ここしばらくため息をつくことが多かったが,観念した. そこで,ふと「もうため息はつかない」というフレーズが出てきた. はて,元ネタはなんだっけ. 気になってしかたがないので,"もう*は*ない" で検索. すると「もうこれは○○しかない」系がぞろぞろと引っかかる. 「もうこれは買うしかない」「もうこれは行くしかない」「もうこれは観るしかない」 (楽しそうだ), 「もうこれは抜くしかない」「もうこれは切るしかない」(大変そうです), 「もうこれは押し通すしかない」(強気), 「もうこれは逃げるしかない」(弱気), 「もうこれは笑うしかない」「もうこれは我慢しかない」(あきらめ). 「もうこれは寝るしかない」(逃避).
で,私のもとめる正解はなんだったかというと「もう頬づえはつかない」でした.
なんだかんだと翻弄されるうちに金曜日. 翻弄の結末は,当初の希望からはだいぶ離れてしまった. まあなにごとも経験だし,楽しめることは楽しまなくては,と前向きに考えてみる. 愚痴を言いながら日々を過ごすのはもったいない.
今朝も冷える. 霜柱がにょきにょきと伸びている (写真).
きのう公開した(つもり)の エクセルでテキストファイルの一括保存・読み込み で,プログラムのひとつをダウンロードしようとするとファイルがないと言われる, とのメールを 村岡さん からいただく.ありゃま.Windows で作ったファイルをサーバに載せるときに ありがちな大文字・小文字の問題じゃなくて,まったく違う名前だ. すみません.さっそく直しましたので,試してみてください. ご感想・改善コメントなど期待してます.
一度自分で試せばすぐに分かる間違いなのに.テストをサボったときに限って こういうことがありがち.「バタバタしている→間違いが混入する」と, 「バタバタしている→テストをサボる」という,共通の原因に起因する ふたつの現象のあいだで相関関係がみられるということでしょう.
きのうは生態学会の講演要旨のファイルを担当者に送った. 全部で約1125本. 登録システムをゼロから作るところから始めた作業も, これで私の手から離れた.りっぱな要旨集になるんだよと, 手を振って2つの zip ファイルを送り出す.
先週金曜日締め切りの仕事をぎりぎり間に合わせ,週末はちょっとだけ解放感.
先週に公開予告したプログラムを載せました (> エクセルでテキストファイルの一括保存・読み込み ). Excelと他のプログラムとで頻繁にテキストデータの やりとりがあり,かつテキストファイルがいくつもあるような場合にちょっと 便利かもしれません. Excelの世界で閉じている人,Excelには触らない人には無用のものです.
もともと公開していた一括保存プログラムに加えて, 一括読み込みプログラムも欲しいとの要望をいただいた方には感謝です. 新しいものを書くついでに,一括保存プログラムのほうも使い勝手を だいぶ改善しました.
プログラムを書くのは楽しく,それを人に使ってもらうのはうれしい.
私が公開している プログラム (Excelのファイル中の各シートをそれぞれテキストファイル保存) を使っているが,逆にテキストファイルたちをひとつのファイルにまとめて 読み込むプログラムはないかという問合わせをいただいたのは昨日のこと. そんな課題を出されるとすぐにもプログラミングしたくなるが, 今はそんな時間はないはず.ぐっと我慢して,きっと近日中に作るでしょうとお返事した.
でもやっぱり我慢できず,今朝,やるべきお仕事に取りかかるまえにプログラミング. 時間が無いはずではなかったか… せめて解説ページは来週にしよう. 書けたら公開します.
生態学会大会の講演要旨が締め切りは先週の水曜日だった. これに間に合わなかった分はすっぱり切ってもよいのだが, あちこちが白い要旨集を作りたくはない. 期間限定で開設した遅刻要旨専用ページでの登録を促すメールを送るなど, もう一手間かけた.その遅刻ページも閉鎖して,あとは要旨集の原稿用に データを加工するだけだ.
「お経」をキーワードにして Google で検索 すると,酒井さんの 若手研究者のお経のページがトップに来るのだという ( 1月13日の進歩). ほんとだ.45万ページのトップに来ている. 「仏典」で検索すればほんとの仏典関係が並ぶのだが. こんなことでよいのでしょうか >仏教系宗教法人のみなさん.
…てなことを書いている場合ではないのだが, きょうもあえてなにごともない顔をしてみる.
ツツジ科のなかでは,ツツジ属(Rhododendron)は形にしまりがないのが多くてあまり好みでないが, ドウダンツツジ属(Enkianthus)は好きだ. 去年の12月上旬に撮ったドウダンツツジの 紅葉の写真を今さらながら載せてみる. ドウダンツツジは,紅葉もよろしく,葉を落としたあとも整然とした樹形がよろしく, 新緑もよろしく,下を向いた白い花もよろしい. ひとつひとつの種類ではなくて,属や科のレベルでの好き嫌いを人と論じると, 勝手な思いこみの世界なのでとてもおもしろい. 私の好みは,たとえばキンポウゲ科. 木本だと,葉が互生するものよりも対生するもののほうが好きだ. とくにあまり高木でない場合.というわけでニシキギ科はわりと評価が高い. モクセイ科はいまいち.ほんとに訳が分からないですね.
状況がきびしい時ほど,このページではなにごともない顔をしてみる. そうすると,たいしたことないような気がしてくる…… かな?
今朝は冷える.昨夜は湿度が高かったようで,一面にみっしりと霜がおりている. 植え込みのツツジの葉にも.
今日が〆切の講演要旨だが,今朝8時の段階で半分近くの人が未登録だ. 入力データが確定しないとこの先の編集作業を進められないので, 要旨登録・編集ページは予定通りに閉じる予定です. 去年登録した自分の要旨にちょっと手をいれて再登録し,シンポの企画者にも送る. 要旨集の編集は,サーバ上のデータを私のコンピュータにダウンロードするところから始まるので, 自分の要旨をわざわざネット経由で登録することもないのだが, 「関係者は特別ね」的なのはいやなので公式ルートで登録する.
〆切当日になってから,さまざまな問合わせメールが届く. なるべく素早く対応しますが,ほかにも仕事はありますし,夕方はふつうに帰ります.
今朝のつくばはうっすらと雪化粧.
明日の〆切を前に,生態学会大会と東アジア生態学連合大会の講演要旨が どんどん登録されていく. 全部で1000件ともなれば,いろいろあります.英文要旨のなかに多バイト文字が 混ざったり,機種依存文字があったり,ハイフンのつもりで(おそらく) 罫線を入力してあったり,イタリック指定などの開始タグと終了タグが対応して なかったり.ふたつの大会の合同大会なので,講演登録したのと違うサイトで 要旨を入力しようとしてたり. パスワードが分からなくなったという問合わせはまだ2件だけ. 明日の夜中に聞かれても対応できません.
生態学会全国委員活動レポートに加筆.
家のなかに緑が欲しいと思って,シダの鉢をふたつ買ってきた. イノモトソウ科の Adiantum属 と Pteris属 のもの.みずみずしい緑が目にうれしい. 春になったら日本に自生しているシダの胞子を播いて,前葉体から栽培してみたい.
学会の大会関係で,もしかしたらまとめてたくさんメールを送る必要があるかもしれないので, 自動的にメールを送る Perl のプログラムを書いてみる. Net::SMTP を使えばよいようだ. メーラを介さずに SMTPサーバと直接やりとりすると,やろうと思えばいろんな悪さができてしまう. SPAMメール送信者がやってるようなことです. もちろんやってはいけません.
きょうも学会の要旨が登録されていく. 日本生態学会大会は約170件, 同時開催の 東アジア生態学連合大会 は約50件が登録済み. 徐々に拍車がかかってきたようだ. 〆切は11日.どんなトラブルがあるか分かりませんから,どうぞお早めに. …と,ここに書いてもしょうがないか.
午後からポツポツと論文書き.
生態学会の,2006〜2007年度の全国委員会の仕事始めのメールが事務局から届いた. さっそく, 私家版:生態学会全国委員活動レポート の 1月のページ に簡単に記録.
生態学会の要旨登録の〆切まであと1週間. 手作りシステムはどうにか動いているようだ. すでに80件以上が登録済み. 昨日は大会プログラムに掲載する参加者名簿を作る Perl のプログラムを作製 (「プログラム」が2種類あってまぎらわしい). 今は,入力された要旨の整形処理プログラムを書いてます. 前処理して元データファイルを作る Perl プログラムと, これを読み込んで書式指定などをして Word のファイルとして保存する VBA のプログラムと. どちらも全データファイルを自動的に順次読み込んで処理する. 最終的には1000件余りあるのでひとつづつ手作業などとてもとても.
それにしても,こういう仕事もきらいではないのが困ったところだ. プログラムが動きだし,目のまえでぱたぱたと100件近い文書ファイルが整形・保存されて いく様子に思わず目を細める.この時間は well spent か? 他にも差し迫った業務はいくつもあるというのに.
2 * 17 * 59 = 2006. 次の素数年 は2011年.
人生の残り時間をどう使うか.無駄使いしないようにとは思わない. 時間の無駄使いほどぜいたくな楽しみはない.でも後悔はしたくない.
20年近く前に見た映画を思い出した ( 『八月の鯨』). 没落貴族の老紳士が,母親から最後の宝石をもらったときのことを語る場面. この宝石は好きに使ってよい(お金に変えてでも),ただし,あとで well spent と言えるようにね,というのがそのときの母親の言葉だった. この well spent というフレーズがなぜか頭に残った. 時間も well spent と言えるように使いたい.
…てなことを考える年のはじめです.