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2005年 5月

2005-05-30

R での自動作図メモを執筆中. 書いてるうちに内容が膨らむし,いろいろ確認しながらなので時間がかかる. でも,ちゃんと書いておけば将来の自分の役に立つことは疑いないので, とにかくひととおり書いてしまおう.

2005-05-27

セミナーはきのう終了.作図には R を活用した. プログラムさえ書いてしまえば, 数十のデータファイルを読み込んで 100枚余りのグラフを出力するまでわずか数秒. とはいえ,R 初心者なのでだいぶ試行錯誤した.せっかく学習したことを忘れないように, グラフ一括描画に必要なことだけでもメモしておこう. 書けたら公開します.

エゴノキが満開だ. アカシデは果穂がたわわになっていた.

2005-05-24

あさってのセミナーの準備を続ける. R で木の実生の生き死にデータをいじってみる. ロジスティック回帰を試み, こんなグラフ が描けるようになった.進歩だ.

これからの季節, 甘い香りのする白い花がまとまって咲くような気がする. スイカズラ とか, トベラ とか. どちらもクチナシ系の香りで,好きです. エゴノキもあちこちで咲いている.

2005-05-20

計算はなおも続けつつ,来週のセミナーの準備をはじめる. 話題の 高橋メソッド を参考にプレゼン資料を作りはじめる. さすがに300ポイントだの140ポイントだのという巨大文字を使う勇気はないが, 60ポイントぐらいを基本に作ると,簡潔でインパクトがあるもの になる. ふだんから 30ポイント以上を心がけているが, 60ポイントを見慣れると 32 ポイントなんて蚊のささやき.

今朝の写真は ムラサキサギゴケ .歩道沿いの草地で咲いていた. キリとおなじゴマノハグサ科.

2005-05-18

今朝も花の写真を撮りながら出勤した. ニセアカシアの花. 花序ごと天ぷらにして食べられる. なんとか撮れそうな高さに ユリノキの花 があった.どちらも北アメリカ原産.

シミュレーション計算で見えてきたパターンが,どういうメカニズムで生じたものなのか悩む. 仮定も計算プロセスもすべて自分で決めてるのに悩むんだから, 自然の生き物のパターンがそうそう簡単に説明できるはずもないよな,と改めて思う.

ふたたび Perl ページ のあやまりのご指摘.感謝しつつ修正する. それにしても抜けてるなあと,我ながらあきれる.

2005-05-17

3台のコンピュータで,それぞれ10万本ほどの木の成長だの繁殖だの死亡だのの シミュレーション計算を続行中.そろそろ終わりが見えてきた. 並行して論文の筋立てのメモを書いたり,展望を同業者に書き送ってみたり.

粕谷さんのページの 5月12日のところに,締め切り(を過ぎた)仕事の気の重さの話題があった. 自分を振り返ってみると, 簡単にできると分かってることはあまり気にならない. 努力すればできると分かっていることは少し気になる. 努力してどこまでできるか自信がないことはかなり気が重い. 多くの原稿書きはこの部類だ.字数は埋められても, 人に見せて恥ずかしくないものが書けるか自信が持てない. もっと気が重いのは,そもそも私にできるのか分からない仕事. 手に余ると判明するのが恐ろしくて手をつけられぬままに締め切りが迫ってくるのは最悪.

通勤途中の花の写真を撮るのが楽しい. アキグミの花 は甘い香りもたいへんよい. ニシキギの地味な花 もデザイン的にスマート. アメリカハナミズキよりも ヤマボウシ の花のほうがすっきりとして好みだ.

2005-05-16

Perl ページ のあやまり指摘メールをいただく. たいへんありがたいことです.さっそく修正. まだまだミスが潜んでるようです.

季節はどんどん進む.クスノキの葉は新旧が入れ替わった.シラカシは新しい枝を伸ばす. キリの花 が咲いている.街路樹のユリノキは,上のほうに目立たない花をつけている. The Pollination Home Page (なんてのがあるのだな.養蜂関係のページらしい) の, ユリノキのページ によれば, 原産地の北アメリカではミツバチが集まるようだ. よい蜂蜜がとれるとか.

金,土は宿舎の改修工事立ち会い.といっても家具や段ボールなどを押し込めた 部屋のすみっこでじっとしてるだけ.一日読書,ときどきうたた寝.動くのは 屋外の仮設トイレに行くときだけ. 月,火も工事は続くが立ち会いは連れ合いと交替する.

2005-05-12

やたらと時間がかかる計算の段取りを少々考え直して, プログラムに手を入れたら4倍ほど速くなった. 4秒が1秒になってもあまりうれしくないが, 4週間が1週間になるのはとてもうれしい.

明日から来週なかばまで,宿舎の床の張り替えなどの改修工事がある. 築30年以上で,たしかにガタは来ている. 数棟の建物で,2ケ月ほどのあいだに一気に片付けるようだ. 室内面積の2/3ほどの床をひっぺがすので,残りの 1/3 にすべてを 詰め込まなくてはいけない.引っ越し準備のようなここ数日です. 風呂も数日使えない.途中で近くのホテルに一泊する予定. 明日は休みをとって,1日工事に立ち会う.

2005-05-10

書きかけの論文査読レポートを午前中に仕上げて送ってしまう予定. これで,集中していた査読はいずれも期限内にご報告. 「いいんじゃないの」が2本,「だめなんじゃないの」が1本.

アカマツ林の下では,そこらじゅうで アマドコロ が咲いている. ぽつりぽつりと キンラン も. 歩道沿いのヘラオオバコはヨーロッパ原産の外来種 ( 花のアップ ). たくさんの小さな花があつまった花序で,下から順に咲いていく. 茶色っぽいあたりはもう終わり,雄しべが突き出てるところが開花中,その 先はまだつぼみ. いろいろ咲いててうれしいので,ここ数日,植物の写真ばかり載せてます.

2005-05-09

出勤途中の歩道沿いに カラスビシャクが咲いていた. サトイモ科の多年草. ひょろっと伸びた花軸の下のほうに,小さな花がたくさんついているが, 仏炎苞につつまれてほとんど見えない. 仏炎苞は,おなじサトイモ科のミズバショウの白いところに相当する. 花序のアップで,下のほうにちょっとだけ見えているつぶつぶが花.

仕込んだシミュレーション計算は順調に進行中. いちばん計算時間がかかりそうなパラメータ設定のところに 突入したところ. 40万本近い芽生えが仮想の森林の林床にひしめき合っている.

2005-05-06

つくば市内の道路沿いや空き地では,外来植物のナガミヒナゲシが花盛り( 写真). ここ数年で急激に増えたような気がする. 地中海沿岸が原産地で,日本で最初に認識されたのは30年あまり前,1961年だそうだ (平凡社「日本の帰化植物). 生活史については岡山理科大の波田さんの ナガミヒナゲシ の解説を参照.

明日あさってを,週末だと思えば心楽しいし,連休の終わりだと思えば寂しい. どうせなら楽しみにしましょう.コンピュータ2台には計算仕事を仕込んでおく.

2005-05-04

通勤途中のコナラの木( 写真 )の下に,コナラの実生が密生していた( 写真 ). 去年は成り年だったのか.天候のせいもあるだろう. コナラのドングリは秋に落ちるとすぐに発芽して,根だけ伸ばした状態で冬を越す. ドングリは乾燥に弱いが,地中に根を伸ばしてしまえば大丈夫. 春になると茎を伸ばして葉を広げる. 乾燥しがちな道路脇だが, 雨が多い10月,暖かい11月と続いたので, 乾く前にさっさと発芽し,暖かいので根もさっさと伸びて越冬体制を 整えたのではないかな.

2005-05-02

借りている市民農園は一区画が 20平米で,ここに畝を4本作って使っている. きのうはそのうち 2本にマルチシートをかけて,ミニトマトの苗を 6本, ふつうのナス 4本,水ナス 2本,伏見甘長 2本を植えた. 伏見甘長はししとうの品種で,京野菜のひとつ.はじめて育ててみる. 3月にタネを撒いて2週間ほどまえに畑に植えつけたカブは, 根元がふくらみはじめた. 二十日大根は収穫の時期( 写真 ).浅漬けにしてバリバリと食す.

先週撮った タンポポの写真. 花をつけている花茎よりも,種子をつけている花茎のほうがひょろ長く伸びている. 風にのせて種子を飛ばすのにつごうがよさそう. ところで,タンポポは在来種と外来種の交雑が進んでいて, 種を決めるのはむずかしいようだ (参考: タンポポ調査のシンポ ).

私は文章が下手だ.書き飛ばした文章は冗長で,論理もあやしい. どうにか読める文章にするために,あとから刈り込んだり文の並びを変えたり表現をいじったりする. ところが,私は不注意でもあるので, 推敲するあいだに削るべき文字の消し忘れだのその逆だのが頻発する. 上の「様子」では,最初,一区画が20平の市民農園を借りてる ことになってた(もうこっそり直しました).


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