肉離れは徐々に回復中.日に日に可動範囲が広がっていくのが心楽しい. これからはストレッチ.左右の足でストレッチのときのつっぱり感が同じに なるまで回復したら運動復帰OKだそうで,来週早々の復帰を目指す.
先週の金曜の夜,運動中に右足のふくらはぎのなかで突然なにかが弾けたような痛みが はしった.行きつけの整形外科で診てもらったところ,肉離れで運動再開まで 最短で10日と言われた.ウォームアップ不足を深く反省しつつ,ストレッチ本を 読み直した.
というわけで動きの不自由な右足をひきずりつつ,予定通り,奥日光の温泉へ一泊旅行. こんな足だと山の中を歩き回るのはきっぱりとあきらめざるをえない.おかげで 落ち着いてごろごろできた. 栃木県と群馬県との県境,金精(こんせい)峠あたりはまだまだ雪景色で (>写真),木々の芽吹きはもう少し 先のようだ. 日光市内はつくばよりも少し 遅れて芽吹きの季節(>写真). 左下に見えているのはトウゴクミツバツツジ. ツツジの花は,芽吹きを始めたばかりの落葉樹の林冠を通してよく透けてみえた. この時期を選んで花を咲かせる木々が多いのは,送粉昆虫に見つけてもらいやすいという 意味もありそうだ.
来週の月曜日は休みをとって少し休養します.
ウェブには楽しかったことしか書かないようにすると, あとで読み返したときにけっこう楽しく暮してると思えるという人が いて,なるほどと思った.腹が立ったことばかり書いていると,あとで 読み返してまた腹が立って,心の健康によくなさそう.
ユズリハの古い葉が,新しい葉にユズりつつある (>写真).
リンク集の,生態学以外の研究者のページのセクションに, 増田 耕一さんのページ を加えました.そのなかの 気象学(特に大気大循環モデル)は地球科学現代化の手本になりうるか がおもしろい.
件の反省文 を書きながら思ったことを文章にしてみました. 「計算すれば分かる」ところまで分かったか? です. こうやって形にしておかないと,せっかく考えたこともたちまちにして 頭の中から消えてしまいます.
「建前上失敗はなし」というよりも「失敗はあり,ただし反省して次に活かす」というほうが よいと思ったのだけど, 先週書いた 報告書ないしは反省文 はプロジェクト代表者の目からみると後ろ向きで不適切であったようだ. しょうがない.捨ててください. 書きながら自分の頭を整理できたから,まあいいか.
Elsevier のオンライン論文投稿システムをはじめて使ってみた. こちらが送ったファイルは自動的に PDF 化される. 投稿者はそれを見て確認してから本投稿ボタンを押す. ファイルを送るときは先方でどう見えるかがつねに問題になるけど, これなら安心です.
ぼけたイロハモミジの花の写真が, ほわっとした感じでなんかほっとした,という反応をいただきました. 今はクヌギやコナラも咲いてます. 写真の右,白っぽいのがコナラ, 左の茶色っぽいのがクヌギ.若い葉と,雄花の尾状花序の色が混ざってます. これはあんまりほっとする感じではないな.
職場の土手の芝生にまざって咲いているのはフデリンドウ.リンドウの花は日が当たると 開き(写真), 日陰になると閉じてしまう(写真).
いつもザックにデジカメを入れてある. ネタになりそうなものがあったら撮ってやろうと思ってると, ふだん見えてないものが見えてくる.
イロハモミジが花盛り(>写真). この地味さはけっこう好きです. グラウンドではメヒシバの芽生えがぞくぞくと出てきた (>写真). お,この10円玉は40年前のですね. 東京オリンピックがあったり,東海道新幹線が開通したり, 首都高速ができたりした年.
共同研究者はデータを持っていて,私はモデル化とシミュレーション計算を 担当するという共同研究をなんどかしたことがある.いずれも, 共同研究者はある程度具体的な問題設定を持っていて, それをどう形にするかを相談しながら決めていった. その作業はそんなにむずかしいことではないし,楽しい.
データを持っている,あるいは取りつつある人から モデル化の相談を受けても, 問題設定がまだ漠然としていて,どんなモデル化をして何を計算して 何を知りたいのかがはっきり見えてこないこともある.また,最終的に知りたいことを計算するのに 必要なデータは,今の研究計画ではとれないぞ,ということもある. そんなときには共同研究ははじまらない.
今,プロジェクト研究の報告書を書いている.私はほかのメンバーの研究成果を もとにして全体をまとめるモデルを開発し云々ということになっている. こまったことに,実はうえの後者の例にあたる状況なのに,そのことを 見極められぬままに担当者になってしまったプロジェクト. すでにデータ取りからモデル化,将来予測まで道筋は見えてるような話に乗ってしまったが, いかにも甘かった.
しょうがないので,なにがまずかったのか,足りないものはなんなのかを整理して 考察することをもって最終報告に代えさせていただきます,ってことでプロジェクトの 番頭さんの了解を得た.大旦那がなんて言うか分からないけど,無い袖は振れない.
春先は白い花や黄色い花の季節.もちろんカタクリみたいに例外もあるけど. 畑は,つぼみのうちに摘みそこねた紅菜苔だの,とうがたった京菜だので 真っ黄色になっている.きのうは,腋芽がみんな開いてしまって もはや芽ではなくなった芽キャベツを引っこ抜いた.
先週の末に,英文校閲を頼んであった論文原稿がもどってきた. 今週中に投稿してしまおう.
ユリノキの芽吹きがおもしろい(>写真).
だいぶ前,Perl ページを作ってたころに励ましのお便りをいただいた 木庭さん(東工大) のページ.4月5日のところで,任期付きの身分と自分の意識などについてつらつら書かれている. こういうのってついつい 「研究者は本来こうあるべきです.で,それに照らして自分を評価してみると, ダメダメです」 というパターンになり,それが「ダメダメです」で卑下しているように見えて,じつは 「本来こうあるべき」という高いレベルの評価基準を持ってることと, 「自分を(うぬぼれずに)評価して」ることの自慢話という印象を与えてしまう危険がある. そんないやらしさのない文章で,なかなかの筆の力とお見受けしました.
108通りの設定で,3月30日から延々と続いていたシミュレーション計算は, 役所の単年度主義の壁をやすやすと越えてようやく今日終わった. これから絵にしてつらつらながめ,その意味するところを考える. もっと試さないといけないことに気がついて計算を再開.
開幕3連勝.連れ合いが出張中で一人だった土日, 一球一球スコアブックをつけながら見てしまった. 7回から守備に入った藤本が8回の打席に立ったときの3塁側の声援は すごかった.これを聞く鳥谷の心中はいかに. この時すかさずベンチの鳥谷をとらえたカメラも, その映像を選んで流したディレクターもやるなと思った.
生態学会に,私が責任者の一人になってるシンポジウムが申込まれている. プロジェクトの成果報告みたいなシンポ. 私はなぜかプロジェクトのお金の窓口をやってただけで,研究の中身にはほとんど貢献してない. 全体をモデルで統合しなさいということにはなってたんだけど,それは無理ですと言い続けること 4年めにして,やっぱりモデルはいらないかもとリーダーに言われたし. まあ,だからお世話係でもやってなさいということか. 愚痴は封印して,淡々とお世話をしましょう.で, 一般講演では楽しく自分の研究の話をしよう.
以前に書いた文章のなかの一節 (>5.2,特に余談のところ)を思い出したり…….
しばらく前から,わたしのコンピュータのなかでは数万本の木が数千万個の種子をまき散らし, 数千年オーダーの気候変動のなかで右往左往している. ちょっと意外な振る舞いもあっておもしろい.
サクラの花は,去年伸びた長枝(ふつうにまっすぐ伸びる枝)には付かず, 長枝から枝分かれした短枝(あんまり伸びない枝)に付く(> 写真1, 写真2.3月27日撮影).