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2023年11月

2023-11-29

ヤマボウシの葉が色づいている (写真)。

晩秋のおだやかな光の中で、庭のイソギクが花盛りだ。よく見るとアブ・ハエのたぐいが集まっている (写真)。 ツマグロキンバエが7匹写っている。 もう一枚はアップ (写真)。 こういう明るい色の花に来た昆虫を撮るときは、 カメラは通常のオートの設定だと花の明るさが抑えられて昆虫は暗く沈んでしまう。 かなり露出をオーバー目にする必要がある。 一枚撮ったらすぐに画像を確認して調整する。 これを怠るとあとでがっかりする。

ツマグロキンバエのほか、キゴシハナアブ (写真)、 ナミハナアブ (写真)、 キンバエの仲間 (写真)、 クロヒラタアブ (写真)、 そしてホソヒラタアブ (写真)。 アブは空中で静止するホバリングが得意で、そこを上手く捉えられるとおもしろい (写真1写真2)。

2023-11-28

午後、買い物帰りに歩道橋を歩いて渡っているるとき、隣の歩道橋のむこうの雲の隙間から 光が射し込んでいた。スマホでいちおう撮ってみた (写真)が、 ぱっとしない。 この現象は薄明光線と呼ばれるが、 天使のはしごとか、天使の階段とか、レンブラント光線とか、いろいろな別名がある。 歩道橋はさくら大橋(1979年竣工)。中央部で上にそびえるタワーは構造上の意味はない。

2023-11-23

勤労感謝の日。祝日に気づかずにふだんの平日のつもりで外出すると、 思わぬ人出に驚いたりするので注意が必要だ。

昨日の公園の写真の続き。イチョウが色づいていた (写真)。 ツワブキが花盛りで、そこにキタテハが来ていた (写真1写真2)。

何度か食事をした店で、こちらは覚えていない店員さんに 「いつもありがとうございます」と言われた。 たいした記憶力だと感心したが、もしかして私は覚えられやすい人なのだろうか。

高校の地学で最初に出会って以来、なかなか十分に理解できた気がしないまま半世紀近くがすぎた 「コリオリの力」が、今読んでいる本のおかげでようやく理解できつつある。 自転していて慣性系ではない地球表面の座標系上の物体の運動を、 あたかも慣性系である(外から力が働かないかぎり物体は一定速度で動き続ける)かのように扱うため、 慣性系からのずれを「外から働いている力 = コリオリの力」のせいにして辻褄を合わせる 賢い工夫なのだな。そして、地球が自転していることで生じる大気や海洋のさまざまな現象 (高気圧とか低気圧とか海流とか)も、コリオリの力を考えると説明がすっきりする。 2ビート泳法の習得以上にわくわくする。

2023-11-22

朝からよく晴れた、穏やかな晩秋の一日。自転車でプールに行って泳ぎ、ランチをしてから池で鳥見。 楽しい時間だ。 遠くに直線的に飛んでいく青いものが見えた。カワセミだ (写真)。 まったくピントは合っていないし逆光だが、これはこれで雰囲気が出ているのでよしとしよう。 同じ個体かどうかわからないが、池の周りを歩いていたらまた遭遇した (写真)。こんどは順光で、青い輝きが水面にも映っている。

きょうもなるべく動きのある写真を狙ってみた。 遠くで着水したカモはハシビロガモだった (写真)。 こちらはヒドリガモ (写真)。

カワウも何羽もいて、時に池の上を飛び回る (写真1写真2)。 着水したあとは、池のなかの足場に飛び乗り (写真)、 翼を広げて乾かす (写真)。 翼の上面が正面から光を受けるように、太陽に背を向けている。

プールでは、クロールの2ビート泳法(左右の腕をかくあいだに足を2回キックする)を練習中。 6ビートに比べて圧倒的に楽に泳げる。 楽で負荷がかからないとトレーニングにはならないかもしれないが。 いくつになっても新しいことを知ったり理解したり習得したりするのは楽しい。

2023-11-18

数日前の鳥見散歩のときの写真の残り。 ここの池には例年ハシビロガモがたくさん来る。 顔つきはあまりよくない(写真)。 飛んでいるところを逆光で撮った(写真)。 これだと顔つきは分からない。 着水直前、目玉が前に飛び出しそうでおもしろい絵が撮れた (写真)。

こちらはヒドリガモの着水姿 (写真)。 体を立てて減速してから足から降りる。 あとはマガモ(写真)。 ただ浮いているだけの姿だが、頭の緑色の光沢が撮れたのでよしとする。

池でいろいろ見たあとの帰路の遊歩道では、 エナガ(写真) とヤマガラ(写真)に会えた。 収穫の多い朝だった。

ジョギングは基本的に日が出ているあいだに走ることにしている。きょうは走り始めがちょっと遅くなった。 つくばのきょうの日没は16時30分。 日没までに家に戻れるか。セリヌンティウスを死なせるわけにはいかない。メロスは走った。 太陽が地平線に触れても、全体が隠れるまでは数分はかかる(垂直に落ちていったとしても2分(24x60分 / 360度 x 0.5度)、 それよりも太陽の軌道は傾いている)、などと計算しながら日没前に家に戻った。

『走れメロス』は固い信頼で結ばれた友情の物語でもあるが、旅の行動には時間の余裕を持とう、 途中で川が増水してたり山賊に襲われたりするかもしれないし、という物語でもある。 せめて妹の結婚式の祝宴を中座して出発していればよかった。

2023-11-14

今朝は、散歩がてら近所の公園の池に渡りのカモの様子を見に行った。 そしたらカモの前にいろいろほかの鳥に会えた まずはモズ(写真)。 警戒心が強く、すぐに飛んでいってしまった。次に、遠くに青く光るものがあり。カワセミだ (写真)。撮った写真を見たら2羽いる。 この時期につがいなのか? あとはジョウビタキ (写真)。紅葉しているのはハナミズキだ。 もう1枚ではスズメと並んでいる (写真)。 スズメだのカラスだのになかなかレンズを向けないのを反省して、ちょうど上空を飛んでいたハシボソガラスも撮影 (写真)。 種類にかかわらず、鳥が飛ぶ姿は好きだ。

そして主目的のカモ。常駐しているカルガモのほかに、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、マガモが 来ているのは例年通りだ。 ふつうに池に浮かんでいる写真は毎年撮っているので、なるべく違う姿を狙ってみる。 まずはオナガガモのオスの飛翔 (写真)。緑の翼鏡がはっきり撮れた。 もう1枚、ゆっくり泳いでいるところだが、ちょうどもろに逆光になって水面の反射光のなかの シルエットとなった (写真)。

残りの写真はまた後日。結局2時間近くの鳥見散歩となった。 平日の午前中、時間を気にせずに好きなだけうろうろできる身分のありがたさ。 あと、うろうろできる足腰にも感謝しないといけない。

以前から腰や股関節を痛めることが時々ある。 お誘いを受けて、来年の春からとある役割(ボランティアというか趣味というか)をお引き受けすることに なっているが、それまでに外出がままならないような故障が2回以上あったら、 今後ご迷惑をおかけするリスクが大きそうなのでお断りしようと思っている。 あらかじめ決まった日に決まった場所に行き、責任を持って動き回らないといけないので。 体に自信がないからという理由でなにかをお断りするようなことは、できればまだしたくない。 そういう事態にならないように最近はまめに足腰のストレッチをしているが、どうなるだろうか。

2023-11-08

毎年のことだが、庭の畑で咲く島ラッキョウの花が美しい (写真)。 蜜源としても魅力的なようで、ウラナミシジミ (写真) だのチャバネセセリ(写真)だのが来て 長い口吻で蜜を吸っている。 口吻を伸ばせないハナアブのクロヒラタアブは蜜腺があるところまで頭を突っ込めないのか、もっぱら花粉を食べているようだ (写真1写真2)。

もうずいぶん前のことのような気がするが、つい3日前の日曜日、阪神タイガースが38年振りに日本一となった。 前回の1985年のころ、大学院生だった私は一人暮らしでテレビは持っていなかった。 試合の結果は翌朝、大学にいく途中に駅で買った新聞のスポーツ欄をおそるおそる開いて確認していた。 今年はシーズン中からテレビ中継だのネットのリアルタイム速報だので試合経過を追い、 リーグ優勝や日本シリーズで日本一を決める瞬間をしっかり見ることができた。 この楽しさを、生きているあいだにもう2回ぐらい味わえたら十分だという気がする。 頻繁すぎるとありがたみがない。 私が小学生のころから阪神を応援し続けて学んだことは、 人生は思い通りにならないということと、それでも希望を捨てなければ、たまには 思いが叶うこともあるということ。たとえば38年ぶりとか。期待しすぎず、諦めず。

2023-11-02

近くのアパートの敷地に植えられているサザンカが花盛りで、虫が集まっている。 私もカメラを持って仲間入り。迫力のある羽音で飛んでくるのはオオスズメバチ (写真1写真2)。 ホシホウジャクはせわしなく飛び回るので撮るのが大変だ (写真)。 後翅のオレンジ色は飛んでいるときしか見られないが、そもそも止まることがない。 吸蜜もホバリングしながら。 アカタテハも来ていた(写真)。 こうした大物たちと比べると小ぶりで地味な、チャバネセセリ (写真)。 ずっと小さなハナアブのたぐいもいた。

先月、近くの商業施設(デイズタウン)のスーパーが撤退したあとにTSUTAYAが開店した。 以前、別の施設(LALAガーデンつくば)に入っていたTSUTAYAが、その施設全体の閉店とともに 閉じてからちょうどぴったり1年後だ。 どの分野の棚に力を入れていくか、しばらく注目したい これで徒歩・自転車圏内の書店が4つになった。 以前、つくばの書店が相次いで閉店した時には絶望的になったものだが、今はしあわせだ。 このところ買った本に読むのが追いついていないが、ワインと本は置いておいても悪いことはない。


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