おととい顔を出したイチハツのつぼみ (写真)は、 昨日にはさらに伸びた (写真)。 今朝はいまにも開きそう 写真)、 そして午後には開いた (写真)。 ずっと家にいるとこんな過程が見られる。
クジャクシダの新葉 (写真) は、2週間でずいぶん広がった (写真)。 イヌガンソクは、うずまき (写真)が ずいぶんほぐれてきた (写真)。 先端付近はラッコのようだし、体中でダダを捏ねているようにも見える。
90歳になってからスマホを使い始めた老父から「電話をかけようとすると機内モードを オフにしろと出るようになった、どうしたらいいんだ」と電話がかかってきた(固定電話から)。 そう言われても先方はアンドロイド、こちらはiPhoneしか使ったことがないので、 手取り足取りの指示はできない。「アンドロイド 機内モード」などで検索して 自分で調べてみてくれとと言うばかり。その後、調べて解決したとの電話あった。一件落着。 トンチンカンなようでも自立しているのでありがたい。
庭のイチハツのつぼみが顔をだした (写真)。 例によって逆光でも撮ってみる (写真)。 ツンとしまったつぼみがかっこよいと思う。 あやめの仲間で中国原産。
東京では走る人で混雑気味のところもあり、飛沫感染に注意しないといけない、 走る人もマスクをしたほうがよいのではという話だ。 つくばの大通り沿いの歩道を走っていると、交差点から次の交差点までの数百メートルに だれも人がいないことがふつうだ。 人口密度を調べて見たところ、つくば市は852人/km2で、これは日本全体の平均の約2.5倍。 いっぽう東京の区部は約15,400人/km2で、つくば市の18倍以上だ。 公園に10人いるのと180人いるのとを想像してみるとちがいが実感できる。
数日前、庭に植わっているキク科の園芸植物の花に、ちいさな甲虫がいた。ヒメマルカツオブシムシ (写真)。体長は2,3ミリ。
庭のコナラの新葉 (写真、 写真)。 カラスにでもどんぐりが運ばれてきたのか、いつのまにか庭に生えた。 たちまち大きくなるので毎年しっかり切り戻している。
シダの新葉、今日はコウヤワラビ (写真)。 もう少し開いたところ (写真)。 ごく繊細だ。
今日も貰わない・運ばない・あげない暮らし。つくばでは 駅の近くなどごく一部をのぞいて道路を歩いている人は少ないので、走ってもめったに人とすれ違わない。 今日は6キロ走ってすれ違ったり追い抜いたりした歩行者が10人ほど、自転車もそのぐらい(もちろん 自転車を追い抜いたりはしない。追い抜かれたのみ)。歩道の幅が広いこともあり、いつもながらとても疎であった。
昨日は3ヶ月振りに髪を切った。いつものように自分で鏡を見ながら。 子供のころ、床屋ではくすぐったがって身を捩り、いつも床屋さんを困らせていた。 19歳の秋を最後に床屋には行っていない。 自分で切るとくすぐったくないのはどういうわけか。
天気のよい日曜日、カメラを持って家の近所を歩いた。 歩道沿いに例年アリアケスミレが花を咲かせるところがある (写真1、 写真2)。 ノミノツヅリは目立たないがあちこちで咲いている (写真1、 写真2)。 一方、こちらは遠くからでも目立つ藤棚 (写真1、 写真2)。 キムネクマバチが飛んできて (写真)、 花に頭を突っ込んで蜜を吸う (写真)。
朝食の味噌汁の具に、まだ地下部が膨らんでいない畑のカブを一本抜いた。 少量の油揚げをあわせると、葉の苦味と油揚げの油の甘みが合わさって美味。 地下部は直径2センチぐらい。虫食いの穴が2つあいていた。 成虫は葉を、幼虫は根を食べるというセスジノミハムシ キスジノミハムシ(3日前の写真) の幼虫の仕業だろうか。 この先、ちゃんと膨らんだカブを食べられるか、予断を許さない。 ハムシにしたら目の前に食料があるから食べているだけで、悪気はないだろうが。
もうずいぶん昔のこと、このページをご覧の方からメールをいただいた。 まったく知らない方。どんな文面だったかは忘れたが、 要は人の悪口を書いていないページだから好きだというようなことだったと記憶している。 その前から毒にも薬にもならないページを自認していたが、それを積極的に評価して いただいて嬉しかったのを覚えている。いま、 カブをかじるハムシも悪気ではないはずなどと書いたところで思い出した。
裏庭のヤシャゼンマイは、しばらく前に胞子葉が出てきて、それに少し遅れて栄養葉が展開中 (写真)。まだ緑色のクロロフィルが少なく、 アントシアンの赤みが濃い。羽状複葉の一枚の羽片を逆光で撮ってみた (写真)。 さらに小羽片を拡大する (写真)。 幻想的な美しさだ。
庭の畑のひと畝でカブを育てている。しだいに育ってきたが、ところどころ葉を食われている。 よく見ると、小さな虫がいた(写真)。 キスジノミハムシ(写真)、体長は2,3ミリ。 カブを含むアブラナ科の害虫として知られている。幼虫は地下部を、成虫は地上部を食べるという。 やっかいなやつだ。後ろ脚の腿の部分が太いのが写真でもなんとか分かる。この脚でぴょんと飛び跳ねるのでノミハムシ。
来年の夏にオリンピックが通常開催され、新たな感染の引き金にもならない可能性は小さそう。 長期的に考えると、今回のオリンピックは中止にして、 過去のオリンピックの歴史を振り返るたびに 「戦争のために中止になったオリンピック」とともに「感染症のために中止になったオリンピック」が 思い出されるのは、この事態を社会が忘れてしまわないためによいことではないかと思う。
庭の木陰のクジャクシダの葉が出てきて徐々に展開している (写真)。 赤味と茶色い鱗片がどこか動物的なのはこのステージだけ。 庭のすみではヤマシャクヤクが開花中 (写真)。
シジュウカラが水浴びをしていた (写真)。 手元のカメラは望遠ズームでなかったのでこんな遠景写真。 その後、そばのヒュウガミズキに飛び移ってしばらく羽繕いをして、さらにヤマボウシへ (写真)。まだ羽が乾いていない。 湯上がりシジュウカラ。
ホウレンソウは株ごと抜き取らず、葉を摘んで食べれば長いこと楽しめる。 茎が伸びてきて、そろそろ花が咲きそうだ (写真)。 またまたヤブキリの幼虫がいた。本当にそこらじゅうにいることに改めて気づいた。 カメムシの1種、ナガメもいた (写真)。 名前のとおり、菜の花などアブラナ科の植物を食草にしている。 なんでホウレンソウに来てしまったか。
つくば駅近くの商業施設 Q't に書店のリブロが入っている。とても狭いスペースではあるが、 貴重な本屋だ。ここが改装して売り場面積を拡大するというとてもうれしいニュースを少し前に知った。 3月1日から隣接エリアの改装工事が始まり、4月22日に一旦閉店して25日に新装オープンの予定。 きょう行ってみたら、いままで隣接エリアとのあいだにあった一時的な壁が取り払われていた。 その奥には、壁に本棚が設置されてレジカウンターも置かれた空間が広がっていた。 空の棚とレジカウンターを見ただけで、どうしてこんなに胸が高鳴るのか。 沈みがちだった気持ちが久しぶりに高揚した。 ただしコロナ対応で本当の開店がいつになるかは分からないが、あの空間を見たときの喜びだけで当分生きていけそう。
筑波実験植物園は今週からふたたび休園となった。5月6日まで。残念。 園内では、最寄りの人まで20メートルから200メートルぐらいは離れているのだが、 人が集まって来る可能性のある施設はなるべく閉じるということか。 再開を楽しみにしつつ、家の庭の小さな自然をしっかり愛でよう。
というわけで小さな世界。巣の中を広げているクロヤマアリたち (写真)。 1メートル、2メートルと地中深くまで巣を広げるらしい。 地下から砂粒を運び出してきたアリ (写真)。 巨岩を抱えているように見える。
ムベの花(写真)。 アケビの仲間で、アケビのような実がなり、アケビの実のように食べられる。
もともと人との接触が少ない生活で、そのうえ楽しみの外出・旅行がなくなって、これ以上は 人との接触を減らしようがない日々だ。スーパーでの買い物はセルフレジだし。 そして風が吹き荒れ雨が降る月曜日。気持ちが晴れない。せめて週末に撮った写真を貼る。
横からの朝日を浴びているドウダンツツジの芽吹き(写真)。 なんとなく明るい気分になれそうな絵だ。
庭の畑ではブロッコリが花盛りで、ニホンミツバチのお目当ても菜の花からこちらに シフトしたようだ (写真)。 やはりブロッコリの花の上に、さりげなくたたずむヤブキリの幼虫 (写真)。
ヤマツツジが咲いている(写真)。 よく見るとここにもヤブキリの幼虫が写っている。 こちらは他の個体のアップ (写真)。 若いうちは花弁や花粉を食べるらしい。それでよく花にいるのか。 成長とともに肉食性になっていくとのこと。
ゲッケイジュの花も盛りだ (写真)。 背景に赤く写っているのはベニバナトキワマンサク (写真)。赤いリボンが花弁だ。 中国原産のトキワマンサクの赤花品種。
家の前を通り過ぎる人が、庭の植物に目を止めてくれるとなんとなくうれしくなる。 先日は親子連れの子供が立ち止まって花の香りをかいでいた。ありがとう。
先週の植物園の写真の続き。 サトイモ科のマムシグサが咲いている (写真)。 花序を包む仏炎苞にケバエの仲間らしき虫が来て、中に入ろうかどうしようか逡巡している (写真1、 写真2)。 ハグロケバエだろうか? (写真)
先日はアケビの花を載せた(写真)。 シロバナアケビはそのシロバナ品種 (写真1、 写真2)。
ヤツデの葉の裏になにかいないか探したら、ミバエらしきものを見つけた(写真)。 複眼が緑色だ。
日曜日、あんまり車に乗っていないのでバッテリーがあがるのが心配になり少し走ってみた。 週末の外出自粛要請が出ているつくば市内は通常とくらべてあきらかに交通量が少ない。 30年あまりむかし、どこの道路もすかすかで、ちょっと車がつかえるとつくばの渋滞! といって笑っていたころを思い出す。
新聞の俳句欄にあった「咳をしたら人目」(中村幸平氏)。もとは尾崎放哉の「咳をしても一人」。 咳エチケットをこころがけつつ、咳をしてしまって人目が気になったらこれを思い出すと少し気が楽になりそうだ。 逆境でもユーモアは大事。
先週金曜の植物園の写真の続き。とても地味に咲いているヒメウズ (写真)。 うっすら赤みがかった萼片につつまれ (写真)、 内側には黄色みがかった花弁がある (写真)。
チャルメルソウの1種、コチャルメルソウ (写真)。 これも一見地味だが、花をよく見るとおもしろい (写真1、 写真2)。 魚の骨みたいなのが花弁だ。
声がするので見上げたらエナガがいた (写真)。 体重は8グラム前後で10円玉2枚足らず。スズメの 1/3 ほどだ。 それだけのわずかな重さでしっかり生きていることに、なんとなくすごいなと思う。 つい人間の体重を基準に考えてしまうからではあるが。
家の庭をゆっくり見て回ると、いろいろな虫と出会える。 マンリョウの葉の上にいた5ミリほどの甲虫はヨツモンクロツツハムシ (写真1、 写真2)。 ブルーベリーの枝先には、これも5ミリほどのミツボシツチカメムシ (写真)。
虫たちに餌を提供しようと放置している畑のアブラナの花に、何が来ているかと見回るのも楽しみだ。 きょうはやたらと小さいものたちが集まっている。体調は2ミリぐらい。ケシキスイ科の1種か (写真1、 写真2)。 (※「けしきすいか」と打って変換したら「景色スイカ」となった。なんとなく楽しい)
晴れている。カメラ2台をザックに入れてしばらく歩き、すいているカフェでコーヒーを飲み、 さらに歩いて筑波実験植物園へ。前回来てから10日たっている。 今の時期、10日もたつと植物の様子が変わる。昆虫も増えた。
花盛りのキジムシロ (写真)。 体調1センチ足らずの虫が何匹も飛び回っては花に降りる。モモブトカミキリモドキだ (写真1、 写真2)。 カミキリモドキ科の甲虫で、雄は名前のとおり後ろ脚の腿節が太い。 春に黄色い花でよく見る。 マイナーな虫は名前が長くなりがちで、モモブトカミキリモドキは11文字。これがキジムシロに 来ているのを俳句にすると、種名ふたつでもう16音だから大変だ。
キジムシロ モモブトカミキリモドキいて
これだと中七が8音になって字余りだ。17音におさめようとすると残りは1音しかない。 不自然なところに五七五の切れ目がこないようにしようと思うと、できることは極めて限られる。
あ、モモブトカミキリモドキ キジムシロ
最初に「あ」をつけただけ。読点でごまかしている。 一句目では、キジムシロが咲いてるなと思って近寄ったらモモブトカミキリモドキがいた。両方そろって春だよなとあらためて感じた。 二句目は、あ、モモブトカミキリモドキがいる!と思ったら、 そこはキジムシロの花の上。そうそう、こいつはこういう花が好きだったよなと思い出す。 …作るも解釈もド素人。
こちらも春の虫、ビロウドツリアブも来ていた (写真1、 写真2、 写真3)。
キジムシロ ビロウドツリアブ◯◯◯◯◯
◯◯◯◯◯に何を入れるか。「キジムシロ ビロウドツリアブ飛んできた」ではあんまりだ。 「キジムシロ ビロウドツリアブ訪いて」もほとんど同じ、なんのひねりもない。 「キジムシロ ビロウドツリアブ 花吹雪」は春のものを並べただけ。 もうやめておこう。
花に来たわけではないが、キジムシロの葉にバッタの仲間の幼虫がいた。たぶんヤブキリ (写真)。 以前に撮った成虫はこちら (写真)。
2時間ほど植物園内を歩き回って写真を撮り、入り口の建物まで戻って自動販売機でアイスクリームを買って 撮った写真を眺めながら食べる。家に帰ったところで総歩数は1万2千歩余り。 人とはほとんど接することはなく、生き物と濃密に接した時間だった。
庭の季節は進んでいく。ドウダンツツジが咲き始めたし (写真)、 シャガも咲いた(写真)。
居間で育てている多肉植物のなかに、ガステリアの仲間がある。 数年前から花が咲くようになった。今年も2本の花茎を出した (写真)。 株の大きさに比べて長い花茎を伸ばすので、全体を撮ると葉も花もよく見えない。 葉はこんな感じ (写真)、 花はこちら (写真)。
働いているころ、庭の手入れにかけられる時間は限られていた。平日は無理だし、 休日もそれぞれにやることがあるし。それでも約20坪の畑はがんばってフル稼働させていた。 畑以外の庭はどうしても手が行き届かず、多年草や低木が広がりすぎ・育ちすぎ入り乱れててなんだか 分からなくなっていたり、区画の仕切りに並べてある石が土に埋まってしまったり、 鳥に運ばれたらしい種由来の木の芽生えがしっかり根付き、根こそぎ掘りとるのをめんどうがって 地上部だけ切っているうちに地下部がどんどん肥大化していったり。 時間ができたこの1年、少しずつ手を入れてきたが、さらに外出が減らざるを得ないこの機会に しっかり整備してしまおうということになった。前向きだ。