来週の月曜日はお休みします。 どこで何をしてるのかは内緒。
本日の紅葉シリーズ、今日は職場に植わっているウリカエデ (写真). 日本の20種あまりのカエデのなかで、この種類はけっこう好きだ。 もっと植栽にも使われてよいと思うが、 なぜか庭に植えるのはほとんどイロハモミジとその園芸品種で、他の種類はめったに見ない、 あとは並木に中国原産のトウカエデを植えるぐらいだ。 いろいろ植えたほうが楽しいのに。
本日の紅葉は庭のヤマコウバシ (写真). 完全に枯れたあとも枝から落ちずに春まで粘る。
業務はまだまだ綱渡り中。高所恐怖の克服には、 高いけれど安全なところで、ほーら怖くない、という体験を積む効果的なんだとか。 とはいえ本当に危険な場所でも怖く感じないのはもっと問題だ。 山積した締切が怖くないのも、よいことではないだろう。
この季節の植物の写真というと紅葉が多くなる。 たとえば職場の構内のイロハモミジ (写真)。 夏も赤い品種の"野村"だが、紅葉の季節にはクロロフィルが壊れてあざやかな赤いになる。 あるいは建物の壁を這うツタ (写真).上の葉の陰になる部分は黄色、 陰にならずに寒さに晒される(←放射冷却で冷える)ところは赤くなっている。 そういえば、どういうわけかツタとつる植物はよく混同される。 ツタはこの写真に写っている種類、つる植物は自分では立てない細長い茎を伸ばす植物全般を指す言葉だ。 ツタもつる植物だが、ツタ以外のつる植物はいくらもある。
昨夜、庭の畑のニンジンを掘ってスティック状に切り、マヨネーズで食べた。 数日前に収穫して茹でたカリフラワーも一緒に。 若い葉は天ぷらにした。 そのほか、自家製のサトイモはいつものように皮ごと焼いて塩で食べる。 イワシのツミレは、これも家で作ったカブやネギとあわせて小鍋にする。 カブの甘みと、その葉の苦み、いずれも美味だ。
けさは、鍋の残り汁でお粥を作り、庭でつんだワケギ、コリアンダー、ミントとシラス干しを 載せ、ナンプラーやごま油などをかけてアジアンな味わい。 しわわせを感じる朝だ。
ひさしぶりに朝から青空が広がっている。 秋の葉の色は、朝日を浴びているときがいちばん映えると思う。 色褪せたワラビの葉も光を通して見ると趣きがある (写真).
夏野菜が終わってやや寂しかった庭の畑で、カリフラワーが収穫期になった。 先週末にひとつ採り、今朝もまたひとつ。売っているものより2回りぐらい大きい。 ブロッコリーもそろそろ採れそうだ。 紫キャベツとハクサイは結球進行中。 春菊はときどき摘んで使っている。 あとは長ネギを使うときに引っこ抜く。 白いところが30センチ近くあるネギができている。 採りたてで、外側が乾いていないネギはうれしい。
管理職の任期はきのうが1327日めで、残りはちょうど500日。思えば遠くへ来たもんだ。
年に数ミリしか伸びない イチョウの短枝 (写真1, 写真2)を見て,自分の人生のようだ, いつか長枝のように伸びたい,と言った人がいた. でも,短枝は短枝で,その場で葉を広げて光を受けるという大切な機能を持っている.
心安らぐのは,休日の午前中の庭いじりや,ふとんの中での読書. 評価も勝ち負けも知ったかぶりもなし.
やればできると分かっていて,あとは人と予算をつけるだけなら, 研究としてはもう峠を越えている. 成果目標を設定し,その達成度を評価し,目標に到達していないとだめだというやりかたは, 事業を進めるにはよいだろうが,新しい展開につながるものではないだろう. 斬新な研究は,やってもできるかどうか分からないが,できると信じた人が全力で取り組むと, 時に成功することがある. その成果は,いま役に立つこともあるし,いつの日か役に立つこともあるし, 役には立たないけれど文化の厚みを増すこともある. 文化の厚みって好きだな.
生態学会の一般講演受付ページが稼働中. 私がお世話をしているオンラインシステムは少しずつ拡張・改訂しながら4年目になった. ほぼ安定しているが,手を入れたところに少しずつバグが入りこみ, あわてて直したり,訂正の連絡をしたり. 本当は毎回だれかに徹底してテストしてもらうべきなのだが, そこまでできていない.
先月の後半は,職場の林の下で センボンヤリの閉鎖花 が花盛りだった. 今は実が熟して,冠毛のポンポンができている (写真). キク科の植物の実は果肉が発達せず,果皮が種子にはりついた痩果(そうか)をつくる.
庭のドウダンツツジは真っ赤に色付いている (写真).
綱渡りが続いているが,まだかろうじて綱から落ちていないようだ.
人事係から「人事等に関する職員希望調査」が送られてきた. 私は自分の頭や手足を動かしたい.組織の運営を楽しいとは思えない. お世話係はできても,先頭で旗を振る役はできません, 次期中期計画に向けて研究所の体制の議論をする段階になり, ますますそのことを痛感しています,早くやめたい… ということを訴える作文をしよう.
ここにはのどかな絵日記を書きつつ,かなり綱渡り状態の日々だ. そのうち綱から落ちるのか.あるいは,本人が気付いてないだけで実はすでに落下中なのか. 落ちても痛いだけならかまいません.落ちたところで,また綱に乗るかどうか考えよう.
イチョウの葉が色付きはじめている (写真). 写真を横断して伸びているのは長枝で,そこから出ている短枝に葉が数枚づつ付いている. 写っている短枝はおそらく3年目ぐらいか.年に数ミリ程度づつだけ伸びる (短枝のアップ). あたらしい空間へと伸びていくための枝ではなくて, その場で葉をひろげる足場に徹している枝だ.
イネ科の草がいろいろな形の穂を出している. チカラシバの穂は,よく試験管洗い用のブラシにたとえられる (写真).
皮のままのサトイモをフライパンに載せ,もう一つ,ほぼ同じ大きさのフライパンを 裏返しにしてかぶせる.弱火にかければ簡単オーブンになる.芋の大きさによるが, 20〜30分ほどでやわらかくなる.あとは手で皮を向いて,ちょっと塩をつけて食べるだけ. ほくほくの芋の味を楽しめる. 今,一番気に入っているサトイモの食べ方だ.
去年作ったサトイモの子芋の掘り残してしまったものや,捨てたクズ芋が芽を出して, 庭の畑のあちこちに葉を広げた.涼しげだし,どうしてもじゃまなもののほかは放っておいた. 秋になって試しに掘りあげてみると,ちいさい芋がそれなりにちゃんとできていた. 包丁では皮をむけないような小さい芋も,フライパンで焼き芋にして無駄なくいただく.