ちょうど大雨の九州へ向かったが、幸いにして外を歩いている最中に 強い雨に降られることなく、無事に用務を終えて29日に戻った。
最後の日は帰るだけだったので、雨雲の切れ目を狙って宿泊地の小倉から3駅の 門司港駅を見に行った。老朽化対策・耐震補強のための補修工事が6年がかりで行われ、 大正3年に作られた当時の姿が復元されたのが今年。 電車から降りたホームが、すでにレトロな雰囲気がある(写真)。 自動改札はあるが、色は茶色系(写真) 到着時はちょうど雨がほとんど降っていなかったので、外に出て駅舎を撮ることができた (写真1、 写真2)。 やがて叩きつけるような雨が降ってきて屋内へ。 コンコースの天井と照明 (写真)。 旧一・二等待合室はみどりの窓口に (写真)。 高級感のある天井と照明 (写真)、 黒漆喰を塗った飾り壁 (写真)もみどころだ。 二階には旧貴賓室などがあるが、こちらは食堂になっていて、昼の営業が始まるまで上に上がれない (写真)。 写真に光る点がたくさん写っているのは、強い雨のしぶきが室内に漂ってきて、 カメラのフラッシュが当たり光ったもの。 旧三等待合室にはスターバックスが入っている (写真)。 ここでコーヒーを飲んで戻りの電車を待った。 電車から降りてきた乗客 (写真)。 電車の屋根は雨しぶきで白い。
この駅は重要文化財。現役の駅舎で重要文化財に指定されているのは、門司港駅と東京駅だけだそうだ。
今週は、セミナーにお呼ばれで火曜から2泊3日の旅。 出張は「社員・職員が業務のために、普段の勤務地とは異なる場所に出向く行為を指す(wikipedia)」 そうなので、無職の私が出かけるのは出張ではない。 セミナーといっても本業の生態学関係ではないので、ちょっと緊張感もある。
ミズキの実が不揃いに色づきつつある(写真)。 つくばのオカトラノオは6月から7月に咲くが、6月はじめに草刈りをしたところでは、それから地上部を伸ばし直し、 ようやく今ごろになって花を咲かせる準備ができたようだ (写真)。 開花時期がずれれば、来る昆虫も変わるだろう。 草刈り時期と植物の生活の関係は興味深い。
ススキの葉にいたホソヘリカメムシ (写真)。
畑のオクラの花 (写真)。 よい色だ。 畑の空いているところで、スベリヒユがいきおいよく育っている。 マツバボタンと同じ属だが、こちらの花はごく小さい (写真)。 家の敷地を囲うフェンスでセンニンソウが咲いている (写真)。 日本在来のクレマチスの1種。
10年近く前、急に両方の耳がつまった感じで聞こえにくくなったことがあった。 会議でも人の話が聞き取りにくい。めまいもあった。 医者に行って、メニエール氏病の薬を処方されてしばらく飲んでいた。 特に左耳が聞こえにくかったが、その後しだいに回復した。 原因はストレスかもしれない、なにかストレスはありますかと医者に言われた。 やめたくてしょうがなかった管理職の5年め、ストレスは売るほどあった。
この時の症状でおもしろかったのは、電話の受話器を耳に当てた時のツーという音が、 右耳で聞いたときと左で聞いたときとでまったく違う高さに聞こえたことだった。 この電子音は少数の周波数成分でできている単純な音で、 左ではその一部がまったく聞こえないからではないかと推測した。
1週間ほど前に、左の耳が聞こえにくくなった。前のときほど重症な感じではない。 ためしに家の固定電話の受話器を耳に当てたら、 右と左で多少違う音に聞こえた。翌日の朝、もう一度左耳に当ててみたら、まったく何も聞こえない。 焦る。右耳に当てたら、こちらも無音。 両耳ともだめになったのか。ますます焦るが、電話の音以外はちゃんと聞こえている。 だめになったのは電話だった。買って10年以上になるので、その日のうちに新しい電話に買い替えた。 それにしてもすごいタイミングで故障したものだ。電話もウケを狙ったのか。
耳はその後数日でほぼ回復した。
地味なアキカラマツの花 (写真)。
外来種のシナガワハギ(写真)。 ハラナガツチバチの1種が蜜を吸っていた (写真)。
思いついてここに書いておこうと思ったことを、もしかして前にも書いたかなと思って検索してみると、 けっこう見つかる。それも1,2年前に書いていたりする。 年齢とともに体にいろいろな不具合は出てきて、もとの状態には戻れないことも多いが、 今の体でできることをやり、楽しめることを楽しもう、よし、この前向きな気持ちを書いておこうと思ったが、 おととしの11月20日に書いていた。
昼過ぎににわか雨。つくばは2週間にわたって雨が降っておらず、 久しぶりのお湿りだが、アメダスの記録によると降水量はわずか1.5ミリ。 このあと台風の影響でどれだけ降るか。そのあと、土曜日の土浦の 予想最高気温は37度。おそろしいことだ。
先週、人の手伝いにおしかけて穴を掘った。研究所の見学者に土壌のようすを見せるため、 深さ2メートル近くまで。掘った穴には時々昆虫が落ちる。たとえばセンチコガネ (写真)。側面を登ろうとするが、 すぐに落っこちてしまうことを繰り返している。そんなに飛びたくないのか。
ハクウンボクの実 (写真)と、 エゴノキの実 (写真)。 近縁な2種なので実も似ている。 正確には、花も実も(ほかにもいろいろ)似ているから近縁だとされてきたわけだが、 今は遺伝子の類似性から近縁かどうかが判断できるので、近縁だから似ているという 言い方をしてもよくなった。
本日の最高気温は35.0度。相変わらずの暑さだ。そんな日の真っ昼間に、 ふと思い立って20分余り歩いて筑波大の野球グラウンドへ。こんなことができるのも自由の身なればこそ。 法政との練習試合を、バックネット裏の芝生に座って3回表から試合終了まで見た。 観客は20人足らずというところか。 当然ながらしろうと草野球よりはるかに高いレベルの野球を間近で楽しんだ。
もとの職場の構内で咲いていたノカンゾウ (写真)。 クヌギの樹液に来ていたのはモンスズメバチ(写真)。
本格的な暑さが続く。
本日午前中、家の台所の工事のちょっとした後始末があった。そのあと11時から筑波山へ。 この暑さのなかで低山歩きとはいかがなものかとも思われるが、山頂では5度ぐらいは低いはず。 35度が30度になるならきわめて快適だ。 北側から森の中を歩き始めると、もう涼しかった。足元にはザトウムシの1種があちこちに (写真)。 山頂につくとオニヤンマがたくさん飛んでいた。頭上をずっと飛び続けるので写真を撮るのがむずかしい。 ましなのを2枚、 雄(写真)と 雌(写真)と。 ヒヨドリバナではアサギマダラが吸蜜中 (写真)。 長距離の移動で有名なチョウだ。千キロ以上も移動する個体もいるらしい。
林内で咲くコバギボウシ (写真)。