庭のアジサイの園芸品種(写真)。 花序が木漏れ日を受けて浮かび上がる。 花序のまわりの、萼片が発達した装飾花は色づいているが、中央の稔性の花はまだ開いていない。
ハチかと思ったが、近づいてよく見たらガだった(写真)。 スカシバガの1種。種名は不確か。
庭のあちこちで目立たずに咲いているツメクサ (写真)。 ナデシコ科。花の直径は5ミリもない。
植物園に行った時の写真をもう少し。池にいたホソミオツネントンボのオス (写真)。 トンボのなかではめずらしく、成虫の状態を冬を越す。
こちらも池の、ハンゲショウの葉にいたヒゲナガハナノミ (写真1、 写真2)。 触角が特徴的だ。 甲虫のなかのナガハナノミ科の1種。そんな科があるとは知らなかった。
ベッドでごろごろしながら考えたこと。 いわゆる現役世代を終えて年を重ねるともに自分の存在価値に自信がなくなると、 同情を求めて愚痴ったり僻みっぽくなったり、あるいは尊重を求めてなにかを 自慢したくなったりしそうだ。 そして、他人の同情や尊重が思うように得られないと不機嫌になり、 ますます周囲に疎んじられかねない。危ない。 自分自身が感じる楽しさや充実感を生きるよすがとするべし。 忘れないように書いておこう。 70歳を過ぎてからパソコンを使い始めた私の老父は、90歳を過ぎてもスマホデビューしたり Zoomデビューしたり、いろいろ勉強しながら楽しく生きているようだ。
スーパーのセルフレジで、登録したものを買い物袋に入れ忘れて帰ってきてしまうという 失敗を久しぶりにやってしまった。その前にふたつほど課題を片付けて、ちょっとよい気分だったのに がっかり。しばらく気持ちが沈んだ。後悔という気持ちがまったくないと、失敗に学ぶこともできない。 後悔は、生存に有利な形質として進化のなかで獲得されてきた気持ちの動きに違いない。 そう思って存分に悔しがろう。
昨日の午後、久しぶりに筑波実験植物園に行った。駐車場にはかなりの数の車があった。 クレマチス展の効果か。そちらには近寄らずにうろうろ。あちこちで花盛りのイボタノキには、 いろいろな昆虫が来ている。そのうちチョウ4種。 アオスジアゲハ(写真)、 キタテハ(写真)、 ツマグロヒョウモン(写真)、 そしてアサギマダラ(写真)。
イボタノキの花にきていたハチモドキハナアブ (写真1、 写真2)。その名のとおり、見た目がいかにもハチっぽいハナアブ。
おなじくイボタノキにきていたイチモンジチョウ (写真)。 どうしても全体が隠れず撮れるところに来てくれなかった。
庭の畑はやや端境期で、夏野菜が採れはじめるまではレタス、サンチュ、スナップエンドウぐらいしか 収穫できるものがない。あとそろそろ島ラッキョウか。いろいろ採れているときは、食事の献立も それらを消費するという課題のもとで考える。そうした条件がなくないと自由といえば自由だが、 自由すぎてかえって困ったりする。定型詩が定型という枠があるゆえにかえって作りやすいのと似ているかもしれない(そうか?)。
高齢になるとともに、肥満による生活習慣病の心配ばかりではなく 低栄養・低体重もリスク要因のようだ。のぞましいBMI(体重/身長^2) の値の下限も、 18歳から49歳では18.5、50歳から69歳では 20.0、70歳以上では21.5と、年齢とともに 高めに設定されている(厚労省発表・食事摂取基準2020)。 私はもう少し体重を増やしてたほうがよさそうだが、 日々のジョギングで、食べてもなかなか太らない体になってしまった気がする。 いいことなのかどうなのか。
庭の木は、それぞれ狙い撃ちする虫がいて、油断していると葉がぼろぼろにされたりする。 クチナシの葉を食べるオオスカシバの幼虫が典型。そのほかツツジはルリチュウレンジの幼虫に人気だ (写真)。 少々ならいいが、丸坊主にされると見た目がよくないし、翌年の花にも影響するので、見つけたら手でつまんでよそに捨てる。 人間の勝手なのだが、悪く思わないでほしい。
居間の窓の外側に、いろいろな昆虫が張り付いていることがある。 フトスジエダシャクは我が家の常連 (写真1、 写真2)。 ガガンボの1種は、たぶんヤチノコギリガガンボ (写真)。 いつも思うが、ガガンボの横顔のアップはドラゴンっぽい (写真)。
アシナガバエの仲間が光沢が美しいが、なにせ数ミリと小さいし、すぐに動くし、 なかなか満足のいく写真がとれない (写真)。 この写真も頭部がぼけぼけだが、胴体のメタリックな輝きと、 光の加減で翅が虹色に見えるところがなんとか撮れた。
小さなガは、別に雨が降っていなくても葉の裏でじっとしていることが多い印象。 だから、止まっているのを見つけるのはなかなか難しく、なにかが飛んでるのを見つけたら どこかに止まるまで目で追いかけて探す。 昨日、小雨の庭で見かけたマエアカスカシノメイガ (写真1、 写真2)は、斜めの葉のうらに いたので止まっているのを見つけられた。 ドウダンツツジの下にしゃがみ込んでなんとか撮影。背中に正対する位置には入れなかったので、 ピントは頭部にしか合っていない。
去年写真を撮って、ネットで調べてマエベニノメイガだと思っていた小さなガが今年も 現れた。あらためて調べたら、マエベニノメイガではなく外来種のアメリカピンクノメイガらしい (写真1、 写真2)。 マエベニノメイガとは属もちがう。やはり昆虫はまったくのしろうとなので、 どこらへんまでが個体変異かという勘が働かない。 それにしてもアメリカピンクノメイガとは軽い名前だ。いかにも外来種。
ニワゼキショウが花盛り。北アメリカ原産の外来種 (写真)。
庭のコリアンダーの花にいろいろな昆虫が来ている コアオハナムグリ (写真)や、 ヒメヒラタアブの仲間など (写真)。 ヒメヒラタアブも体長1センチ足らずと小さいが、その10分の1ぐらいしかなさそうな虫が すぐ下に写っている。これもハエ目(双翅目)の1種か。 こんな小さな体のなかに生存・生殖のさまざまな機構が備わっているのはすごいと思うが、 それも人間サイズを基準に考えてしまう自己中心的な見方かもしれない。
庭のヒメウツギにいたホソハリカメムシ (写真)。 左にはこれも小さなヒメマルカツオブシムシがいる。
庭で撮ったカミキリムシの写真を載せるのを忘れていた。 ベニカミキリ (写真、 写真)。 花粉を貪っている。
オオスズメバチのおそらく女王 (写真1、 写真2)。 越冬した個体が、いまは体力を養っているころか。これからひとりで巣を作り、 卵を産んで働き蜂を育てる。 体長4センチ前後。 スズメバチのなかでも世界最大だとか。 さすがに迫力がある。
ハルジオンの花にいたマドガ (写真1、 写真2)。 花と比べれば分かるように小さなガだ。 翅の半透明の部分を窓に見立ててマドガ。 はじめて撮った。そんなときはいつもワクワクしながらカメラを構える。 昆虫はおそろしく多様だから、このワクワクの種が尽きることはない。 本当に老後がいくらあっても足りない。 ありがたいことだ。
こちらもはじめてのガ、ウンモンオオシロヒメシャク (写真)。
先週撮った春の花たち。 まずはホウチャクソウ(写真)。 おとなしい佇まい。
イヌザクラ (写真)。 ウワミズザクラやシウリザクラやと同様、花が房状につく。 花が咲いている枝には葉がないので、ウワミズザクラとはっきり区別できる。 花の密集感もずいぶん違うけど。
ウラシマソウ(写真)。 今まで気が付かなかったところで咲いていた。何年かかかって花が咲くところまで成長したか。