あとからあとから出てくるブロッコリーの脇芽は収穫が追いつかず、花が咲き始めた (写真)。いかにもアブラナ科の花。よい色だ。 20日ほど前に顔を出したふきのとう (写真) は、伸びて花を咲かせ始めた (写真)。 拡大すると個々の小さな花が見える (写真)。
なんからのリスクへの対策を考えるとき、ある対策に効果があるかないかのふたつにひとつで判断するのは 適当ではない。どれだけ効果があるのか、またコストがどれだけかかるのか(何が犠牲になるか)も 合わせて評価し、その対策を選ぶかどうか判断するのが合理的だ。複数の選択肢があるならそれぞれについて評価する。 それらの選択肢が排他的かどうかも重要だろう。一見すると排他的ではない(同時に実施可能な)選択肢でも、 両方やれと言われたらパンクするなら、それは排他的だと考えないといけない。
私のような定年退職者が外出するときに混雑した電車を避けるのは、個人的にも社会的にもほぼなんのコストも生じないだろう。 ベネフィットはというと、すくなくとも現在、新型コロナウイルスに感染するリスクを小さくする効果はゼロではないがごく小さいだろう (変化率ではなく、絶対値でどれだけ変化するかで見て)。いっぽう、風邪やインフルエンザに感染するリスクは ある程度小さくなるだろう(これも変化率ではなく、絶対値でどれだけ変化するかで見て)。 バランスのとれた食事と十分な睡眠で抵抗力を維持することとは排他的ではない (もし食材を入手するために満員電車に乗る必要があるなら排他的になるが、さいわいそういうことはない)。 というわけで、人が密集する場所・時間をなるべく避けて活動するのは合理的だろう。
全国の学校を一律休みにすることの効果や社会的なコストはどう評価されているのだろうか。
庭のシキミが咲き始めた (写真)。
まだ高齢者というほどの年齢ではなく、重い疾患をかかえているわけでもないので、 新型コロナウイルスに感染しても命に関わる可能性は低いだろう。とはいえ、 自分の感染リスクを抑えることは、自分の身を守るという意味だけでなく、世の中での蔓延に 貢献してしまわないようにするという意味がある。 職についていない身であり、自分の意志で人との接触を避けることが容易だ。 家に閉じこもることはしないが、しばらくは人口密度が高いところはなるべく避けよう。 ふだんでも、時間の束縛がないことを最大限に活かして混んでいるところ・時間は避けているが。
家の書棚を整理していると、まだ読んでない本が見つかる。 過去のいつかの時点で読みたいと思って買った本は、 だいたい今でも読みたいと思う。 そういうものをみな読もうとすると、たぶんそれだけで何ヶ月かかかりそうだ。 それでも本屋には行きたいし、行ったらなにかしら欲しい本が見つかって買ってしまう。 困ったものだ。
暖かい日が続き、はや「早春に咲く黄色い花」の季節だ。 マンサク(写真)、 サンシュユ(写真)、 ダンコウバイ(写真)。
家の今では鉢植えのランがいろいろ咲いている。少し前に咲き始めたのはデンドロキラム (写真)。 種は不確かだが、D.cobbianumっぽい。 小さな花がたくさんついた花穂が垂れる。 拡大してみるとたしかにランの花だ(写真)。
心配性の私は、レジに並ぶ前に財布を持っていることを確認する。 その場で財布がないことに気づいたらかなり恥ずかしいので。 きょうの午前、書店でレジに並ぶ前に財布を確認したら、持っていなかった。 事前確認が役にたった。家を出る前にも確認しておくともっとよかったのだが。 あきらめて、持っていた5冊の本をそれぞれ棚に戻した。 コーヒーでも飲んで気を取り直してから帰ろうかと思ったものの、 財布がないと当然コーヒーも飲めない。まっすぐ家に帰った。 午後に出直して、1冊加えて6冊購入し、コーヒーを飲んで帰った。
先日行った夢の島熱帯植物館で、中国原産の黄色いツバキ、金花茶(キンカチャ)がちょうど咲いていた (写真)。 ツバキというと園芸品でも赤系統か白のイメージなので、黄色いツバキは新鮮だ。
カカオの木にはたくさん実がついていた (写真)。 温室のカカオでこんなになっているのははじめて見たなと思っていたら、 室内展示にこんな宣伝が(写真)。 そうですか、日本一ですか。 本場のカカオから見たら鼻で笑われてしまうのかもしれないが。
明日からしばらく不在。
庭の畑の菜の花が咲いている(写真)。 暖かいと、越冬したアブなどがやってくる (写真)。 ツマグロキンバエは複眼のストライプが印象的だ。
東京をうろうろした。 葛西駅から西に歩くと、中川と荒川を渡る清砂大橋がある (写真1、 写真2)。 橋の上で撮るとその橋自体の形は分からないのが残念。ふたつの主塔からのワイヤーで 支える斜張橋。 その上からはるか遠くに東京ゲートブリッジが見える (写真)。 この日はここまでたどり着かなかったが、 JR新木場駅の西端から、ビルのすきまに見えた (写真)。 いつか行こう。遠くの山のピークを見て後日の登頂を期すような気持ちだ。
ゲートブリッジまでたどり着かなかったのは、その手前に夢の島公園があるのに気づいて、 そこにある 夢の島熱帯植物館 に行ってしまったから。ごみ焼却場で発生する熱を利用している、小ぶりな施設。 はじめて訪れた。 その手前には第五福竜丸展示館があって、こちらも覗いた。 第五福竜丸は、1954年、ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験で発生した放射性の降下物を浴びた漁船。 子供のころはときどき耳にしたが、今、ここに展示されていたとは知らなかった。 あらためて勉強してしまった。もともと住んでいた住人を移住させ、 広島の原爆の1,000倍の威力の水爆を爆発させた。無茶苦茶だ。
夢の島公園の西側の道路に、あざやかな青が目につく陸橋がかかっていた。かもめ橋 (写真1、 写真2)。 橋の構造はタイドアーチ橋の1種、バスケットハンドル型ニールセンローゼ橋だ。 道路から写真を撮っていたら、なにやら大きな車がこちらに寄ってくる気配がした。なにかと思ってカメラから目を離したらバスだった。 気づかずにバス停に立っていた。ちがいます、乗りません、と運転手に手を振った。幸い降りる乗客もいて、 無駄に停車させたことにはならなかった。
家の庭のすみで、ふきのとうが顔を出した(写真)。 日当たりがよいところには、丸々としたひときわ立派なふきのとう(写真)。 さっそく10個ほど収穫して、天ぷらにして早春の苦味を楽しんだ。このあとも続々と出てくるはず。
先週の金曜、筑波山の中腹を一周した。空気が澄み、遠くまでよく見える。 日光の男体山(写真)に 東京スカイツリー(写真)。 それに富士山(写真)。手前を飛んでいるのはトビか。
途中、梅林を通った。早咲きの品種はすでに咲いていた(写真)。
最近みつけたヤツデの短歌。
花茎(はなくき)のあらわに太くわかれ咲く八つ手の花は群れつつ小さし (三ヶ島葭子『吾木香』)
ヤツデの樹幹は枝分かれせず、切れ込んだ大きな葉を長い葉柄の先につけることで広い面積で光を受ける。 樹幹の先端につく花茎はまさに「あらわ」で「太」い。それがこまかく枝分かれして、 晩秋に小さなたくさんの花を咲かせる(写真1、 写真2)。