もう晩秋だ。野には秋の麒麟草…という表記は落ち着かないのでアキノキリンソウ (写真)。 生物の標準和名は原則として(とくに学術的な文書では)カタカナで書くことになっていて、 それに慣れてしまっている。情緒に欠けるかもしれない。
千振、ではなくてセンブリの花が盛りだ (写真)。 アリに人気のようだ (写真)。 人じゃないけど。
ほかにも秋の花に虫が訪れている。 ヒヨドリバナにヒメウラナミジャノメ (写真)、 キツネノマゴにはヤマトシジミ (写真)。 濃厚な甘い香りを漂わせるナワシログミでは、ホバリングしながら蜜を吸うホシホウジャクをよく見かける (写真1、 写真2)。
数日前、たまたまテレビをつけたら全日本大学女子駅伝というのをやっていた。 最近、ジョギングは負荷がかかりすぎないようにスピードを抑えて走っているが、 こういうのを見てしまうといけない。翌日のジョギングではついついスピードを上げてしまった。 ずいぶん簡単に影響されるものだ。マスメディアやネットの怖さにも通じる、というのは大げさか。
今週は福島に用があり、ついでに裏磐梯に足を伸ばした。 五色沼自然探勝路沿いの、るり沼越しにのぞむ磐梯山 (写真)。 左手前の赤は、たぶんハウチワカエデの紅葉。対岸のアカマツの下で黄色く見えているのは ヒトツバカエデ。 そこらじゅうにいて、日光を受けて黄色が映える(写真)。 丸い葉からは、カエデの仲間とは想像がつかない (写真)。 裏磐梯に点在する多くの沼は、1988年の磐梯山の大爆発の際にできたもの。 また、小磐梯と呼ばれたピークはこのときに山体崩壊により消滅した。 「山体崩壊」という言葉はインパクトがあって印象に残る。
近くの公園で、たまたまうまい具合に撮れたコサギの飛翔の様子 (写真1、 写真2)。
1週間ほどまえの写真だが、ヒヨドリバナに来ていたキンケハラナガツチバチ(たぶん) (写真)。 とシロモンノメイガ (写真)。 ほかにもヤマトシジミなどが来ていて、なかなかの集客力だ。
その近くでみかけたルリタテハ (写真)。 右の翅がかなりボロボロになっているようだ。 ルリタテハは成虫で越冬するらしい。この個体も無事に冬を越せるだろうか。
今年もジョウビタキがはるばる大陸から渡ってきた(写真)。 庭の水飲み皿で水浴びをしている (写真1、 写真2)。 ゆっくり越冬していってくれ。
公園の池にもうヒドリガモが来ていた (写真)。 まだ数は少ない。第一陣といったところか。 写真の左端に、散らばった羽毛が写っている。 猫にでもやられたのだろう。 冬を過ごしに遠路はるばる渡ってきたところで、不運な目にあう個体もいる。 もう1枚は飛んでいるところ (写真)。 緑の翼鏡が撮れた。すてきな差し色だ。
数日前に撮ったイトトンボのなかま、オツネントンボ (写真1、 写真2)。 オツネンは越年で、日本に分布するトンボのなかで数少ない成虫越冬する種。 約200種のうちの3種だとか。
バッタの仲間を3種撮った。。 まずはトノサマバッタ (写真)。 さすがの存在感だ。 それと比べるとだいぶ小ぶりのコバネイナゴ (写真)。 もう1種はクルマバッタモドキ (写真)。 白っぽい礫の上にいると轢の影の黒さとまぎれて、じっとしているとまったく気が付かない。
不健康な生活をしていても必ず病気になるわけではなし、 健康的な生活をしていると絶対病気にならないというわけでもない。あくまで確率の問題だ。 きのうは人間ドック。これまで通り経過観察という項目はいくつかあったが、 あらたに精密検査が必要と言われた項目はなかった。幸運に感謝するが、悪い目がでたらそれも運。
まだ咲き残っている庭の花にチョウが来る。カラミンサにはキタテハが来ていた (写真)。 翅を閉じると、裏面は地味だ (写真)。 枯れ葉がひっかかっているように見える。 セージにはチャバネセセリ (写真)。
先週、北千住に行ったついでに荒川沿いを歩いて橋を見てきた。日暮里・舎人ライナーの荒川横断橋梁 (写真)。夕方、下流側から見える面は日陰になってしまう。 橋の上流側からはきれいに照らされて見える (写真)。 ちょうど車両が走ってきたところを撮れた。手前に見えている緑の橋は扇大橋。
一番のお目当ては五色桜大橋 (写真)。 首都高の中央環状線、江北ジャンクションと板橋ジャンクションの間で荒川を渡る、2002年竣工の橋だ。 構造はアーチ構造からの吊材のケーブルが斜めに張られたニールセンローゼ橋。 そして環状線の内回りが上、外回りが下の上下二重構造になっている(ダブルデッキ)。 ダブルデッキ式のニールセンローゼ橋は世界初だそうだ。 日没時からライトアップされるというので待っていたら、ほんとうに日没予定時刻ほぼぴったりに LEDライトが点灯された (写真)。 これを見届けてから待ち合わせの場所へと歩きはじめ、約束の2分前ぐらいに到着した。 すばらしいタイミングだ。
きのう、きょうと気持ちのよい秋晴れが続く。きのうは公園のプールで泳いだあとカフェで静かにランチを楽しんだ。
きょうは久しぶりに植物園に行ってみた。 林の下のタマゴタケ (写真)。 こんな色だが食用になるという。
もう咲いている花はごくわずかだ。 セージの1種の花にホシホウジャクが何匹も来て、ホバリングしながら蜜を吸っていた (写真1、 写真2、 写真3)。 ひとつの花に1,2秒、長くても3秒ぐらいしかとどまってくれないので、 なかなかピントがきちんと合った写真がとれないのがもどかしい。
もっともどかしいのは木のうえのほうで舞っているウラギンシジミの姿だ。 10メートル以上の高さで、早い動きでほとんどランダムに数秒間舞ったかと思うと、 木の葉に止まることを繰り返す。 翅の下面は名前のとおり白銀色で、羽ばたくと光を受けて青空を背景に白く輝くので 目につくが、私にはとても撮れない。記憶にだけ留めることにする。 以前に低いところに止まっているのを撮った姿はこちら (写真)。
気温が下がってくると、 走るときにポケットに入れるのは汗を拭くバンダナから鼻をかむちり紙に変わる。 そろそろそんな季節だ。
きょうはナツアカネのオスが庭でうろうろしていた (写真)。 きのうのアキアカネより真っ赤で、これぞ赤とんぼという感じだ。顔面まで赤い (写真)。
あとは鱗翅目(チョウ目)3種、いずれもガ。クチナシではあいかわらずオオスカシバの幼虫が見つかる (写真)。 家の外壁には白いガが貼り付いていた。 フタツメオオシロヒメシャク(写真)。 ところどころに銀粉が蒔かれたような、洒落たデザインだ。 もう1種は翅が黒くて頭部が赤いのをホタルに見立てたホタルガ (写真)。 写真の個体は触角が立派なのでオスかな。触角を動かしながら あるき回っていたので、どこか近くにメスがいてフェロモンを出しているのかもしれない。 なお、本家のホタルで赤いのは胸で、頭は黒い。
つい4日前には日最高気温が31度を超えていたのに、すっかり秋が深まったような涼しさだ。 日最高気温は20.3度、それも日付が変わったばかりの0時43分のことで、日中はかろうじて20度まで。
庭の小さなクチナシはすぐにオオスカシバに見つかって卵を産み付けられ、油断していると丸坊主になる。 しっかり探して幼虫を取り除いたつもりでも、つぎの日にはまたそこそこの大きさの幼虫がみつかる (写真)。 いったいどこに隠れていたのか。 なお、写真の上のほうが頭部で、反対の端には角状の突起がある。
週末、銀行のATMで、カードで振り込みをしようとしたら受け付けられず。65歳以上になると、 特殊詐欺予防ということでいろいろ制限がかかってしまうようだ。月曜になってから窓口に相談して、 制限を解除してもらう。過去1年以上振り込みがないと、急に振り込むのはあやしいということで ストップがかかるのだそうだ。 次は70歳になると1日の現金引き出しの制限が50万から20万に下がるという。 安心といえば安心だが、不便といえば不便。まあそんなに現金を必要とすることはなかなかないが。
少し前、毎日のように10キロ前後走ってつけた体力がなんの役に立つか疑問になった。 強いて言えば、毎日10キロ走ることに役立つぐらいではないのか。 競技としてレースに出るわけではなし、追い込んで走って故障のリスクを負うのはどうなのか。 生活の質の維持という観点からは、ほどほどに走ってそこそこ動ける体を末永く維持するほうが大事だろう。