2週間ほどまえに家のテレビが壊れて、なにも映らなくなった。メーカーに連絡したところ、 修理は最短で20日ほど先になるという。大変予定が詰まっておりまして…とのことでしかたがないが、 そんなにあちこちで壊れてるんですか、と聞けばよかったとあとで思いついた。意地の悪いことだ。
今日は、家の一部で電気がつかなくなった。ブレーカーはどれも落ちていない。 そして5分ほどで復旧。なんだったのだろう。
さらに、車に要点検の警告灯がつくようになった。すぐに購入ディーラーに連絡して、 修理してもらうことにしたが、これも2週間待ち。
…などという冴えない話ばかり。今日は写真もなし。
一週間ほど前の写真だが、家の近くの大通り沿いの緑地帯でツルボが花盛りだった (写真)。そこには虫もやってくる。 セイヨウミツバチ(写真)に、 おそらくヒメハラナガツチバチ(写真)。
スーパーで買い物をしての帰り道、三時半過ぎでそろそろ低くなってきた太陽のあたりに雲が薄くかかっている。 よく見ると、太陽から少し離れたあたりに虹のように色づいた彩雲がある。写真を撮りたいと思ったが 手元にカメラはない。家まであと5分余り。買い物袋には牛乳だの玉ねぎだの人参だのでけっこう重く、 卵も入っており、揺すって走る気にはならない。なるべく早足で歩き、家についてカメラを持ち、また外に出る。 そのあいだにだいぶ色は薄れてしまったがまだ見える。 雲の全体はこんな感じ (写真)。 これではよく分からないが、画面右下あたりに色づいているところがある。 望遠で撮ると色づいた彩雲がはっきり分かる (写真1、 写真2) 雲の一期一会な感じは好きだ。
先日、庭のフェンスにからんだ植物の手入れをしていたら、アケビの仲間のムベに アケビコノハの幼虫がいた (写真)。 アケビコノハの幼虫はぜひ一度見たかった。1日分の幸せはこれで十分というぐらいうれしかった。 2,3日分かもしれない。 この写真では頭は右側で、ふたつの目玉模様が、こいつはいったい何者だという雰囲気を醸し出す。 少し体を伸ばすと、どういうことか見えてくる (写真)。 さらに伸ばした状態 (写真)。 ちょっと警戒すると、すぐに体を曲げて奇天烈なかたちになる。
ミカドトックリバチの雄(写真1、 写真2)。 泥でとっくりのような構造を作り、そのなかに麻酔したガなどの幼虫を運び込む。 このとっくりの中に卵を産み、孵った幼虫はガなどの幼虫を餌にして育つのだそうだ。
熊野古道の途中に行き倒れ巡礼供養碑があった (写真)。 ここで供養されているのは幕末のころ行き倒れた、筑波郡伊奈町の人だとのこと。 つくばから電車で来てもはるばるという感があったが、 それをずっと歩いてきてここで行き倒れたのか。 無念であったか、覚悟があってのことであったか。
先週の旅行の続き。火曜日に志摩から熊野市へ移動。 水曜、木曜は紀伊半島の東側、熊野古道・伊勢路を部分的に歩いた。古い石畳が残っているのが 見どころで、観光ポスターなどもだいたい森の中の石畳という構図だ。 自分で撮っても同じような写真になってしまう (写真1、 写真2、 写真3)。 古道から外れた林道から、霧がかかった森を撮ってみた (写真)。これとてとくに新鮮味はない。
古道の途中、馬越(まごせ)峠から標高522メートルの天狗倉山(てんぐらさん)に行く道がある。 この山は下から見上げても山頂に岩が見える (写真)。 山頂に行ってみると、巨岩のひとつに登る梯子がついている (写真)。 高所が苦手な私は当然登らない。人が登るのを見ているだけでこわいので、 連れ合いにも登らないでとお願いする。 この岩に登らなくても、湾を見下ろす眺望はよい (写真)。 平らなところは尾鷲(おわせ)の市街地がすみずみまで広がっているのが分かる。
先週月曜からの旅行は台風で出鼻をくじかれてしまった。 朝から出発の予定が、つくばエクスプレスが運休。9時過ぎに動きだしたが、 その先では山手線が止まっているらしい。当初の予定から2時間ほど遅れて 家を出て、東京駅へは北千住で千代田線に乗り換え、大手町から歩いて向かった。 その先の新幹線のダイヤも乱れていたが、のぞみの自由席で西へ向かった。 名古屋から近鉄の特急で志摩へ。 途中、長良川を渡った (写真)。 幸い、宿の夕食時間までに目的地に到着。 そろそろ夕日が沈むころだった(写真1、 写真2)。
翌朝、宿の屋上から目の前の英虞(あご)湾を見渡す(写真)。 ここはリアス式海岸で、入り組んだ地形が美しい。 眼下には賢島大橋 (写真)。上路式アーチ橋だ。 遠く南方には志摩大橋が見えた (写真)。こちらもアーチ橋の一種で、 バスケットハンドル型のニールセンローゼ橋。去年の3月、札幌で見た 水穂橋と同じタイプだ。 橋はおもしろい。
そのあと南下して熊野へ。続きは後日。
きのうの夕焼け雲 (写真1、 写真2) 台風が接近した空がにぎやかだ。 コンビニに急な買い物をするために家を出たところで気がついて、 家にカメラを取りに帰って撮影した。
今週は久しぶりに旅行。在職中の旅行は、旅そのものの楽しみと 休みの解放感の両方があったが、いつでも解放されていると、 出発前のわくわく感も2、3割減ってしまう気がする。贅沢な文句だが。
定年退職して時間を持て余すとか退屈するとか言うけれど、自分がそうなりそうな 気はあまりしなかった。実際に退職してみると、はたしてまったく退屈しない。 自分でいろいろ書いたり作ったりする系のことをやらないと間がもたなかと思っていたが、 そんなことはない。 たとえば昼間から寝転がって本を読む。 時間が限られているとつい新しいものを読もうとするが、 時間に余裕があると以前に読んだ本をゆっくり読み直す気にもなる。 あるいはオンデマンドのドラマ、録画した映画などを見る。先日は50分×20回のドラマを4日間で一気に見てしまった。これまで十分に楽しめなかった文化の享受に、存分に時間を使える幸せ。 それでもぼちぼち発信系のこともしたい。
昨日の朝、居間でお茶を飲んでいたら、外でブンブンという音がする。見ると何十、 何百というハチが飛んでいるようだ。 こんな時期に分蜂か。5分ほどで庭の木の一本に集まった (写真)。 ニホンミツバチだ(写真)。 そこに獲物を狙ってかキイロミツバチがやってきて周りをうろうろする (写真1、 写真2)。 ミツバチのそばでホバリングしているので、飛翔中の写真をとりやすい (写真)。 数時間ほどしたら、ミツバチはどこかへ去っていった。 専門家に聞いたところ、この季節だと群れの一部が巣から飛び出す分蜂ではなく、 みんなそろって巣を放棄する逃去ではないかとのこと。 どこかによい新居を見つけられたことを祈る。
つくば市内の川沿いに、いくつか遊水地がある。散歩の途中でふと見ると、遠くにピンクが見える。 これはミソハギに違いないと思って、翌日望遠レンズをつけたカメラを持って再訪。 ガマやヨシのあいまにピンクの花が見えている(写真)。 望遠でのぞくとはたしてミソハギだ(写真)。 こんな近所で見られるとはうれしい。 道路から入っていけるので、斜面を降りていってアップで撮影 (写真)。 遠景で見えていた黄色い花は、外来種のヒレタゴボウ (写真)。
しばらく写真を撮ってから道路に戻り、振り返ったらキアゲハがミソハギに来ていた (写真)。