明日から金曜まで,いろいろあって不在がち.
植物以外の生き物について,私はほとんど知識がない. それでも目が合ってしまったら写真を撮りたくなる. 写真を撮ったら図鑑を見たりネットで検索したり人に聞いたりして種類を調べる. 名前が分かって,これからまた出会ったときに 認識できるようになるのが嬉しい.
昨夜,雨のあとの畑で,カキチシャの葉の上に座っていたカエルはニホンアマガエルだった (写真). 目の前後の黒い模様がシュレーゲルアオガエルとの識別点だそうだ.
職場の構内でセンボンヤリがたくさん咲いている (写真). 林の下でしゃがみこんで,横に透かしてみるとあちこちに「槍」が立っている. たまたま閉じているわけではなくて, 最初から最後まで閉じっぱなしの地味な閉鎖花だ. 虫に花粉を運んでもらずに自分の花粉で種子を作るので, 目立つ花弁はいらない. 春にはちゃんとキク科の花らしい花が咲く.
庭に植えてあるツワブキの花は,鮮やかな黄色がいかにも目立つ (写真).
朝日を受けたススキの穂が池を背景に映えている (写真). 今年の夏はいまひとつ厳しさが足りなかったので, 秋の涼しさを喜ぶ気持ちも高まらないのが残念だ.
庭のサカキの枝にみっしりとついてしまったカイガラムシは,ルビーロウカイガラムシという 種類らしい(写真). ルビーのような色をしていてロウ物質でおおわれたカイガラムシ. ツバキ科やミカン科が好きらしい.
ちょっと前のこと.仕事最優先で働く管理職を身近で見ている人に, 「竹中さんみたいなのもありなんですねぇ,小学生の時間割りみたいに 時間が配分されてるんですねぇ」と言われた.
時間をどう配分するかは,限られた人生をどう使うかということだ. それは自分で決めたい. 日常を振り返るとずいぶんいろいろやっている気がする (そのほとんどはここには書いていない).それらが共存できているのは, 時間が相互侵略しないようにしているからだろう.
室内で育てているタマシダの葉を逆光で撮ってみた (写真). 球状の貯水組織を作るのが,タマシダという名前の由来 (写真). このタマのおかげで乾燥に強い.細い走出枝を伸ばして岩肌にも広がっていく.
PowerPoint や Acrobat Reader を使ってプレゼンをするときに便利なショートカットキーを 整理してみた.ほぼ反射的に使っているものもあれば, えーと,なにか方法があったはずだけど… というものもある.思い出すのに悩むようでは ショートカットの意味がない.使いそうなものを書き出して覚えてしまうことにした ( プレゼン用ソフトのスマートな操縦:ショートカットキーの覚え書き ).
通勤途中でコセンダングサの種子ができていた (写真). 熱帯アメリカ原産の外来種.
人間ドックは,問題ないと思うけどまあ1年後にまた見てみましょうという項目がひとつ, ここだけ見ると正常値の範囲外だけど全体としては問題ないでしょうという 項目がひとつ.再検査はなし.ぜひ健康な体で管理職の任期明けを迎えたい.
家の裏庭に生えているゲジゲジシダの葉に胞子嚢ができてきた (写真). まだ胞子が成熟していないので白っぽいが,やがて茶色くなる. イヌガンソクはふつうの葉とは別に胞子葉をつくっている (写真). イヌでないガンソク(雁足)はクサソテツのこと.山菜としてはコゴミと呼ばれている. イヌガンソクは食用にしないようだ. 以前に筑波山麓で撮ったイヌガンソクの写真を載せていた (写真).
5年の管理職任期をマラソンにたとえると(しょっちょうたとえてますが), 来週の水曜日は 30キロ地点となる. フルマラソンなんて走ったことないのに,たとえてどうするという気もするが. ともかく会議と評価と知ったかぶりの日々の終わりを待つばかりだ. やっと終わってさあこれからという時に体が壊れていては困る. あさっては人間ドック.
庭のセージはまだ咲いている.最近,ホシホウジャクがよく来ている (写真). 高速で羽ばたいてホバリングしながら,ひとつの花に数秒程度とどまって蜜を吸う.
白神で撮ったキノコの写真を,くわしい人に見てもらった. 見た目も香りももおいしそうだったのはツキヨタケ (写真). 日本のキノコ中毒の原因第一位だとか. マイタケみたいだと思ったのは クチキトサカタケ(写真). 希少種らしい. 横に走るストライプがおしゃれなのはツリガネタケ (写真). 立ち枯れた木の一面についていた白いキノコは硬質菌の一種のようだが同定はとてもむずかしい とのこと (写真). ほかにも以前に撮った写真を見せて名前を教えてもらった. なにごとも専門家というのはすごいものだ. 人それぞれにちがう種類の知識を持っていることの楽しさだ.
白神のブナ林の写真をもう一枚 (写真). 逆光気味なので幹は黒めに写っているが,それでも白地に 地衣の斑点が散在した,いかにもブナらしい樹肌が見える.
私の一眼レフには単焦点のマクロレンズを付けているので, 風景を撮るには人間が動き回ってよい撮影場所を探す必要がある. 山を歩きながら林の雰囲気や遠くの眺めをこまめに撮るには, コンパクトデジカメをポケットに入れておくのが便利だ. 林の雰囲気を撮るには 広角側(おととい載せた写真など), 遠景を撮るには望遠側(写真)を主に使う.
オオカメノキはすでに紅葉していた (写真).
夏休みから戻りました.白神山地周辺にいました (写真).
休み中も仕事がメールで追いかけてくるのは覚悟していたが, 白神岳に登っている途中で,携帯に会議の日程調整の電話がかかってきたのは きわめて興醒めだった.電源を切っておかなかったのが失敗だ.