冬のヒヨドリは,庭のブロッコリー,芽キャベツ,ホウレンソウの葉をついばむ. 今朝は地面に落ちたキンカンをつついていた (写真).ほとんど食べ尽くしているが まだ離さない.やがて人に気がついて,くわえたまま飛び立った (写真).
採りそこねたフキの花茎が伸びてきた(写真).
ふつう売っているブロッコリーは,茎の先端のつぼみ群だ.これを収穫したあと,葉の 腋から小さい花茎が出てくる.寒いあいだは縮こまっていたが,しだいに暖かくなってきたので どんどん伸びだした(写真). 放っておくと花が咲きはじめてしまうので,急いで収穫して食べないといけない. 大きな塊よりも,茹でる前に切り分ける手間がない分,扱いやすい.
知ったかぶりばかりしていた先週が終わり,今週もまた知ったかぶり課題がいろいろある. そんな場に慣れたくない.慣れるのが怖い. いかに自分が何も分かっていないかを突きつけられて落ち込みたい.
昨日はネクタイをしめて東京へ.本日は作業ズボンをはいて筑波山.明日はふたたびネクタイ. あさっての会議はネクタイ省略.
春が近づいている. 庭のチューリップの芽が顔を出した(写真). 育種されていない原種のチューリップ(Tulipa 属)の一種だが, 種名は分からない.
きのうもフキノトウを10個収穫して天ぷらにした. もう一回ぐらい採れそうだ.
今週は知ったかぶりをする機会が続く. 知ったかぶりが板につき, 知ったかぶりと知っていることの区別があいまいになり,さらには 専門との区別までつかなくなるのが怖い. 自分への戒めとして書いておこう. 専門家は,知っているのではなく分かっている人であり, その分野で分かっていることと分かっていないことの区別がつく人であり, 新しい「分かっていないこと」を自分で見つけられる人であり, そして「分かっていないこと」を分かるにはどうしたらよいか,自分で考えられる人だ. これが全部揃ってはじめて,その分野の論文が書ける.
あらためて今年のフキノトウを撮る(写真). 葉のあいだからつぼみが見える. きょうは10個ほど収穫した. また天ぷらにしよう.
以前に思いついて簡単にシミュレーションしてみたことを, もう少しきちんと計算して絵にしてみる. なるほど.自分ではけっこうおもしろいと思う. 短い論文1本になるだろうか.文献を調べてみよう.
すきまの時間にちょこちょこと研究もどきをするのは,よいことだろうか……
この時期,今ならではという写真の題材が少ない.このページに載せた写真を 集めたアルバムを見ても, 庭で撮った写真に2月のものは1枚もない. 通勤時や職場で撮った写真も寂しい. それでも何か撮りたくて,家の鉢植えのシダにレンズを向ける. オオタニワタリのたぐいの新芽 (写真). シダらしくゼンマイ状になっていて,これがだんだんに開いていく. 八重山ではこの仲間の新芽を食用にする. 写真の右下に見えている葉脈のパターンが美しい.
先日,セミナーでシダの分布パターンの話をした.久しぶりに研究の話ができて, とてもうれしかった.任期明けまであと780日.
この前の週末,庭でとれたフキノトウ ( おととしの写真) と紅菜苔 (こちらも おととしの写真) を天ぷらにしていただいた. どちらも今年の初物. 写真の日付を見ると,おととしよりは季節が遅めのようだ. フキノトウの苦み,紅菜苔の甘み,どちらもたいへんけっこうでした.
全天写真解析プログラム CanopOn 2 の最新バージョンで,一部の機能が無効になってしまっていたのを直して再掲. まったくのミスです.すみません.
CanopOn2 で解析するべき写真が手元にたまっているが,なかなか作業が進まない.
家に老眼鏡を忘れてくるとか,弁当箱を職場に置いて帰ってしまうとかいったことは 珍しくない.先日は本屋の前まで行ったところで,財布を忘れてきたことに気がついた. 出張で家を出て,電車に乗ったところで眼鏡がないのに気がつき,家にとって返した こともあった.子供のようだが,家を出るとき・職場を出るときに「鍵 めがね 時計 携帯 貴重品 ハンカチ ちり紙 バッグに弁当」と心の中でとなえて確認することにした. バッグというのは買い物バッグ.
これで万全かというと安心できない.定型チェックでは済まないことも生じる. つい最近は,出先で駅についたらちょうど電車が来たので乗ったが, 一駅乗ったところで逆方向行きだと気がついた. 気付いた時にはドアが閉ってしまい,もう一駅遠くへ連れていかれた.
とはいえ,あまり悲観はしていない.こうした失敗は昔からのことだ. 高校受験の時,駅を出て歩きだしたが,願書を出しにきたときと風景が違う. それでも引き返す勇気がなかなか持てない.なおもしばらく歩いたがどうにもおかしいので 一旦立ち止まった.太陽を見て方位を確認したところ,南北逆方向に歩いていたことが 分かった.パニックにならず太陽を見た冷静さを評価したい.それにしても曇りでなくてよかった.