤く色づいた実を20個ほど収穫し、ハサミで半分に切って天日で干す。 いわゆるスローライフっぽい一日だ。
夏の花を2種。 ヒヨドリバナ(写真)に、 ノカンゾウ(写真)。 ノカンゾウの橙色が遠くからでも目立つ。
チョウも2種。 コミスジは、 翅の上面(写真)よりも 裏面(写真)のほうが好みだ。 ムラサキシジミの翅の裏面(写真)は ぱっとしない。 翅を広げると美しい (3月に撮った越冬個体の写真)。
ショウリョウバッタ (写真)は、いると思って見れば見えるけれど、 じっとしているとなかなか気付かない。 エノキの若木の葉のかげに、 ハラビロカマキリ(たぶん)の幼虫がひそんでいた(写真)。
なんだかすっかり涼しくなってしまい、体は楽だが、拍子抜け。週末に来る台風はどうなるか。 しばらくまとまった雨が降っていないし、災害にならない範囲で降ってくれるとよいのだが、 自然現象はそうそう人間の都合に合わせてはくれない。 人の世の理不尽もまた自然現象と思えば がっかりすることはあっても怒ることはないのかもしれない。 実際、人間という生き物の振る舞いという意味では自然現象だ。 それでも腹立たしいことは腹立たしい。 人間のやることには、情や理があってしかるべきという期待があり、 それが裏切られることが腹立たしいのだろう。
我が家にエアコンを導入したのはたしか一昨年のこと。 8畳の和室に入れた。2度か3度下がるだけで、とても涼しく感じる。 他の部屋はエアコンはなく、昨夜の寝室は夜11時で33度。明け方でも31.5度。 だらだら汗をかきながら寝て、一晩で体重がゆうに1キロ以上減る。 そして23日の日中、つくばは36度を越え、最高は36.7度。 熊谷では 41.1 度と、日本最高記録を更新したし、東京でも観測史上初の40度越え(青梅で40.8度)。
数日前の写真。 クヌギの樹液を舐めにきていたカブトムシ (写真)。 その横では、カブトムシ(雄1,雌3)やらカナブンやらルリタテハやらが集まって大賑わい (写真)。 サクラの木にとまっていたニイニイゼミ (写真)。なぜかサクラが好きらしい。 一見、生き物なのかどうかもよくわらならい風体のクモ、シロオビトリノフンダマシ (写真)。 写真の上のほうに、頭部や脚が見えている
あちこちでヤマユリが咲いている (写真)。 中になにかいないかなと思って覗き込んだら、シロテンハナムグリがいた (写真)。 コオニユリも咲いている (写真)。
あなたは老害だと言ってもらえることは、なかなかないだろう。 実際に老害となっている人は、人の意見に耳を貸さないことが多そうだ。 そのような人は諫言してもらえず、困った人だと陰で言われることになる。 幸いにして、問題があったら率直に指摘してくれる人がいたとして、 その人が老害を指摘しないからといって安心できない。 そのような良好な人間関係のなかでは老害ではないが、 他の場面では老害となっているかもしれない。 ……引き際に注意しよう。
少し前に、また年輪を重ねた。 人生は人と競うものではない。 日々、なんらかの喜びを感じながら生きられればそれでよい。 この1年も、けっこう楽しく暮らせた。ありがたいことだ。 もちろん、人と競うことを人生の喜びとしたってよいが、 人と比較して一喜一憂したくない、というのもありだ。 本を読むのも、庭で野菜を育てるのも、生き物の写真を撮るのも、人と競わない楽しみだ。
ウドの葉のうえの綿ぼこりに見える (写真)のは、 じつはアミガサハゴロモの幼虫 (写真1、 写真2)。 つつくとぴょんと跳ねて逃げる。 近くに成虫もいた (写真)。
庭の畑でナスやキュウリ、ピーマンに甘唐辛子などがどんどん採れる。 負けじとせっせと食べるのだが、それだけで腹がふくれると、 あきらかにカロリーが不足してしまう。豊作ダイエット。
ヤブラカシにオオメナガカメムシがいた(写真)。 体長は5ミリ前後のちいさなカメムシだ。
ヤブカラシの花は最初は雄しべがついている (写真)が、 ほどなく落ち、中央の雌しべが伸び、花の色は橙色からピンクに変化する。
最近、また齢を重ねた。年に1回重ねるに決まっているし、それがいつかも事前に分かっている。 分からないのは、あといくつ重ねられるかだ。 これまで、そんなに辛くも華々しくもない人生だったし、もはや若死にと言われる歳でもない。 ほどほどの中庸路線のようでありがたい。 あとは、自分のうっかりで人生を無駄に短くしないように気をつけよう。
モリチャバネゴキブリ(写真)は、 家の中で見るチャバネゴキブリとは別物だ。あちらは外来種、
ツリアブの1種、クロバネツリアブ (写真1、 写真2)。 翅が美しいと思う。
マメコガネ (写真)は やたらと見かけるのでありがたみがないが、きらりと光る姿は悪くない。 日本在来ぴしゃま北アメリカに侵入して、農業害虫となっている。
この前の冬に、なんとなく身体がたるんできたようだったので、 間食を控える、多少の筋トレをするなどしていたら、 体重は3キロほど減り(これはデータあり)、 腹筋のキレが少し目立つようになった気がする(これは印象)。
クズの花(写真)。 あたりに甘い香りが漂っている。 アキノタムラソウ (写真)はサルビアの仲間。 ガガイモの花が咲き始めた(写真)。
パタパタパタと迫力のない羽ばたきで舞っていた昆虫がクズの茎にとまった(写真)。たぶん、ウスバカゲロウの仲間のホシウスバカゲロウ (写真)。 もう一枚、頭部のアップ (写真)。 ウスバカゲロウの仲間は、カゲロウ目(目)とは関係ない、アミメカゲロウ目のなかのグループ。幼虫は いわゆる蟻地獄だ。 そういえば去年、近くでアリジゴクの罠を見た (写真)。
いつのまにか、締切とかお座敷準備とかが溜まってきた。気合を入れねば。
夕方、樹液が出ているコナラを見ると、甲虫たちが押し合いへし合いしていた (写真1、 写真2)。
先日載せた、19音と長い名前の セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ について、その後考えたどうでもよいこと。 19音だと、すでに俳句の17音を越えている。 短歌の31音だと、あと12音ある。もっぱらセイタカアワダチソウ(10音)にいる様子を詠むと、 あとは助詞2つのみ。
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシはセイタカアワダチソウに
これで31音だ。自己紹介させると、
わたくしはセイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ はい時間切れ
これも31音だ。
コナラの樹液に集まっていたモンスズメバチ (写真1、 写真2)。 セミをよく狩るのだとか。狩りの現場を一度見てみたい。
6月に明けてしまった梅雨だが、また前線が戻ってきたようだ。こういう天気を 戻り梅雨というらしい。気象庁によると、梅雨に入った、明けたという発表は 「速報値」であって、その後の推移を見て、あとから確定値が発表されるとのこと。 そうだったのか。
ヤマノイモに近縁な、オニドコロが開花中(写真)。 数ミリの花をアップで見るとなかなか美しい (写真)。
コナラの樹液を吸っているキアゲハ (写真)。 もう冬を越した成虫ではなく、そのあと一世代回った個体だろう。
地味なイチモンジセセリ(写真)。 セセリチョウは、なにこれ、蛾じゃないの、とよく言われる。蛾に失礼が言い方だが。