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2008年 1月

2008-01-26

気が重かった作文を入稿.地球温暖化が生物にどう影響するかという話. 生態学者の世界を見渡せば私はまったく専門家ではないが,組織のなかで見渡せば 私が書くしかないのかなあと引き受けてしまったもの. 勉強にはなりました. 恥をさらすつもりで 原稿を公開 します.最初の入稿原稿なので, このあとどうなるか分かりませんが(そもそも締め切りを過ぎているので却下されるかも).

あしたは屋久島へ.

2008-01-25

何も書かずに,はや1週間.これといった写真もない. ちょっと前につくばの実験植物園で撮った バケツランの写真でも載せよう. 新聞やテレビでも紹介されて,どれどれと見にきた人たちがつねにまわりを囲んでいる. 下のバケツ状になった花弁に落ちた虫がはい上がる通り道で体に花粉が着き, 次の花でまたバケツに落ちてはい上がるときに授粉するとのこと. それにしてもネーミングの勝利である.学名のカタカナ表記 (コリアンテス)ではこれだけの客は呼べない. 壷に見立ててツボランと着けてもインパクトに欠ける. なんといってもバケツだ.バケツとランのミスマッチ感がすばらしい.

生態学会のプレゼン用ファイルの登録システムなどを整備し, あとは公開するだけ. 受賞記念講演の要旨が届いたので,これもウェブ版要旨集にのせる ( ESJ55 受賞講演一覧). 講演のタイトルや著者のまちがい登録システムも作成して公開している. タイトルを登録するときに途中で切れてしまったとか,共著者の名前を入れ忘れたなどの 深刻なまちがいに限って,あとで大会ページで公開する. 所属を書き忘れたとか,タイトルの字句修正だのまでは掲載しない. きりがないので.

来週は久しぶりに屋久島.ネットからは隔絶されてます.

2008-01-17

今日の午前中は書類作り,午後はネクタイを絞める仕事の予定. このところ,人事管理,予算管理,評価への対応と,いかにも管理職的な業務で 一日が終わっていく.当分は多かれ少なかれそんな日々だろう. きのうは知り合いから研究関係の相談メールが届いた.うれしいねえ. さっそくお返事をしたためねば.

先日の夕方,筑波山の中腹から撮った富士山のシルエットを コンピュータの壁紙 にしてみる.ふだんはたくさんのウインドウが重層的に開いているので 壁紙を目にすることは少ないが,たまに現れると小さな気分転換になる.

プレゼン用ファイルがたちまち巨大化するとお悩みのかたに, 私が以前に書いた文章をご紹介する. ウェブにのせる図の作り方(Windows 版) +おまけ:PowerPoint での画像の貼りこみ (ファイルサイズを抑える) というものだが(長いぞ),「おまけ」のほうが需要がありそうな気がしてきた. そちらを主にした文章にするか,それともおまけを独立させるか.考えてみよう.

2008-01-15

太陽の高度が低い冬は,南面と北面とでは日当たりが全然ちがう. きのうの14日,筑波山に北側から登ったらずっと雪道だった. 南側にはまったく雪は見えなかったのに. 12日に降った雨が山では雪になったようだ. 雪のうえのあちこちにウサギの足跡が残っていた (写真).細長いのが後ろ足,丸いのが前足. 背景に雪があると,ミヤマシキミの赤い実が映える (写真). 空気が澄んでいて,女峰,男体,さらには日光白根まで,日光の山並みがはっきり見えていた.

2008-01-10

落葉樹が葉を落とした冬は,枝振りがよく見えておもむきがある ( 職場のケヤキ).

おととしに種子をまいたキケマンが去年花を咲かせた. その種が庭のあちこちに散って秋のうちに発芽し,たくさんの個体が越冬している (写真). ほとんど雑草である. 絶滅危惧種にリストアップされているオキナグサも元気に増えている. この勢いからすると,日本中がキケマンやオキナグサだらけにならないのが不思議だ. 別の見方をすれば,ある種が自然のなかではびこるかを栽培実験から予想するなんて 無理だろうとも思える.

職場での「楽しい雑木林を作ろう」プロジェクトの提案は トップの了解をもらい,具体的に動きだしつつある. どこに何を植えるかを決めていく作業が楽しみだ.

2008-01-08

生態学会の今大会では,全部で 1326件の要旨が登録されることになっている. そのうち 90%が登録されたのは締め切りの1時間前になってから. 30分前になっても 102件が未登録.10分前で残り76件. 人ごとながら手に汗を握る. プログラムは仕込んだ通りに動作し, 定刻には入り口ページには終了メッセージが表示され, 10分後には,中で作業中であっても登録できないようになった (43件はけっきょく未登録). さっそく 要旨のウェブ版 を生成して大会のトップページからリンクを張った. また,冊子体の要旨集の原稿となるデータも生成し, 学会事務部にファイルの場所を連絡.

2003年から2005年の大会の要旨は科学技術振興機構の 「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE) に載っているが ( 2005年の大会の要旨), シンポジウムとかセッションとかいったプログラムの構造が反映されておらず, 全体をつらつら眺めるには適さない. 生態学会オリジナルのウェブ版要旨集は,大会プログラムの構造に応じて 整理してあるので,その分見やすいのではと自負しております.

2008-01-07

生態学会の要旨登録は,明日 17:00 の閉め切りまで24時間を切った. 締め切りの時間になったら自動的に受け付けは終了する. まだ600件以上が未登録だがだいじょうぶか? なお,特段のトラブルがなければ,17:30 までには ウェブ版要旨集 を公開する予定.

職場の敷地内の木に名札をつける プロジェクトは,その後研究所内で予算が付いた. 今はまだピンクの標識テープがぴらぴらして いる状態だが,2月中には 89種 220枚の名札が付けられる. さらに来年度にもう少し名札を足すことと,松枯れで枯れたアカマツ数十本の伐採跡に いろいろ木を植えて楽しい雑木林を作るプロジェクトを提案中. 定年後も毎年のように木の成長ぶりを見に来て, あのじいさんは誰なんだといぶかしがられるのが楽しみだ.

今週の水曜は会議の日.管理職任期中の55回(11回/年 × 5年)の会議の日も, これで20回目となる.

2008-01-04

23 * 251 = 2008. 251は素数か.

5年任期の管理職は残すところ39ケ月足らず.遠くにかすかに見えるゴールが本当に楽しみだ. 管理職の日常業務を,ある人がシンプルにまとめてくれた.

会議も評価も知ったかぶりも,3回繰り返すところが味わい深い. 会議は大小いろいろ.評価はしたりされたり.知ったかぶりが板につくのはとても怖い.

家の庭では昨年の終わりごろからロウバイが咲きはじめ (写真),スイセンのような香りを漂わせている


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