もとの職場の構内の緑地を歩いた。 ツボスミレがまとまって咲いていた (写真)。 オオジシバリが見頃 (写真)。 キク科の中では好きな花だ。 ヒラタアオコガネがサワフタギの蕾の上にいた (写真)。もうすぐ咲くだろう。 クロボシツツハムシ (写真)は毛で覆われたコナラの新葉のうえに。
家から近くの商業施設まで、google map によると1.3キロ。 往復2.6キロ歩いても、物足りなくなってしまった。 ともかく午前中に一度でかけて、本屋に寄ったあとカフェでコーヒーを一杯。 家に帰り着いたところで、カフェに本を忘れてきたことに気づいた。 すぐに戻って忘れ物をしてしまいましたと言ったら、ちゃんととっておいてくれた。 ありがたい。 というわけで2往復、5キロあまりの散歩となった。 そのあと午後にも往復で2.5キロほど歩いて買い物。
筑波研究学園都市には、東西南北の四方向に、都市ゲートというものがある (参考)。 道路の両側に3本づつ柱が立っている。 30年以上前、はじめてつくばに来たときに車で案内してくれた人が、 これが研究学園都市の入り口だと教えてくれた。 東西南北の方向は、古くから色と対応付けられている (wikipedia 五行思想)。 筑波の都市ゲートもこれにならって色分けされている。 いつも車で前を通りながら視野には入るけれどもほとんど意識しない都市ゲートのうち、 家から比較的近い西(白)と東(青)まで歩いてみた。 まず西のゲートは自動車研の近く (写真1、 写真2)、 そして東のゲートはさくら交通公園近くにある (写真)。 西と東のゲートは家から2,3キロだが、北(黒)と南(赤)のゲートまでは、どちらも10キロほどある。 往復で20キロ。いつか歩いてみよう。
さくら交通公園にはD51の本物がある (写真)。 運転台に乗ることもできる (写真)。 掘り出し物を見つけた気分だ。 ずっと前に来たことがあるような気もするが、ほとんど覚えていない。
歩いている途中で撮ったツボミオオバコ (写真)。 花茎が伸びてきている。北アメリカ原産の外来種。
3日間おとなしくしていたら、脚は通常の歩行には問題ないところまで回復した。 焦らずに、ゆっくりリハビリ。
退職後3週間たった。いまだにあれやこれやの整理だの、時間ができたらやろうと 思っていたあちこちの手入れだの、やはり時間ができたらと思っていた医者での 検査だのいろいろある。あわただしいような、でも自由なのは確かだ。 今日はまだ終わらない書棚の整理、落ち葉と土に埋もれていた庭の踏み石の掘り出し、 先週の土曜に届いたノートPCのセットアップなど。 ノートPCは、持ち歩く気がする軽いB5サイズのもの。
先週の金曜日、久しぶりにもとの職場に行った。 あらためて、ここは自然が豊かだと感じた。 土手にたくさん咲いているフデリンドウを見ながら本館に向かって歩いていたら、 なにやら黒っぽいものが動いた。 すぐにザックからカメラを取り出して近寄ったら、オサムシの1種 (写真1、 写真2)。 渋めのメタリックな輝きが美しい。
カメラを出したついでにリンドウ (写真) も撮る。たくさんのリンドウのあいまにヒメハギを見つけた (写真)。 花は1センチにぜんぜん満たないし、植物全体もせいぜい数センチ。 それだけに見つけるとうれしい。この花のデザインはおもしろい。
しばらく前から右の大腿四頭筋に少し痛みはあったが、 無理して走っていたらしっかり傷んだ。当面、走るのは がまんして、痛みがおさまってきたら歩くことから。 こういう失敗をこれまでどれだけ繰り返してきたことか。
家の近くの大通りの歩道沿いをカメラを持って歩いてみた。 舗装の隙間に、スミレ (写真) やアリアケスミレ(写真) が毎年まとまって咲いているところがある。 ゆっくり写真を撮ったことはほとんどなかった。
キク科のノボロギク (写真)や ノゲシ (写真)は どうちらも外来種。ノゲシは古くに日本に入った史前帰化植物とされている。 地味なイネ科はイヌムギ (写真)。 南アメリカ原産の外来種。 舗装していない駐車場にはマツバウンランが群生していた (写真)。 北アメリカ原産の外来種。 オランダミミナグサ(写真)はヨーロッパ原産。 ほんとうに外来種だらけだ。
国民健康保険の保険料を銀行の口座から引き落とす手続きのために銀行に行った。 問題は、銀行口座の印がどれだか分からなくなったこと。 可能性がある印鑑を3本持っていって事情を説明したら、登録されている印の印影をプリント して出してくれた。3本のうち1本がそれらしいので並べて押したら同じに見えた。 でも、今は人が判断するのではなく機械が判断する。「人間の目は信用してもらえないんです」 とのこと。無事に機械のチェックをパスして、自動引き落としの手続きは完了。
筑波実験植物園で、900円で一年有効のみどりのパスを購入した。年に3回行けばもとがとれる。 園内の池に広がるミツガシワが花盛り (写真)。 落葉樹林内ではコバノミツバツツジが咲いていた (写真)。 オキナグサは毛だらけ (写真)。
裏庭のイロハモミジの新葉はだいぶ開き、花も咲いている (写真)。
退職後にやるべき体のケアのための第一歩、国民健康保険の加入手続きを市役所でしてきた。 3月末から4月はじめは大混雑らしいが、転入・転出の嵐はすでに過ぎたようで、待ち時間ほぼゼロで 窓口へ。それから10分もしないうちに新しい保険証を受け取れた。 家に帰ってから、さっそくネットで医者の予約を入れた。
忘れないうちにメモ。3月31日の日曜日、一人で研究室の最後の片づけをした。 午後5時ごろにはすべてきれいさっぱりとなった。家に持ち帰る私物の本などを車に積み、 構内の駐車スペースから車を出した。東に向かって走るので、夕方の日が後ろから射す。 その赤みを帯びた光が、前方の五分咲き程度の桜を照らしていた。人はだれも歩いていない。 その光景が、なんだか胸に沁みた。 車を降りて写真を撮ろうかとも思ったが、これはあえて胸にだけ残そうと思い、そのまま走り続けた。 何年かしてまたこの文章を見たら、あの一瞬の絵を思い出すだろうか。
家の庭のフェンスにからんだモッコウバラがたくさんつぼみをつけている (写真)。 もう咲いた花が数個 (写真)。
庭のトウゴクミツバツツジが咲いた (写真)。 イヌワラビの葉が展開し始めた (写真)。形のおもしろさ。
家の片づけは、やろうと思えばいくらでもやることがある。それだけ今まで やっていなかったということでもあるが、年を重ねるとともに思い切ることが できるようになったという要素もある。いつとは知れぬ将来に使うかもしれない、 見たいかもしれないと思って処分できなかったものも、 この先の有限の時間をイメージして捨てられるようになった。
家の裏庭のイロハモミジの芽吹き (写真)。 朝の一時、朝日が隙間から入って照らす。 ドウダンつつじの花がこぼれてきた (写真)。
今のシーズンは庭の畑のブロッコリーが豊作で、しばらく前から毎日のように食べている。 それでも追いつかず、つぼみが開いて花が咲いてしまう (写真)。 よい色だ。 ブロッコリーは強い抗がん作用があるのだとか。
今週はひたすら家の片づけと環境つくり。もともとあったものを整理して 捨てつつ、研究室から持ち帰ったものを収めていく。 PCの中の環境作りも少しずつ進める。 1週間ぐらいでおおおそ落ちつきそうな気がしてきた。 毎日いつなにをしてもよいので、進めたい仕事はどんどん進む。