先日ネコに襲われたヒヨドリの巣が、また別のネコに襲われた。こちらも時々庭で 見かけるネコ。まったく俊敏そうには見えないが、木に登っていた。 何度か追い払ってみたが、しばらくするとまたやってくる。 やがてもう満足したのか、雛が全滅したのか、姿を消した。 しばらくして親鳥がなにかの実をくわえてきて、巣のある木のとなりの木にとまった。 いつもはここで周囲の様子を確認してから巣に飛び込むのだが、 いつまでもとどまっている。やがてくわえてきた実を自分で食べてしまった。 呼びかけ応える雛の声がないからか。やはり雛は全滅したようだ。 そのあとも何度か餌をくわえて飛んでくることを繰り返した (写真)が、 数時間もすると姿を見せなくなった。 またどこかで巣作りからやりなおすのだろう。
きのうの昼過ぎ、庭からヒヨドリが激しく鳴く声が聞こえた。子育て中の 巣になにか危機が迫っているのかと思って出て見てみると、地面から 3メートルほどの巣のあたりになにか黒っぽいものが見えた。さらに 近づいてみると、よく見かける猫だ。 手を叩いて威嚇したら、木を駆け下りて逃げていった。 そのとき落としていったのは一羽の雛。すでに事切れていた。 しばらくしたら親鳥がまた戻ってきて、巣からは雛の声が聞こえた。 全滅したわけではなかったようだ。
ヒヨドリと猫と、どちらかに肩入れする理由はないが、心情的には巣作りから 見てきたヒヨドリをかばいたくなってしまう。そもそも猫は飼い猫 なので、食べ物には困っていないはずだし、というのは後付けの理由。親鳥が 餌の昆虫などをくわえて飛んでくるのは暖かく見守ってしまう。昆虫の立場に 立ってみればヒヨドリが恐ろしい捕食者なのだが。人間の感じ方は勝手なものだ。
きょうは庭の畑で島らっきょうを収穫。皮を剥いた状態で 1キロ以上あった。さっそくらっきょう酢につけた。 最初は10年以上前にホームセンターで買った、せいぜい20個程度の球根から始まった。その後、 畑で育てて収穫しつつ一部を来シーズンの植え付け用に残し、ということをずっと続けている。 ワケギも同様。どちらもスーパーでは買うことがない野菜だ。 島らっきょうを収穫したあとの畝はすぐに整備して、種から育てていたズッキーニの苗を植え付けた。 畝がどんどん夏野菜で埋まっていく。日々の生ゴミを埋める場所の確保に苦労する季節だ。
本日は写真なし。猫に襲われたヒヨドリの雛の写真は撮る気にならなかった。
しばらく前、庭でヒヨドリが植物の茎などをくわえてやってくる姿をしばしばみかけた。 もしかして巣作りをしているのかなと思ったら、はたしてそうだった。 小枝が密集したトキワマンサクの、高さ3メートル足らずのところに巣を作っていた。 やがて産卵して温めていたようだが、黙って飛んできて近くの木にとまり、黙って様子を伺ってからポンと 飛び込む感じで、ほとんど気配を感じさせない。 にぎやかなヒヨドリといえども、巣の場所を天敵に知られないように、 静かにしようと思えばできるのか。 そして数日前、はじめて雛の声を聞いた。それも親鳥が餌を運んできた一瞬だけで、すぐに 静かになった。無事に巣立つまで、そっと見守りたい。
庭の片隅のミントに、連年同様ハッカハムシがいた (写真、 写真)。 体調が1センチ近くある、ハムシとしてはかなり巨大な種類だ。 いぶし銀とメタリックブルーの美しさが魅力で、なんどでもカメラを向けてしまう。
朝、台所で朝食の支度をしていたら、家族が驚いた声が居間から聞こえてきた。 その声になにやら尋常ならざる響きがあり、なにごとかと居間に行ったら、庭にタヌキがいた。 なるほどびっくりだ。つくばの都市部で見たのははじめてだ。スマホで証拠写真を撮影 (写真)。 日陰で暗いが、タヌキであることははっきり分かる。 そのあとうろうろしながら日向に出たが、ちょっと遠くて画質は粗い (写真1、 写真2)。 さらにあちこちの地面を鼻先でつついてから、居間のすぐ前を通り過ぎていった (写真)。 そのまま視野から消え、隣家の庭に行ったのか、道路に出たかはわからない。 朝のサプライズだった。
ツボスミレ (写真)。 林内で日当たりがあまりよくないところに生えているためか、ほかの場所よりも花の時期がゆっくりめだ。
庭のツツジを食べるチュウレンジの幼虫は取っても取ってもきりがない。 4株のツツジから、毎日100匹ぐらいはつまみとっているが、小さいものは見逃しがちで、それらが 成長しながらむしゃむしゃと葉を食べる。一株はほぼ丸々食べられてしまった。 ツツジはそれぞれ離れて植わっているので、葉を食べ尽くした株の幼虫たちは飢えるしかない。
ふと思いついたことのメモ。年齢とともにいろいろ体の不具合が蓄積し、以前はできていたことも 同じようにできなくなってくる。それを気にするとがっかりするばかりだが、まだできることも いろいろある、そっちに目を向けたほうが楽しい、ということは以前から認識していた。 さらに考えると、潜在的にはできるはずなのにこれまで試したことがないこともいくらでもあるはず。 そういうことにあらたに挑戦すると、なにせ経験ゼロだから最初は急成長して、 できることが増えた喜びが味えるではないか。 若いころと同じことを若いころと同じようにやろうとがんばるよりも、 こちらのほうが楽しそうだ。
収穫せずにそのまま伸ばしたアスパラガスの茎に、よく花がついている (写真)。 筒の長さがせいぜい5ミリ程度か。
ルリチュウレンジの成虫はしばらく前から見かけていた ( 写真)。 ちょっと目を離したすきに卵から幼虫がかえって、ツツジの葉がだいぶ食われた (写真)。 4株のツツジから、あわせて数百匹はつまみとった。 同じツツジ属の植物でも、種類によって毎年食われるものと、まったく食われないものがある。 ルリチュウレンジの親がなんらかの理由で選り好みをしているからだろうが、 何がちがうのだろう。
つくば市内のとある場所で咲いていたチゴユリ (写真)。 同じところでクマヤナギを見た。葉脈の感じがすてきだ (写真)。 葉脈が好きな植物のトップ3に入る。 以前、やはりクマヤナギの葉脈が好きという人がいて、うれしかったのを思い出した。