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コンピュータができることとプログラミング言語

コンピュータはなにができるか

Perl とはなにかを説明するまえに,そもそもコンピュータとはなにかについて 簡単に触れます. プログラムはコンピュータを動かすためのこまかい指令の集まりですから, コンピュータはどんな構造で,なにができるのかを知っておくことは有用です. 読み流してみてください.

コンピュータ(※パソコンを想定して説明してます)のハードウェアは,

からなっています.

メモリはRAM やROMなどの半導体記憶装置で,パソコンでは256メガバイトとか, 512メガバイトとか積んでいます(1メガバイトは100万バイト).コンピュータに プログラムを実行させるときは,このメモリに命令を記憶させます. また,処理するデータもメモリに記憶させます.

外部装置には,ハードディスクだのCD-ROMだのの外部記憶装置,キーボード,マウス, スキャナなどの入力装置,ディスプレイ,プリンタなどの出力装置などがあります.

コンピュータの中央処理装置(CPU) のできることを乱暴に整理すると, こんなかんじです.

コンピュータがメモリ上に記憶して実行する命令は機械語と呼ばれます. 機械語は,何番のメモリの内容を読み込めとか,何番のメモリにこの値を 書き込めとかいった,ごくごく単純な命令です. こんな単純なことをうまく組み合わせることで, コンピュータにいろんな仕事をさせることができます.


プログラミング言語はコンピュータへの命令のしかたのルール

コンピュータが理解できるのは機械語ですが, 人間にとっては決して理解しやすいものではありません. プログラミング言語とは,コンピュータにやらせたい作業を 人間が書きやすくかつ読みやすいかたちで表現するために作られた命令体系です. この体系の文法にしたがって書いた一連の命令(プログラムのソースコードと呼ぶ)は, コンピュータが理解可能な機械語の命令に翻訳されて実行されます.

Perlはプログラミング言語(命令体系)のひとつです. そして,この命令体系の文法にしたがって書かれたソースコードを機械語に翻訳して 実行するプログラム(Perlの処理系とも呼ぶ)が用意されています. 命令体系の文法がきちんと決っているので,それにしたがって書かれたプログラムを 機械的に翻訳することが可能なのです. Perl の処理系は,ありがたいことに無料で提供されていて,だれでも自由に使えます.

このページでは, Perl の文法を説明しながら,その文法にしたがって どのようにプログラムを書いていくかを解説します.書いたプログラムは, Perl の処理系を使うことでコンピュータに実行させることができます.

Perlの処理系には,UNIX上で動作するもの,Windows 上で動作するものの, MacOS上の動作するものなどがあります. これらの入手先,インストール方法などについての情報は, リンク集の「プログラミングの道具など」のページの Perl のセクション に集めてあります. お使いのコンピュータにまだ Perl が入っていなかったら, これらの情報を参考にしてインストールしましょう.



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